実況百代『両者渾身の一撃を叩き込み、両者ダウン!!』
解説ルー『お互い凄い一撃だったネ』
実況百代『……これは引き分けになるか?』
解説ルー『まだ、10秒あるヨ。どちらかだけが立ち上がれば勝ちだネ』
実況百代『ではカウントしましょうか、ルー師範代』
解説ルー『そうだネ』
『『10!』』
「く…油断した…」
顎を打ち抜かれ倒れはしたが、クリスは意識を失ってはいなかった。
しかし、脳が揺れた為か体が思う様に動かない。
「立て!クリス!」
「立てば勝ちだよ!」
大和と京が大声でクリスに向かって叫ぶ。
『『9!』』
「がは…」
口から血を吐く準。クリスの必殺技を喰らった準は内臓を痛めていた。
両者ダウンでも、負った怪我は準の方が圧倒的に重症だ。
「さっさと立つのじゃハゲ!」
「立たねえと、タマ切り刻むぞ、コラ!」
「立ってください!クリスお嬢様!」
「いや、どっち応援してんだよ」
『『8!』』
「立ってー、クリスー!!」
「クリスちゃん頑張って!」
「立てー!立つんだークリス!」
「根性見せなさいよクリ!!」
「クリスなら立てるよ!」
「騎士の力を見せてやれ!」
2-Fの生徒達はクリスに声援を送る。
『『7!』』
「準ー頑張れー」
「ファイトですよ準」
「フハハハ、根性の見せ所だぞ準」
「井上君、頑張れー!」
「がんばれー、ウィっ」
2-Sの生徒達も準に声援を送る。
『『6!』』
「みんな…心配、するな」
皆の声援を受け、顎を殴られて頭がクラクラするが、クリスは上体を起こし立ち上がろうとする。
『『5!』』
「痛い、が、これ、ぐらい…」
準も痛む体に鞭を打ち、立ち上がろうとする。
『『4!』』
数秒とは言え時間経つにつれ、クリスの方は頭のクラクラが軽減していく。
「これなら…」
『『3!』』
「ごはっ」
一方準はさらに口から血が吐き出す。
無理に体に力を入れて立ち上がろうをするほど、鈍い痛みが増していく。
だが、怪我が悪化すると分かっていても、準は
『『2!』』
「私の勝ちだ!」
一気に立ち上がろうとするクリス。しかし…
「膝が…!?」
『『1!』』
「俺は…絶対に……」
『0!』
ワァァァアアァァ!!!!
生徒達の歓声が学校中に響き渡る。
カウントが終わった時、立っていたのは一人。
「それまで!! 勝者…」
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体育祭が終わり、土日を挟んでの月曜日の朝。
川神学園、
「皆知っていると思うが、一応、前で改めて自己紹介しておくか」
担任の呼ばれて一人の生徒が、教室の前に出る。
「甘粕真与です、宜しくお願いします」
川神戦役に勝利した2-Sの教室に、井上準が指名した甘粕真与の姿があった。
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
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