スカーレット姉妹と共に過ごした時間   作:エルハイド

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とりあえず毎日投稿してます、エルハイドです。
今回はフランとレミリアの話の続きです。
それでは、ゆっくりしていってね


第3章 姉と妹[下]

「レミリア」

レミリアの部屋に来た。

フランは「お姉様とは出来れば顔を合わせたくない」と言っていたので部屋の外で大人しく待つように言った。

レミリア「あらエル、どうかしたのかしら?」

「んー、フランとレミリアの関係をフランから聞いてね。ちょっと聞きたいことがあったから」

レミリア「あー、そうなのね…」

レミリアがやや困った表情を見せる。

やっぱり、赤の他人である僕が姉妹の事で首を突っ込むのはいけなかっただろうか。

レミリア「……あの子は、なんて言ってたの…?」

「フランは……」

少し言葉を詰まらせる。

「…フランは、レミリアと仲良くしたいし、皆と仲良くしたいって言ってた」

レミリア「…そう……」

「それでね、レミリア」

レミリア「何かしら?」

「レミリアはフランの事をどう思ってるか聞きたいって」

やっと本題を言えた。

レミリア「そうね………それは貴方が来る前からそろそろフランにも伝えるべきだと思っていたわ。…そこに居るのでしょう、フラン?」

げっ、バレてた…。

フランは、怯えながらこちらへ来る。

フラン「……お姉様、フランは…」

レミリア「えぇ、分かってるわ。フランにとても寂しい思いをさせてしまったのは、私が原因だから…」

僕は、二人を黙って見守る事しかできない。

レミリア「フラン、貴女の能力は自分で良く分かってるわよね……?」

フラン「うん……でも、最近は少しずつ加減が出来るようになったよ……」

「確か……『ありとあらゆる物を破壊する程度の能力』だよね……?」

レミリア「そうよ。フランがここ最近になって自分の能力を抑えられるように頑張ってるのも知ってるわ。」

フラン「それなら……」

レミリア「えぇ、あの時フランを幽閉したのは嫌いだったからじゃなくて、フランの能力が凶暴だったから仕方なく…よ……」

レミリアが辛そうに言う。

フラン「お姉様……ごめんなさい……フランにこんな能力無ければ……誰も壊さなくて済んだのに…」

泣きながらレミリアに抱き着きフランはそう言う。

レミリア「いいえ……私だって悪いところはあるわ……」

この話を聞いてる僕も不思議と辛いのは何故だろう。

しばらく、フランが泣き続けレミリアがそれをあやす状況が続いた。

これは、お互いに和解したとみて良いと思った。

 

その夜、レミリアに部屋に来てと言われた。

今回は吸血では無くて別の用事らしい。

「入るよ」

ドアをノックして確認をとる。

レミリア「良いわよ」

ガチャっ

「……どうしたの?」

レミリア「今日はありがとう……おかげで、フランと分かり合えた…」

「僕は何もして無いよ…」

ほんとに何もしてない。

僕が手伝ったのはほんの最初の部分だけだから。

レミリア「…その」

「何…?」

レミリア「貴方も、吸血鬼にならない……?」

「えっ?」

いやいやいや、急過ぎじゃなかろうか。

レミリア「だって…いくら襲われる事があまり無いとはいえ、せめて戦える力があった方が良いわよ……?」

言われてみれば確かに…。

幻想郷では、大体の人が能力を持っている。

もちろん一般市民もいるのだが。

僕は能力を持たなきゃいけないらしいが、今の所能力が開花する見込みは無いし…

ということで、吸血鬼になって少しは力を持っておこうという事らしい。

「まぁ、そうだね…」

レミリア「…エルが決めなさい。無理にとは言わないわ」

「じゃあ、決めたら言うよ。それまで待っててくれる……?」

レミリア「もちろんよ。貴方は私の家族みたいなものなのだからね」

「うん、ありがとう」

そう言って部屋を出ようとする。

レミリア「あ……待って…」

振り返ると。

「え……っ」

ぎゅぅっとレミリアが僕を抱きしめる。

いやまぁ、レミリアは背が小さいので抱き締めると言うのは正しいか分からないけど……

「えー……っと……」

照れる。すっごい照れる。

何このアニメとかで見た感じの状況は……。

レミリア「あ……迷惑…だったかしら…?」

レミリアがゆっくりと離れる。

お腹辺りの温もりが抜けない。

「ううん、嬉しかった。…じゃあ」

レミリア「ええ…おやすみなさい…」

レミリアも少し照れてる……

自室に戻ると、そんな一瞬の出来事を忘れたくないなと思いつつ眠りにつくのだった……。




ふぃーっ。
とりあえず仲直り出来て良かったですね。
次回……は、雑談とかになるのかな?
いや、話はちゃんと書きますけどね。
ではでは。
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