エロいことしようとしてたら最強の魔導師になっていた 作:100000
少しだけ話を修正しました。たくさんのご意見ありがとうございます。ほんと助かってます。まだまだダメなところばかりですが今後もいろいろ教えて下さるとたいへん嬉しいです。
今日から学校に行くことになっている。先日担任の先生と思われる人から連絡が入っており、どうやら学校まで送り迎えしてくれるバスが来るらしい。前世とか歩いてしか学校行ったことないのだが。私立って凄い。
…ん?じゃあ俺って既に形成されたコミュニティの中に一人で突っ込んで行くの?ま、まぁ相手は小学生だし?俺ぐらいのイケメンになれば打ち解けるのも余裕だし?
玄関で待ってるとバスがやってくる
大丈夫大丈夫。相手は子ども相手は子ども。俺の方が上俺の方が上………よし!
いざ!出陣!
かっはああああああああぁぁぁ!!!
いや〜イケメンって基本的に得しかしないよね!
結局そそくさと空いてる席に座るしかなかったけど向こうから話しかけてくれたし!上級生も優しくしてくれるし!
顔が!この顔が!いっけないんだよなあペチペチ
結局上級生さんには職員室まで案内してもらった。いや普通にいい人だった。ごめん勝手に顔で人との接し方変える人だと思ってしまったわ。
職員室に着くと担任の先生と思われる男の人からようこそ!と言われる。あ、熱血系なんですね。イケメンはクール系が個人的に好きなんでなしで。
あ、女の子ならかわいければオールオッケーです。
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『転校生だってー!』
『誰だろうねー!』
「ふん!皆浮かれちゃって転校生がなんだっていうのよ」
「あはは……」
アリサちゃんが転校生という話題に浮き足立つクラスを見て愚痴をこぼしています。隣のすずかちゃんも思わず乾いた笑みをこぼしてしまっています。
私の方はクラスの皆と同様少しソワソワしてしまっています。なぜならその転校生というワードに僅かながらに期待を込めてしまっているからです。
「そういえば最近すっごいかっこいい子がここら辺に引っ越してきたって聞いたよ」
その噂にピクっと思わず反応してしまいます。
「あら?なのは何か心当たりあるの?」
「え、えっとなんでもないよ…あはは」
「ふーん?ふーーーーん?」
私の反応が気になったのかアリサちゃんから質問を受けました。思わず否定しましたが、疑われてしまいました。
「えーとね、その引っ越してきた子とは会ったよ。でもこの学校に転校してくるかは分からないかな…」
嘘は言ってません。本当はその子とは一緒にご飯食べたり、お話したり、ひ…膝枕もしてもらいましたがそれを言うのはどうしてか躊躇ってしまいました。
「へぇー、どんな子だったの?」
すずかちゃんもその子に興味があるようで質問してきます。
「その子は…とても不思議な子。とてもかっこよくて優しいんだけど、時々同じ小学生なのかな?思うときがあるの。あ、でも危ない感じじゃなくてなんだか大人びた感じっていうの?とにかくとてもいい人だよ」
「………」
「………」
アリサちゃんとすずかちゃんがキョトンとした顔をしてます。あ、あれ?私変なこと言ったかな?
二人はお互いの顔を見合わせると少し意地悪な顔をしました。嫌な予感が……
「ちょっとなのは〜。やけにその子に詳しいじゃない?本当に会っただけ?本当はもっと色んなことしてたんでしょ?」
「え?」
「ごめんね、なのはちゃん。でも出会っただけの人にそんなに好印象抱くのってちょっと変でしょ?ねえねえその子のこともっと聞かせてもらってもいい?具体的になのはちゃんがその子のことどう思ってるかも含めて」
「え、えっと…えっとね?」
そんなに顔に出ていたかな?どうしよう…。その子のことが好きなんて恥ずかしすぎて言えないよ。
『ホームルームの時間だ!』バアン!!!
「ほ、ほら!先生が来たから席に着こうよ!」
「あ…」
「む…まぁいいわ。休み時間にまた話し聞かせてもらうわよ?」
よ、よし。ホームルームの時間に彼との馴れ初め…じゃなくて言い分を考えておかないと…!
『君たち!先週から言ってたとおり今日は転校生がやってくる!!!』
先生の言葉にクラスの皆が沸き立ちます。すずかちゃんも、見ればアリサちゃんもソワソワしてるように見えます。
『まずは自己紹介からだ!入ってこい!』
転校生…どんな子だろ?
「はい、失礼します」
…………………え?
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「はじめまして。先週ここ海鳴市に引っ越してきました、剣崎暁斗です。よろしくお願いします。」ニコッ
決まった(確信)
今この場にいる女子は俺の美貌に堕ちました(ログ)
特に目立った挨拶でもない。いきなり尖ったところを見せるよりも当たり障りのない挨拶をしてみんなの反応を見てから接し方を変えていこうという方針にすることに決めたのだ。
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廃案1:フハハハハ、我こそは!
廃案2:僕の名前は剣崎暁斗。よろしくね子羊ちゃん。ニカッ
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さてみんなの反応はどうだろうか?
『…………』
あ、あれ?もしかして普通過ぎた?普通過ぎて俺のイケメン顔とのギャップに驚いてしまったのか?
『かっこいい!!』
『テレビ出てそう!』
『きゃあああ!!!』
『イケメン死ね』(((ボソッ
よ、よかった。ポケ〜ッとしてたのはただ驚いてただけか。やめてよね、そのどっか外国みたいな驚き方。
あとお前、顔覚えたから。ちゃんと聞こえてんぞコラ。
『よし!じゃあ暁斗くんを新しいクラスの一員として迎え入れたことだし席替えするぞぉ!』
『わああああああああああああ!!!』
うるさっ!
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先生が席替え用のクジを作ってる間は空いてる席に座る。てかこれ席替えする意味あんの?俺に関して言えばどこに座っても初めての相手になるんですが。
「あきとくん!」
「お、なのはちゃん。おはよう」
「おはよう…じゃなくて!転校生ってやっぱりあきとくんだったの!?」
なんということでしょう。隣にはここ最近では会わない日はないほど仲良くなった高町なのはさんがいるではありませんか。いやまぁ入った時点で気づいてたけど。やっぱアニメの世界ってモブもかわいいけど主人公とかのネームドキャラはダントツでかわいいよな、目立つ。
「もう!ここに転校するなら言ってくれればよかったのに!」
「いやまさかなのはちゃんと同じ学校とは思ってなかったよ」
これ関しては本当である。なんなら一つ年上だと思ってるまである。
「「へぇ〜…」」
俺となのはちゃんが話していると後ろの方から何やら怪しい声が聞こえる。振り返ると紫髪と金髪の女の子がそれぞれニヤニヤしながらこちらを見ていた。
「かっこよくて優しい人…ね〜」
「とってもいい人…ね〜」
何を言ってるのかは分からないがそれ以上に隣のなのはちゃんがめちゃくちゃあたふたしてるのがかわいいことが気になるいいぞもっとやれ。
「どうかした?」
「わーーーーー!アリサちゃん!すずかちゃん!だめーーーー!」
女の子二人組の間になのはちゃんが割って入る。え、なにくっそどうでもいいんだけどそれはそれで露骨な反応示されると気になるのだが。
「いえいえ〜何もなくてよ〜」
「頑張って!なのはちゃん!」
誰やねん。あんなの同人誌で見かけたか?居たんだろうけど知らないから魔法少女じゃないサブキャラかもな。
「…うぅ」
とりあえず顔真っ赤で俯くなのはちゃんかわいいとだけ記す。いい加減にしないとそろそろロリコン発病するぞ?
さて、席替えとのことだが。まぁ運に任せて気ままに過ごすのもいいけど
せっかくだし不正するか
やり方は簡単、くじを引く…前に時間を止めて自分が座りたいくじが出るまで引きまくる、以上!
よし窓際確保。やっぱりイケメンには窓際が似合うよな。今の俺の席は窓際のちょうど真ん中だ。となると、前後と右の席に誰かが来ることになる。正直誰が来ても落とせるが、この際だから原作に関係ありそうなさっきのサブキャラさん近くにするか。あとなのはちゃんも。
はい、席替え終了。
時間止め過ぎたせいか体がだるいけどまぁ問題ないでしょ。席替えは、特に女子の争いが凄かった。君ら男子への交渉術(脅迫)やばいな。先生引いてたぞ。てか俺の周囲女子しかいないんだが。他に男は……おいお前さっき俺に死ねって言ったやつやんけ。
「よろしくね。わたし月村すずか」
俺の隣に来たのは月村すずかという女の子。大人しそうな子だ。金髪の子、アリサというらしいがうるさそうだったので前に。なのはちゃんが隣だと、こっちが授業に集中できないので後ろにした。
「あぁ、よろしく。すずかさん」
「ふふ、すずかでいいよ」
「む〜」
後ろで不貞腐れてるのがいるが取り敢えず無視でいいでしょう。どうせ休み時間でめっちゃ喋るだろうし。
「アンタ引っ越して来たんだってね。この学校のこと知らないんだったら私が案内してあげるわよ?」
偉そうな金髪が話しかけてきた。てめえ顔が良ければなんでもいいと思うなよ(ブーメラン)
「そうだな、せっかくだしよろしくお願いするよ」
「むー!」
さて、ホームルーム終わったらチョロチョロなのはちゃんのご機嫌でも取りますかね…
授業。その内容は所詮小学校のものでしかない。大学までしっかり勉強していた俺にはそんなものは一切通用しない。
俺の頭の良さ、お前らに教えてやるよ!!!
一限目:英語
ぷっ…。所詮小学校の英語とか絵を見せて先生と同じこと言ってワイワイやるだけのレクリエーションだろ?やれやれそんなの少なくとも俺にはやる意味が見いだせないね!
え、ゴリゴリの英会話なんですが。俺、英語は読むのは高校くらいのレベルならいけるけど話すと聞くはボロクソなんですけど。
先生がこれからやることを英語で教えてくる。何を言ってるのかあんまり理解できないが、ジェスチャーからなんとなく何をすればいいかは分かる。
しかもどうやらこの授業、生徒側も英語で話さないといけないらしい。ハードル高い。私立凄い。私立怖い。
「Nice to meet you」
隣のすずかちゃんが微笑みながら話しかけてくる。そんな涼しい顔で英語使う小学三年生とか恐怖以外何も感じないのですが………
なんか前の席のアリサちゃんが英語の先生相手にガチの英会話してるんですが……
……どうしよう、帰りたい
二限目:算数
くっ…!一限目の休み時間にアリサちゃんに煽られてしまった。だが英語では遅れをとったが、算数なら俺が一番できるはずだ!小テスト?満点で当たり前だろうがァ!
休み時間、一問間違えのアリサちゃんを煽り倒した。なのはちゃんも全問正解していた、偉いぞ〜。
三限目:体育
くはははは!!!このチートスペックを持つ俺にかけっこで貴様らが勝てるわけないだろうがー!
え?すずかさん?なんで俺と並走できてるんですか?
なのはちゃんって主人公なのに体育苦手なんだな、意外。
四限目:学活
先生が町の作りやお店のはたらきを導入に将来のことについて取り上げていく。俺はできるなら魔法使って仕事したいけどこの顔だしな〜。案外アイドルも捨てきれんな。
ん?アリサさんや、脇の間から見えるがお主落書きしてるな?授業ちゃんと聞けや。何書いてんだ?
あ、なのはちゃんじゃん。
あら〜^^(キマシタワー)
給食はお弁当………あ。
「お弁当忘れた…」
「あら」
「…!ならあきとくん!わたしのお弁当分け─」
『あきとくん!こんなこともあろうかと君の弁当は先生が用意しておいたぞ!』
なのはちゃん…どんまい。
先生、気持ちはありがたいのですが後ろのなのはちゃん凄い顔になってるので出来れば早めに退散した方がいいですよ。
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「学校楽しいな…」
時間はすっかり放課後、転校生あるあるの質問攻めにもなんかうぜぇと感じながらも今日一日、何年ぶりかの学校生活を味わった俺に懐かしさとともに胸に到来したのは明日もまた行きたいという気持ちだった。いや前世の学校生活も楽しくなかったわけではないが、ここまで楽しいものではなかった。
「何か言った?あきとくん」
「うん?いや何も言ってないよ。それじゃまたあした」
「あ…あきとくん!」
「ん?」
さて帰ろうかという時になのはちゃんが話しかけてくる。
「今日は…うちに寄ってかないの?」
どうやらご飯のお誘いのようだ。なのはちゃん家の飯はめちゃくちゃ美味いのだが、流石に何度もご夕飯を預かるのは申し訳ないと思うから断ることにした。
「すまんな今日は俺の家で食べるよ。そう何度もおじゃましては悪いしな」
「う、うん。そうだよね…」
シュンと項垂れるなのはちゃん。だからいちいちかわいいんだよ。そんな姿見せると庇護欲湧いちゃうだろ。しょうがないな。
「じゃあ明日、もし良ければご馳走になりに行ってもいいかな?」
「うん!」
パァーっと一気に笑顔になるなのはちゃん。だからいちいち(ry
「なのは、完全にベタ惚れしてるわね」
「なのはちゃんいいなぁ〜」
おいそこのサブキャラ二人組聞こえてんぞ。俺は超絶イケメン転生者だぞ、惚れないわけがないだろ(真顔)
一緒に帰ってもよかったが、なんか寄り道するらしく面倒くさそうなのでさっさと帰ることにした。
てかなんで登校はバスで下校は徒歩なの?
はぁ〜つっかえ。
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その夜。
俺の家には一通の手紙が送られる。
拝啓『けんざきあきと』様
転生ライフいかがお過ごしでしょうか。
こちらは個性豊かな転生者たちを送り出す充実した日々を過ごしております。
さて、前回申した今後一切支援はしないという話でしたが一つ備え忘れていた物がありましたのでお送りします。今後の転生ライフに役立てていただけると幸いです。
追伸
原作突入おめでとうございます。
けんざき様のこれからの益々のご活躍を願っております。
…毎度思うけどこの神様凄い礼儀正しいよな。
そんな丁寧な手紙と一緒に入ってたのは、
『はじめましてマイマスター』
なんか喋る星型の真っ赤な宝石の付いたペンダントだった。
てか原作いつ始まってたの?情報量多すぎて整理つかないんだけど。
ユーノくんはちゃんと拾われました。
次回番外編登場キャラ
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いつもの3人
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大天使ヴィータちゃん
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戦闘狂シグナム
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スバルとかティアナとか(その他)
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(できる限り)突っ込めって言ってんだよ!