fate/little bitch ~煉鉄の小悪魔~ 作:七草探偵事務所
Ⅰ-1”
しっかりともの見、よく耳を澄ますがいい。死者たちは生きようと欲している。あなたの内部で生きようと欲している。かれらの欲したものをあなたの生命が豊かに展開することを、死者たちは欲している……アラン『幸福論』より
2016年 南極大陸 標高6000m地点
国連機関『人理保障機関 フィニス・カルデア』医療区画にて
ロマニ・アーキマンの本来の仕事は、施設内の医療責任者である。専門は内科だが、外科的措置も行える。豊富な知識がある……わけではないのだが、現代医療と魔術世界双方への理解度の深さから、カルデアで勤務することになった。本来、心理医療は門外漢だけれど、専門医が研修中にこの事態になってしまったので、ロマニが請け負うことになっている。
……本当は、僕がカウンセリングを受けたいんだけど。
自動ドアを手動で開いて出ていったスタッフの背を見送って、ロマニ・アーキマンは、今日、何度目かの重いため息を吐いた。
カウンターテーブルに肘を突いて、自然、目元を抑える。催眠暗示と向精神薬があたまにちらつく。それを振るうように頭を振りながらも、ロマニはまた、重い嘆息を漏らした。
第四特異点が終わって、既に1週間が立とうとしていた。レンズシバの特異点座標測定値は既に産出済みで、あと3日ほどで、あらたな特異点修復の旅が始まろうとしている。その既定スケジュールを変更する予定は無いし、またできない。
できないけれど。ロマニは最後の“クライアント”が終わり、臨時のクライアントがないことも確認してから、重く腰を上げる。足取りも重ければ、表情まで重い。陰鬱、という言葉を、今日ほど生々しく感じる日々はない。
「ちゃんとキアラさんいてくれたらナァ」
詮の無い愚痴が、口をついて出る。これから直面する責任の重さからの、みすぼらしい現実逃避めいた心情だった。大人として情けないこと極まりない、という自覚はあったけれど。逆に言うと、大人だからこそ、そうでもしないとその現実に向かい合うことなどできはしなかった。
カウンセリングが終わって、次の業務は本業だ。と言っても医務室にて特別安静状態におかれる3人の状態観察、というだけの、仕事内容だけで見たらそう難しい仕事ではないものだが。
だが。
だが……。
「アキちゃん、入るよ」
医務室の前、「手動!」と張り紙された自動ドアを命令通りに手で開けると、思わずロマニは被りを深くして、目を背けた。入口から真直ぐ先に見えるベッドに横たわる3人の顔が、見えてしまった。
目を背けた。けれど、ロマニ・アーキマンが人間的に出来た人物なのは、その後の行動によって、だ。被りを深くしてから、今一度、顔を挙げた。恐る恐る、という調子だけれど、それでもちゃんと。
一番手前のベッドに、亜麻色の髪の少女が横になっている。そしてその奥2床にも2人。病的な白い髪の、やはり、女性。そして一番奥に、真っ黒い髪の、まだ17にならない少年が……。
うっ、と臓腑からこみあげた“えづき”を、なんとか堪えた。医務室で嘔吐するのは後々面倒すぎる。そんなことで、施設の備品を使ってなんかいられない。無彩色に落込む視界の中、飾られた彼岸花の紅い花弁だけが、鮮やかに色づいている……。
「先生、大丈夫ですか」
そんなロマニの様子を、看護責任者を務める女性は素早く理解したらしい。身長150cmしかない小柄な体ながら、ロマニの背を摩ると、「もうお休みになられては」
「でもこれから僕の番だろう?」
「そうですけど。別に私でも大丈夫ですし、先生は所長代理のお仕事も」
「ダメだよ。普段僕は楽させてもらってるんだから、こんな時くらいは」
努めて、ロマニはロマニ・アーキマンらしい、朗らかで、気の抜けた笑みを浮かべて見せた。困ったような、それでも安堵したような……複雑な表情を浮かべた看護責任者は、まごついたように、ただ身動ぎした。
「ほらほら休んでおいで。息子さんとの時間を無駄にしちゃあいけないよ……」
今度は、ロマニが彼女の背を叩いた。
はい、と応えたものの、彼女はまだ、迷ったらしかった。ロマニの顔をしげしげと見つめてから、一通り逡巡して──彼女は、丁寧にお辞儀してから、医務室を立ち去った。彼女は今年で38歳、15になる息子と、10になる娘がいる。プライベートの時間は、3人部屋の狭い3段ベッドの最下層で、子どもたちの写真を眺めながら、この旅の終わりを祈るのが日課になってしまっている。旦那とは、離婚したらしい。
彼女だけではない。この施設で今稼働できるスタッフは、多く子どもを抱えている親たちだ。既に成人した子を持つ親もいれば、まだ生まれて2年と立たない子を待たせてこの地にやってきた者もいる。皆、世界を、人類を取り戻すことに尽力していることに変わりはないけれど──その心の内に秘めているのは、抽象的な“人類”だけではなく、具体的な家族なのだ。
そんな彼彼女らにとって、少年少女の脱落は、あまりに重い十字架だった。
無論、いずれそうなる可能性は、皆誰もが自覚していただろう。人理修復の旅は、幼稚園児のおままごとではないのだ。10代の少年少女たちに催眠暗示や薬物投与を重ね、魔術的な人体改造まで手を出して、そうやって送り出した子どもたちが、身命を賭して、身をボロボロにして踏破する。襤褸になった身体は、いざとなったら“人形師”によって挿げ替えて、また殺し合いの度に送り出す。それがこの旅の本質で、唾棄すべきものの象徴なのだ。マスター敵性・レイシフト適正双方を満たせない情けない大人たちの、やっていることなのだ。
そうまでしても、防げなかった結果がこれだ。マシュ・キリエライト、立華藤丸。死んでこそいないけれど、重度の損傷とそれに伴う昏睡状態という、この結果だ。自分の息子、娘とそう年の変わらない子供たちを送り出し、そうして発生したこの結果に、耐えられる大人など1人とて居なかった。皆、なんとか催眠暗示と薬物投与で心の平静を保っているだけだった。というより、抑えているだけ、というべきか。
それに。
ロマニは崩れ落ちるように椅子に腰かけると、デスクに置いてあったノートパソコンを開いた。右手にある電源のスイッチを押して、PCを起動。OSが立ち上がり、自分のアカウントでログイン。デスクトップが表示されるなりフォルダを一つ開いて、1つ、データを立ち上げる。
[オフェリア・ファムルソローネの冷凍処置について]
それが、このデータのタイトルだった。
座ったばかりだったが、ロマニは立ち上がった。立ち上がって、彼女のベッドの脇に立った。
亜麻色の髪の、乙女。現代に蘇った
彼女に冷凍延命措置を施さなかったのは、別に人道上の理由とかではない。数少ないAチームの生存者として、復帰した場合の特異点攻略要員になる可能性があったからだ。一度冷凍延命措置を行えば、長期での生命維持は可能だけれど、マスターとして復帰する可能性は絶望的だ。昏睡状態に陥った人間に措置を行った場合、蘇生措置を行っても昏睡状態のままであることがほとんどだという。貴重な戦力になり得る人員を半永久的に眠らせておけるほど、カルデアの人員事情は恵まれていない……ただ、そういう打算的理由だけでオフェリアはここで寝かされていた。
だが、それも限度がある。彼女を維持するのにも、ただではないのだ。点滴及び経管栄養、それを行えるスタッフの配置、廃用症候群防止のための機能訓練、床ずれ予防のための措置。医務室を常時稼働させる電力。オフェリア1人をベッドで寝かせているだけでも、人的・資材コストは馬鹿にならないのだ。将来的に起きるかもしれない、という楽観論とシビアなコスト面でのすり合わせの結果、もうオフェリアが起きるのを待っている余裕は、カルデアには無いのだ。仮に復帰できたとしても、今のオフェリアでは、恐らく車いす生活は免れまい。四肢置換手術を行ったとしても、身体全体の筋力低下が起きている場合、戦闘行動には耐えられない。そもそも、予備の疑似生体は稼働しているマスターのためにとっておくべきものなのだから。
畢竟。
ロマニ・アーキマンは、所長代理且つ医務責任者の立場として、オフェリア・ファムルソローネに冷凍延命措置を施すことを自らで強要されているのだ。自ら強要、というのも妙な表現ではあるが、正鵠を射る表現なのも事実だった。私人としてのロマニであれば、そんなことには絶対賛成しかねるし、そんな責任を負いたくもない。5割以上の確立で死ぬことがわかっている行為を執るなど、しかも本人の同意も無く行うなど、医学に携わる人間がすべきことではないのだ。
だが、医者であるからこそ、彼女が今日明日に起きる可能性が極めて乏しいことは知っていた。なればこそ、経済観念に照らし合わせれば、オフェリアにコストを投入することが不毛であるという所長代理としての思考に至るのは、ごく当然のことでは、あった。
そして、この帳票……オフェリアを冷凍庫送りにする帳票の最終決定日が、3日後に迫っていた。いや、本当のところは1週間前なのだけれど、のらくらと決定を引き延ばし続けていた。人類の明日を担う組織の所長代理としてはあるまじき怠慢で、その自覚があるからこそ、いよいよ決断の時を自ら設定したのだ。だって、そうでもなければ、他の誰もロマニを責めないのだから。偉い人間というのは、誰も責めてくれないのだ。それは、思ったよりも辛いことだった。それに、そうした逃避は、現地で戦っていた5人に対して極めて不躾な行為でしかない。
こうして顔を見に来たのは、色んな事情からだったろう。彼女の顔を見、覚悟を決めるため。そう言えば聞こえはいいけれど、いたたまれなくなって、逃げるように顔を見に来てしまっただけでもあった。割合で言えば後者が7割くらいで、前者が3割ほど。情けないチキンではあるが、3割はちゃんと理性と良識がある。
でも、それだけで、ないんだ。オフェリアから視線をずらしたロマニは、他の2床に目をやって、なお居たたまれなくなった。
マシュ・キリエライトと、立華藤丸。2人とも、昏睡状態に陥ったまま、目を覚ます様子はない。そして、いつ目を覚ますかのめども立っていない。
要するに、決して遠くない未来。この2人に対しても、同じような措置を下さなければならない時が、来る──。
「……ん?」
多分、神経が苛立ちすぎていたからだろうか。2人から視線を外した時、普段気づかないような、そんなことに、ふと気が付いた。
オフェリアに、顔を近づけてみる。現代のヴァルキュリアの名は、その在り方だけでなく容姿にも表れている。白皙のそれは、なるほど大神に愛された美質という物言いができるほどだろう。
……なんだけれども。
「気が回らないってことかな」
まぁ別に責める気はないけれど、と内心で言いながら、ロマニは気だるい脱力感とともに立ち上がった。デスクの救急セット……プラスチックのケースに無造作に突っ込んである小さいハサミを手に取ると、やや色あせと皺が目立つトムフォードの柿色のハンカチを、ポケットから取り出してみる。臭くないかな、と一度嗅いで「まあ大丈夫かな」と幾分か投げやりに言ってから、ロマニはハンカチをオフェリアの鼻と唇の間にあてた。
「よっと……」
ハサミを右手に、恐る恐る手を伸ばす。本来こういう仕事は慣れてないのだけどなあ、と言いつつも、正確に、得物を刃の上に乗せた。
「えいやっ」
ぷちん。
小さなハサミは、正確に標的を両断した。
即ち、オフェリアの、昨日より伸びていた、鼻毛を。
鼻毛ごとグレーのハンカチを握って丸めたロマニは、柿色の髪をかきあげた。
あと一日。まだあと一日だけ……。
まず、リツカが感じたのは、頬への妙に硬い感触だった。ぐらぐら、と頭が揺れて、なんともまあ、気分不快を催した。それでも目を覚まさなかったのは、彼女の生来のものぐさによるものだったろう。彼女はとにかく自堕落なのだ。起きる、と言う行為がそもそも生命への冒涜だと思う。オレキシンの作用機序を鑑みるに、生命のデフォルトは睡眠状態なのだ。つまり非自然なのだ人間が起きているのは! なので、能うならば、彼女は、無限に寝ていたいのである。
でも。
「あの~……」
ぐらぐらり。
「すみません~」
悪魔もドン引きするほどに堕落を極めるフジマルリツカではあるが、その点いいところが一つだけある。
「起きてください~」
起きなければならない気配を察知すれば、どれほど眠かろうが覚醒するところ、だった。
「んな!」
「ひゃあ!?」
ぐら、と身体が揺れた。さっきとは別種の、空間そのものが同質に揺れた感触。生来の鋭敏な眼差しで以て周囲を見回したリツカは、まず、とにかく状況の理解に努めることにした。
「やっと起きてくれた……寝坊助すぎるよ……」
牢屋。牢屋に居る。なんで? という疑問符はとりあえず放置して、とりあえずその状況を理解する。妙にじめっとしていて、薄暗い牢獄。どこからか差し込む光のお陰で暗さは感じないけれど、陰鬱さは物凄い。周囲に垂れこめる闇の息苦しさには、どこか身に覚えがある。そう、少し前、マリアの世界で感じたのと同質のものだ。
なるほど、ととりあえず理解する。見た目通りに、どうやら自分は豚箱にぶち込まれているらしい。素直に納得すると、今度は、改めて“同居人”の姿を認めた。
艶やかな髪が、目を引いた。桜色に染まったチークが目を引く、艶やかな髪の、女性。すぐに思い当たった人物がいた。オケアノスでともに戦った、その彼女の名は。
「メルト?」
「む」
いや違う、とすぐに思い至る。頬を膨らませ、無邪気そうに不満をあらわにするその彼女。リツカの知るメルトリリスは、確かに感情豊かで素直だけど、こういう感情表現はしないはずだ。彼女はもっと、冷ややかで鋭く、だからこそ熔ける蜜のような情感を持っているから。
そして、何より。
「……でっか」
「はい?」
「すんげえデカい! ってか紐! 紐だけって!」
「わぁ!?」
いやそれはもう、おっぱいがでけえんだわ。
「え、なにこれ。説明不要なデカさですよこれ。触って良いですか良いですよね」
「だ、ダメです~! というかもう触ってます……!」
「ダメと申されても困ります! 何故ダメなのかご再考いただきたい!」
「へ、変態さんですー! このっ」
「……ハッ!」
ふと我に返る。両手に感じる柔和な超重量。困ったように泣き出しそうな見知った顔。慌てて下がったリツカは、まぁそれはそれは綺麗な土下座をしていた。
「いや本当にごめんなさい腹を切って詫びますのでお許しください……」
額よ地を砕けとばかりの土下座。ぐりぐりと押し付けるリツカに対し、恣にされていた彼女は息を上気させながらも「いえ……」と消え入りそうに声を漏らした。
顔を、あげてみる。ぺたん、と座り込んで、彼女は、やはり泣き出しそうな顔で、リツカを見ていた。
「その―言い訳はしたくないんですけど、あまりの凄さに一瞬我を忘れて……」
「いいんです。私はそういうもの、なので」
声音そのものは優し気だったけれど、声の奥に堅い棘が混じる。平謝りするように身を縮めて髪の一房を指に巻きつけながら、まぁ、それも仕方ないよな、と思うリツカである。
だってそりゃそうだ。同性とは言え、出会い頭に乳揉んでくる奴に反感を抱かないことがあるやろか。いや、あらへんで。
とは言え、である。
粛々、と正座をする姿の清廉さ、目を見張るほどであろう。きっと万人が見ても「うーんこれは反省している」と納得せざるを得ない、清らかな佇まいである。そんな上辺の清廉をとりつくろいながら、リツカは、改めて、その得物をちらっとだけ盗み見る。
それは乳というにはあまりに大きすぎた。
大きく、分厚く。
重く、そして大雑把すぎた。
それは正に、クソデカおっぱい、だった。
……いや本当にデカいんですよ。トップは目算で160cmはあるんじゃないだろうか……それでいてアンダーは常人、むしろ細めの女の子くらいしかない。アルファベッドで乳サイズを測れるのか疑問符が生じるという、まさにそういうブツを持っているのだ。目の前の、童顔の女の子は。しかもそれでいて服装が危険すぎる。ボトムはカボチャパンツみたいな可愛らしい感じでいいと思うのだけれども、なんでよりにもよってトップスがスリングショットみたいなんだろう。乳首しか隠れてないじゃないか。しかも擦れて痛そうである。
畢竟。
「童貞殺し……いや童貞じゃなくても殺されそうな……」
反省もくそもへったくれもなかった。いや、反省していないわけではないのだが。
はい? と首を傾げるリップに首を振りながら、やれやれ、とリツカは右側頭部の髪を一房、指に絡めた。
妙な牢屋に、なんだか煽情的な女の子と一緒にいるというこの状況。何も起きないはずもなく、という展開ではないことだけは、確かだった。
「あのー」
救いと言えば、同居している彼女は、割とコミュニケーションを執ろうとしてくれるところ、だろうか。最悪の出会いだったにも関わらず、彼女は健気な様子である。
「はいはい、なんでしょう」
なので、リツカも努めて冷静に応じることにした。禍根は忘れてはならぬものだが、取り付かれてもならぬのだから。
「私、名前」むぐ、とちょっと口ごもってから、彼女は一生懸命に声を続けた。「リップ……パッションリップ、って言います」
彼女……パッションリップは顔を真っ赤にしながら、なんとか口に出した。
「ごめんなさい、さっき、足で踏んづけちゃって……中々起きないから」
へこへこ、とパッションリップも頭を下げていた。最後の小声にちょっとだけ非難というか、言い訳が混じっているけれど、素直な謝罪だ。一瞬ポカンとしつつも、リツカはすぐに得心した。そう言えば、さっき顔やら顔面やらをげしげしされていた気がする。容赦なくピンヒールでやられたもんだから、まぁまぁ痛かったわけだ。
まぁ。
「いやいいよ。その腕で起こされたら、多分ミンチより酷くなりそうだし」
じい、と、パッションリップの腕を、見た。
黄金の、巨腕。乳は確かにデカいけれど、割と大人しめで普通な女の子という風采のパッションリップを、異形たらしめる巨大な手。彼女の体躯よりも一回りも大きな手を、リツカは特になんの頓着もなく眺めやった。
一瞬、パッションリップの表情に、明らかに痛ましいものが奔った。それは見逃さず……さりとて今はそれには触れず、「リツカだよ」と言うことにした。
「フジマルリツカ……フジマル、がファミリーネームで、リツカが名前」
言って、リツカはちょっとだけ思案する。
じい、とパッションリップを眺めること半瞬。ふむ、と一人頷くと、ずんずん、とリツカはパッションリップに近づいた。
「わ、わわ!? ダメです、近づいたら」
ふわ、と柔らかく彼女を
「よろしく、リップちゃん。色々、迷惑をかけると思うから」