エロいことしようとしてたら最強の魔導師になっていた   作:100000

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大天使ヴィータちゃんがアンケートに入っておりません。大変申し訳ございません。一応その他があるのでヴィータちゃん推しのロリコンさんはその他に投票してください。アンケートの枠の都合上、仕方なかったんです。…こうなったら高町なのはを消すしか…!


コソ練してたらデバイスと合体した話

「俺も砲撃魔法を撃ってみたい!」

 

『ふむ、とうとうそれが来ましたか』

 

フェイトちゃんの傷を治したり、何故かなのはちゃんは顔を赤くしてこっちを避けていったり、高町男子ズからは凄い形相で睨まれたり、はやてちゃんが俺の家に住みたいとか言い出したりと色々なことがありながらむかえた週末…

 

なのはちゃん達 は 温泉 へ むかった!

 

一応誘われたのだが、小学生とはいえ女三人に男一人は居心地悪いことこの上ないのでお断りさせていただいた。

 

そんなわけでこの週末はジュエルシード集めもやってもよかったが、またなのはちゃんに怒られるのも嫌なので自己強化をすることにした。

 

「ということでスコル先生、お願いしまーす!」

 

『了解しました。死ぬことを望む程度に厳しくするので覚悟してください』

 

「どうせできるんで大丈夫でーすwww」

 

『さて、今日はもうシャットダウンしましょうか』

 

「待って!ごめんなさい!ちゃんと言うこと聞くから!」

 

『…はぁ、では砲撃魔法の講義を始めます』

 

「よろしくお願いします!」

 

─────────────────────

 

 

 

 

『では始めに、マスターはなのはさんが撃つような砲撃魔法を撃ちたいのですね?』

 

「うん」

 

この前のクソデカ大樹を吹き飛ばしたなのはちゃんの砲撃魔法、不覚にもカッコイイと思ったし自分もアレをやってみたいとその時から思っていた。

 

『後述しますが、いきなりなのはさんのように撃つのは無理です』

 

「え」

 

え、撃てないの?そんな馬鹿な。主人公補正というのは俺の圧倒的才能パワーすらも上回るものだったのか…?

 

『当たらずも遠からずです。彼女があそこまで砲撃魔法ができるのは一重にレアスキルのおかげです』

 

「レアスキルか…」

 

そういえば前、煙魔導師と戦った時もレアスキルとか言ってたな。

 

『なのはさんのレアスキル"魔力収束"が砲撃魔法の威力、精度をかなり押し上げています』

 

「で、俺にはそれがないと」

 

『はい、同じ威力は撃てるかもしれませんが例えば同じチャージ時間で砲撃魔法を放った場合、マスターとなのはさんでは雲泥の差が出ることでしょう』

 

「うん?一応同じ威力は撃てるんだよね?」

 

『まぁチャージに時間をかければですが』

 

「なら時間停止した状態でやればいけるくね?」

 

『ただでさえ魔力を使う砲撃魔法を現状一番魔力を使う時間停止を重ねるんですか?』

 

「た、たしかに」

 

スコルの言う通りだ。砲撃魔法がどれだけ魔力を使うのか分からないけど時間停止した状態でそんなことしてたら最悪一発で魔力が枯渇してしまう。

 

『そういうわけです。まぁ拘束魔法などで相手を抑えてればいいですしそこについては対策を考えていきましょう』

 

「はーい」

 

─────────────────────

 

 

 

流石に街中で砲撃魔法を撃つわけにもいかなかったので海岸の方へ移動する。季節は春ということもあって人気がないのは好都合だ。まぁ結界張れば問題ないのだろうけど。

 

「セットアップ」

 

よし、じゃあ行くか!

 

『それでは簡単に砲撃魔法の仕組みの話をしますね』

 

「うぇい!」

 

『真面目にお願いします』

 

「うぇいうぇい!」

 

『………砲撃魔法は魔力の集中、圧縮を経て撃ち出す強力な攻撃です』

 

あ、無視された。

 

『こういうのは基本デバイスが補助をするのですが術式の内容的に魔導師自身のポテンシャルにかなり左右されます』

 

なら、俺天才だから問題ないね!

 

『そっすね。まぁ物は試しです。マスター、ライフルを構えてください』

 

「え、カタナじゃ無理?」

 

『そもそもそういう機構を搭載してないので魔力制御がまだまだ未熟なマスターには無理です』

 

うるさい、未熟言うな。でもカタナは無理かー。まぁなんのためにライフル持ってるんだって話になるから今回は自重しよう。

 

転送されたライフルを浜辺から海の方へ向けて構える。

 

「これ、海に向けて撃っても大丈夫?」

 

『この星の自然界に魔法生物はいませんので結界からあらかじめ弾かれています。思う存分やってください』

 

「よし!スコル、よろしく!」

 

『砲撃魔法、術式展開開始』

 

スコルのアナウンスと共に俺の足元に幾何学的な紋様を形作った魔法陣が浮かびあがる。

 

『ではマスター、準備が済みました。砲撃魔法の基本は魔力の集中、圧縮です。周りに魔力は感じられますか?』

 

スコルの言葉を聞き、周囲の魔力を感じるために集中する。

 

……うん、感じられるな。

 

『では、それを銃口に集めるイメージを作ってもらっていいですか?』

 

イメージというとなのはちゃんのアレをイメージすればいいのかな?

 

なのはちゃんがディバインバスターを撃ってた時の魔力の流れをイメージすると銃口の先に魔力が集中し始めた。

 

『…やはりこちらの想像を上回ってきましたね。こちらの補助なしで一気に発射可能域まで集まりました』

 

え、もうそんなに集まったの?

 

………いやー、やっぱり世の中才能だよね!恵まれた人間が勝つんだよね!なんだよスコル、あれだけ難しそうな雰囲気出しておきながらこの程度だったのかよ驚かせやがってー!

 

『調子に乗るな。ただ発射は可能ですがどうしますか?一度撃ってみますか?』

 

「おう!」

 

『ではトリガーを引いてください』

 

「あ、待って」

 

『なんでしょう?』

 

「魔法の名前決めてないよ!」

 

『そんなの後にしてください。こうして維持してる間も魔力は消費されてるんですから早くしてください』

 

なぜこのデバイスは男のロマンを理解してくれないのだろうか。技にはカッコイイ名前を付けてなんぼだというのに。

 

『機械なので』

 

「いつかわからせてやる」

 

『はよやれ』

 

スコルが少し怒った雰囲気を出し始めたのでトリガーを引いてみる。

 

「うおおお!!」

 

海に向けて放たれたビームは水面に着弾すると同時に高い水柱を立てる。

 

しかしビームの迫力はなのはちゃんのと比べると見劣りするものだった。

 

『次は私も補助に回りますのでだいぶマシになりますよ』

 

「そういうことなら頼むぞ」

 

今のが俺の実力ということか。さて、スコル込みならどこまで伸ばせるんだろうね。

 

『それでは演算を開始します』

 

スコルの言葉と同時に再度魔力を集中させる。

 

「おぉ!?さっきと全然違う!?」

 

銃口の先に集まった魔力は先程とは比にならないほど収束しているのがよく分かった。さっきは集まった魔力はハンドボール程度の球体だったが、今のは直径60cmはあろうかというほど大きい。

 

『どうですか?デバイスの補助がいかに大切か分かりましたか?』

 

「スコル!これ撃っても大丈夫だよね!?」

 

『聞け』

 

スコルが何か言っているようだが、俺は砲撃魔法を放つ興奮にそれを聞き取ることができなかった。

 

『さて、術式の展開は完了しました。いつでもどうぞ』

 

「よし、いくぞ!」

 

─スナイプブラスタアアアアアア!!!!

 

思いつきの名前を叫ぶとともにトリガーを引く。バチバチとデバイスが放電しながらピュウと高い音を出して光線状になった魔力が海の方へ伸びていく。

 

あれ?なのはちゃんのは極太だったのに思ったより細いな、俺の砲撃。

 

と思ったのも束の間、先程とは比にならない爆音とともに海が陥没したんじゃないかというほど水が空高くうち上がる。

 

「……えぇ」

 

威力を見た感じではなのはちゃんが撃ってたのとそこまで変わらないように思うんだが。

 

『魔力の圧縮率が高いからですね。なのはさんは魔力を集めるのはレアスキルもあってかなりのものですが、この圧縮に関してはマスターもなかなかですよ?』

 

なるほど、つまり魔力を圧縮しすぎたからビームみたいになったのか。結構奥が深いな砲撃魔法。

 

「よし!じゃあ次は……うん?」

 

『魔力消費には………え?』

 

俺もスコルもおそらく見る方向はまったく同じ。俺の砲撃魔法でできた渦潮が何故か治まらない。というか中心の方から魔力のようなものを感じる。

 

うーん、なんか最近これと似たような反応を感じたようなないような……

 

『なに寝ぼけてるんですか。この反応、どう見てもジュエルシードです』

 

ですよね……。なんで急にジュエルシードが出てきてんの?

 

『…おそらくというか十中八九、我々が放った砲撃魔法が原因かと』

 

……スコルのせいじゃん。

 

『マスターが悪いです』

 

「はぁ!?そもそもこんなにヤバい砲撃魔法にしたのお前の補助があったからだろうが!責任取ってアレ封印してこいよ!」

 

『マスターが砲撃魔法をしたいと言ったから私は手伝ったまでです。そもそもデバイスの責任は使用者に向かいますので私に非はありません』

 

「じゃあデバイスなら前もって探知なりなんなりして安全確認しとけよ!」

 

『そもそも非活性化状態のジュエルシードは反応はかなり微弱です。マスターは私にこんな大海原の中で特定の小石を見つけてこいと言うのですか?』

 

「やれよ!」

 

『無理』

 

「むっきいいいいいいいいいい!!!!」

 

『それリアルで言う人いるんですね』

 

そんな言い合いをしていると雷が落ちたような音とともに渦潮の中から()()()を放つジュエルシードが出現する。

 

…………え?

 

「スコル…これってさ」

 

『…マスター、セットアップを』

 

スコルの言葉を聞いて、セットアップした俺を襲ったのは

 

視界を覆うほどに大きな津波だった。

 

─────────────────────

 

『艦長!ジュエルシードの強大な反応を検知しました!』

 

「場所は?」

 

『第97管理外世界"地球"です!』

 

「分かったわ。……クロノ執務官、出撃を命じます」

 

「了解した」

 

「ようやく見つけたわ、ジュエルシード」

 

さて、こっちが反応を掴んだということは向こうも同じなはず。これは争奪戦になるわね。

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

「おっぶぇ!」

 

─時間停止─

 

反射的に時間を止めて、飛行魔法を発動、空中に回避する。

 

─時間停止、解除─

 

「スコル!状況教えて!」

 

『ジュエルシードがこちらを攻撃してきたようですね。我々の魔力で覚醒したからなのか、もしくは他に原因があるかもしれませんが、なんにせよ戦闘は避けられません』

 

「やべぇよやべぇよ、これまたなのはちゃんに怒られちゃうやつだよ」

 

『それはそうでしょうが、今は目の前のことに集中してください。ジュエルシード、どうやら六つ覚醒してるようですよ』

 

「六つ!?」

 

マジかよ、六つ全部反応させてしまったのか。これってもしかして何か良くないことを引き起こすのでは?

 

『もしかすると共鳴してヤバいことが起こるかもしれませんね。前見た黒い煙も見えますし既に悪いことは起こっています』

 

「と、とりあえず一つずつ封印していこう!」

 

『賛成です。ただし、慎重にお願いします』

 

「おう!」

 

ライフルを構える。ジュエルシードは黒い煙を発しているようだが、それを纏うようなことはせずバチバチと雷を放ちながら六つとも密集している。

 

「スコル、これって一個ずつ引き剥がした方がいいよね?」

 

『六つ同時封印はどう考えてもリスキーですからね』

 

「了解!」

 

ジュエルシードの内、一つに照準を合わせ、引き金をひく。

 

ライフルから放たれたビームは当たる直前に、バリアに阻まれた。

 

「うーん、やっぱりそうだよね」

 

『……今の障壁魔法の強度はなのはさん並でしたね』

 

マジか、じゃあチャージ無しのライフルじゃ歯が立たないじゃないか。となると、カタナか覚えたての砲撃魔法か〜。いやーカタナであの中に突っ込んでいきたくないな〜。

 

ジュエルシードが怪しい光を放ったと同時に魔法陣が展開、複数の魔力球が浮かび上がると同時にこちらへ飛んでくる。

 

「やばっ」

 

飛行魔法で回避しようとするが、どうやら追尾型らしくこっちの後ろをピッタリとついてくる。

 

「撃ち落とす!」

 

後ろに振り向きながら、ライフルで追従してくる魔法弾を撃ち落とす。さらに2発が俺の先に回り込んでいたが、それもそのまま回転しながら撃ち抜く。

 

「今度はこっちの番だ!」

 

『カタナ、転送完了』

 

スコルがこっちの意思を汲み取って、カタナを転送してくれた。ナイスサポート。今度一緒にエロ本読もうな。

 

『サラッとそっちに引き込むのはやめてください』

 

何か失礼なことを言われた気がしたが構わず刀を握りしめ突っ込む。向こうも迎撃に魔法弾を撃ってくるが全て回避できるレベルだ。

 

「はぁ!」

 

体を回転させ、威力を増加させながら浮遊するジュエルシードのうち一つにカタナを振りおろす。

 

「やっぱり硬いな!?」

 

手に返ってくるのはビリビリとした痺れ。カタナはジュエルシードを捉える前にバリアに阻まれた。その硬さはまるで鉄の棒をコンクリートの柱に叩きつけているような心許なさすぎる感覚だ。

 

刀の痺れを感じていると周囲に魔力を感じる。周りを見ると先程と同じような魔力球が俺の周囲をこれでもかというほど浮遊していた。

 

「やば」

 

─時間停止─

 

時間を止めて、すぐさまその場から引く。

 

─時間停止、解除─

 

「…危ねぇ」

 

周囲に浮遊していた魔力球が一斉に爆発し俺がさっきまでいた場所は魔力が放つ光で爛々と輝いていた。もし時間を止められなかったら自分があの中にいたのだと思うとゾッとする。

 

『…マスター、ここは撤退を』

 

え、なんで?

 

『あのジュエルシード、まるで意志を持っているかのように攻撃の手段を変えています。先ほどの攻撃はマスターが逃げられないようにするためにやったようですがそれが避けられたとなると次はさらに狡猾になるでしょう。それが六つ…何かしら対策を立てないと取り返しのつかないことになります』

 

俺がここで引いても取り返しつかなくね?

 

『それは他の人の話です。私はマスターの話をしています』

 

それそうだけどさ、ここでやっておいた方が後々都合がいいんだよね。

 

『どういうことですか?何か対策でもお考えで?』

 

いやなのはちゃん今温泉じゃん?

 

『はい』

 

ここで引いたらどのみち対策立てて戦うから長引くじゃん。

 

『ま、まぁそうですね』

 

そしたらさ

 

()()()できなくね?

 

『………………………………は?』

 

いやだからさ、冷静に考えてみるとなのはちゃん達温泉じゃん?俺いないじゃん?つまり俺が覗きをしてもあやしまれないじゃん。

 

『……すいません、なにをどう冷静に考えてるのか分からないのですが』

 

実は元々砲撃魔法を完成させたらなのはちゃんの所に覗きに行こうかな〜って思ってたんだよね。

 

『もうヤダ、このマスター』

 

あなたのご主人様ですよ〜。

 

「でも現状何もないよね」

 

『……別に無くはないです』

 

え、あるの?

 

『まだ調整中で下手すればマスターが消滅しますが』

 

は?

 

「そんな諸刃の剣は求めてな──」

 

流石に喋りすぎていたらしい。再びジュエルシードが魔力球を生成、射出してきた。

 

「でも!それしか!方法!ないんでしょ!?」

 

さっきよりも数が多く、加えて軌道も複雑になってきていよいよこちらを仕留める気が見えてきた。

 

『下からも大規模な魔力を感知しました』

 

「はぁ!?」

 

スコルの言葉を聞き、下を見るとなんと海の水が回転し、ドリルのようになりながらこちらに向かってきていた。

 

回転しながら上下左右に、時々急旋回しながら避けてるなか、どうにかそれを避ける。

 

しかし必死なって避けてるこっちを嘲笑うかのように今度は避けたそのドリルが弾け、中から大量の光弾が飛んできた。

 

「いやレパートリーィ!」

 

─時間停止─

 

たまらず時間を止めて安全地帯まで撤退する。

 

「…スコル、さっき言ってたやつやってみない?」

 

『………危険ですよ?』

 

「それはモノによるだろ?もしかすると案外問題ないかもしれないし」

 

『……やろうとしてることは簡単に言うと"合体"です』

 

……はい?

 

「スコルと俺が?え、機械と合体ってもう俺の体が原形を保つとかそのレベルの話じゃないよね?」

 

『融合ではありません。私とマスターの魔力リンクを同調させることで基礎能力を飛躍的に上げるだけです』

 

…融合ではなく同調か。うーん、うまいイメージが浮かばないな。でもこれって何か危険性を孕んでいるのか?

 

「スコル…」

 

『危険性についてですが、私とマスターが合体…つまりユニゾンした場合マスターの精神が私の人格と合わさり消滅する可能性があります』

 

「え、怖っ!?」

 

俺とスコルが合体、肉体的にではなくて精神的にみたいな感じか。面白そうだけどそれで自分が消滅なんてしたら元も子もないな。

 

「どうやったらそれを回避できるんだ?」

 

『そこは私とマスターの相性ですね。精神的にも魔力的にもですが』

 

「魔力の相性ってどうやって分かんの?」

 

『魔力的な相性は私はマスター専用デバイスなのでチューニングしなくて大丈夫です』

 

ふむふむ、つまり精神的な相性だと?

 

『そうですね、信頼関係というか性格的な相性です』

 

「なんだそれ」

 

急に恋愛診断みたいになったな。あなたと私は付き合ったら絶対に結婚までいくよ!的な感じになったらユニゾンできるってか?

 

「それならもういっそスコルと結婚すれば全部解決じゃん」

 

『わ、私はデバイスですので結婚するのは……その……』

 

いやいやできないのは当たり前だろ?デバイスだぞ?機械だぞ?流石に無理があるだろ。世間体気にするとかのレベルじゃないし。

 

『……………死ね』

 

「えええええええええ!?」

 

お前が無理って言ったんだろ!?なんで俺が罵倒されなくちゃいけないんだよ!?

 

『マスターなんかもう知りません。勝手にやられてください』

 

誰お前!?そんな口調じゃなかっただろ!?急に可愛くなってんじゃねえぞ!ギャップ萌えに弱いんだよ俺は!

 

「と、とにかく信頼関係なんだろ?それなら大丈夫じゃないか?」

 

『この流れでどこが大丈夫って思えるんですか?』

 

「うーん、スコルって俺のこと信頼していない?」

 

『私はあなた専用のデバイスですよ?信じてないはずないじゃないですか』

 

「なら問題ないだろ」

 

『はい?』

 

スコルはどうやら勘違いしていたようだ。まぁこういうのって思考を読み取るよりもそう考えてようやく気づけるものだからな。

 

「俺はスコルを手にしたあの時からずっと信じてたぞ。まぁイラッとすることは多々あったが別にそれだけだしな。それに俺もうお前以外のデバイス使うつもりないしな」

 

『………マスターは卑怯です』

 

「えぇ…」

 

卑怯って俺なんか姑息なことしたか?

 

『ともかく問題ないことはわかりました。ではユニゾン準備を始めます。時間停止を解除してください』

 

─時間停止、解除─

 

スコルに言われた通りに解除する。

 

するとジュエルシードはこちらの動きを察していたかのように素早く魔法陣を展開、ビームを放ってきた……て!?

 

「スコスコスコスコルさん!?」

 

『安心してください。すぐに済みます』

 

いやいやいやいやいやいやいやいやこれやられるパター──

 

思わず目をつぶってしまったがいつまで経っても衝撃が来ない。そーっと目を開けてみると俺の目の前に白くクリアなバリアが貼られていた。

 

『ユニゾン完了しました。もうマスターは誰にも負けません』

 

自分の全てが変わったような気がした。魔力が能力が全てが内側から湯水のように溢れてくる。自分に何が起こったのか、正確に説明することはできないがでもたった今思ったことがある。

 

「スコルの言う通りだな」

 

目の前の敵、ジュエルシード。さっきまでは脅威だと感じていたそれらに対して俺は勝利を確信していた。




凄い圧縮感。あんまり伸ばしすぎるのもキツイからってこんなに圧縮してよかったのか………

次回番外編登場キャラ

  • いつもの3人
  • 大天使ヴィータちゃん
  • 戦闘狂シグナム
  • スバルとかティアナとか(その他)
  • (できる限り)突っ込めって言ってんだよ!

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