ゆずよもぎのシャンフロ妄想短編集 作:ゆずよもぎ
Twitterで宣言したやつです、9月中旬ってなんだっけ……?
シャンフロ1巻!! 発売おめでとうございます!!!
「……あの、隠岐さんっ!」
「?」
放課後、廊下を歩いていると誰かに呼び止められました。
今日は部活もないので早く帰ってノワルリンドさんとかくれんぼをするつもりだったんですが……誰でしょうか?
振り向くとそこには一人の男子生徒の姿が。ええと、確か彼は……
「藤河くん……ですよね? お隣のクラスの」
「……! はい! そうです! 今日は隠岐さんに伝えたいことがあって……」
いったい何でしょうか……? 心当たりは……ないですね。とすると……
「えっと……気づかないうちに失礼なことでもしちゃってましたか……?」
「そ、そんなことないですよ!」
これじゃないみたい。良かったぁ……
でも、本当に何なんでしょうか……。目線で促すと、藤河くんは一呼吸おいてから喋り始めました。
「隠岐さん。あなたの走っている姿が凛々しくて、かっこ良くて……そ、その、好きですっ、いつも応援してますっ!」
あ、走って行っちゃいました。でも、嬉しいなぁ……部活のみんなに応援されるのも嬉しいけど、やっぱり自分に
「ファンがいるって嬉しいことなんだなぁ……」
と、誰かに袖を引かれました。今度は誰でしょうか……?
振り返った先にいたのは同じクラスの美花ちゃんでした。複雑そうな表情でこちらを見ていて……あ、あれ? どうかしたんでしょうか?
「紅音……今の、多分告白だと思うんだけど……」
こくはく。告白。……!?
「こ、告白っ!? ですかっ!?」
「そうだと思うんだけど…………紅音、顔赤いよ? 大丈夫?」
え、ええ!? こ、告白って好きな人にするものですよね!? つ、つまり藤河くんは私のことを……って!? 今気づいたんだけどみんなが見てます……!!
「うわああぁぁぁ!! 恥ずかしいですうぅぅ……!」
「あっ逃げた!」
「さすが陸上部……」
「俺大会の映像見たけどあれより早いのでは……?」
―*─*─*─
『秋津茜よ、遅かったではないか。さっさと我と「かくれんぼ」とやらを……む、貴様顔が赤いぞ? 風邪でも引いたか?』
「だ、大丈夫です! さあ行きましょうノワルリンドさん!」
『ほ、ほんとに大丈夫なのか!? 勝手に病気にかかるなど許さんぞ貴様!』
「大丈夫ですから! 隠れんぼっていうのは……」
……隠れんぼが終わったら、さっきの告白について真剣に考えないと……ですね。
─*─*─*─
「あ! 隠岐さんが来たぞ!」
「みんなー! 紅音来たよー! ほら集合集合!」
「おら藤河! てめえこっち来い!」
翌日の朝、登校した私をクラスのみんなが……いや、他のクラスの人もいますね。学年のみんなが私を取り囲んで……わわっ!
「わっ、危ないっ!」
誰かに押されて倒れた私を、とっさに藤河くんが抱き留めてくれ……て……?
「ふみゃっ!?」
「ご、ごめんっ!!」
……多分今の私、顔が昨日以上に真っ赤になってると思う。
でも、ちゃんと言わないと伝わらない、よね。
「藤河くん!」
「は、はい!」
「私は――」
多分続きません()
執筆作業って疲れるんだねぇ……これまで文章を書いてた皆さん、ほんとに尊敬します……