D.C. AnotherFinalChildren   作:蒼石 梢

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毎日更新は出来ないですね。
長いお付き合いになりそうですが、よろしくです。

それでは11話スタートです。


家族団欒

「いただきます」

3人で手を合わせる。

よほどお腹が空いていたのか、夢恵は黙々とカレーを食べ始めた。夕飯前にクレープを食べてるくせに、ずいぶんと燃費の悪い妹さまである。

ここで太るぞ、などと言ってはいけない。夢恵はもちろん巡姉や母さんからも総バッシングを食らうからだ。

食事もある程度たつと、学校であったことなどをそれぞれ話し始める。テレビではまだ早いだろうに、卒業シーズンの話題が上がっていた。

「卒業シーズンですか。義之さんもそろそろ付属を卒業されるのですね」

巡姉がしみじみとそう言った。

確かに事実ではあるが、ほとんどのやつは受験なんてせず、本校に進級する。入試試験なんかで頑張ってるやつもほとんどいないということだから、あまり最後という実感はない。

「卒業ってもたいして顔ぶれ変わんないからなあ。巡姉は違ったの?」

うーん、と考える素振りをして

「いえ、ほとんど一緒でしたよ。ただ、やっぱり一区切り着いた感じはありましたね」

巡姉はそう言った。夢恵がそれ、わかるかもと乗っかってくる。

「うちって狭い島だから小学校から上がるときもほとんど一緒でしょ? みんな風見学園に通うってわかってるのに、卒業式で泣いちゃったもん」

「そんなもんか」

「そんなものですよ、兄さん。あと、本校生の制服可愛いですからいいなって思います」

「夢恵さんの本校生姿。楽しみですね」

「巡お姉ちゃん、さすがに気が早すぎません?」

ここまで来ると、保護者みたいだな、本当。

「ただいまー」

義之くーんと、元気な声が玄関からこだまする。おおよそ年上とは思えないが、母上のご帰宅である。

「おかえり、母さん。意外と早かったね」

「うん、義之くんの手料理のためにマッハで終わらしたからね。あ、巡ちゃん、夢恵ちゃん、ただいまー」

いうやいなや、母さんは居間へと飛び込んでいく。

「お疲れさまでした、さくらさん」

「おかえりなさい、さくらさん」

巡姉、夢恵がそれぞれ挨拶をしていた。

「母さん、ご飯よそっときますから、先に手洗いしてきてください」

はーい、洗面所に消える保護者。どっちが上かわかったもんじゃない。

戻ってきた母さんも加えて、食事を続ける。

「いただきまーす。うん、これこれ。義之くんのカレーは絶品だね」

その言葉にそうでしょうそうでしょうと、なぜか巡姉が自慢げに頷いている。

「ところで、さっきまでなんの話で盛り上がってたの?」

「義之さんの卒業についてですよ」

「卒業か。義之くんも付属を卒業しちゃうんだもんね」

母さんはこんなに小さかったのにと大袈裟に手で示すが、それだと幼稚園児くらいの背丈くらいだ。

「一体いつの話だよ、それ」

「親にとってはいつまでも子供だってことだよ。教師目線で見ても君たちの成長は早いって思うけどね。それにしても、卒業ってわくわくもするんじゃない?」

母さんが何を言いたいのかわからない。2人も同じようで? を頭に浮かべている。

「ほら、卒業といえばあるじゃん。先輩、第2ボタンくださいとか」

キャーっと照れるようにわざとらしく顔を覆う母さん。

あー、なるほどね。確かにそういうイベントもあるか。漫画やドラマではよく見かけるシチュエーションかもしれない。

「兄さんには関係無さそうだね。むしろそんな物好きいなさそうだし」

夢恵が物凄く失礼なことをいうが、母さんはそうかなと疑問を浮かべる。

「お兄ちゃんは義之くんと同じくらいの頃、結構モテてたんだよ? 本人はあんな朴念人だったから気づいてなかったけど。義之くんは格好いいんだから絶対モテると思うのに」

親バカの丸出しの意見に、巡姉が反応する。

「義之さんは優しいから人気あると思いますよ。あ、だからといって不純異性交遊はお姉さんが許しませんからね」

急にお姉ちゃんモードに入った巡姉がダメですよと指をたてて注意してくる。

彼女か。そういや、俺を含めて周りに浮いた話ってないんだよなあ。

「みんな好き勝手いってくれてるけど、俺にそんな相手いないから」

「でもでも、義之くんだって興味あるんでしょ」

「そりゃ、ぜんぜん彼女が欲しくないわけじゃないけどさ」

「へー、そうですか。欲しいんですか」

夢恵のやつは俺には彼女は出来ないと言っておきながら、不機嫌そうだ。

「何怒ってんだよ、お前は」

「別に。兄さんがだれと付き合おうが、妹の私に関係ないですから」

ふんっとそっぽを向く夢恵。まったく意味がわからんぞ。

母さんは何かを理解してるようで、これも遺伝かなあと苦笑していた。

 

 

 




ようやく動き出したのかと思ったのに動いてないこの亀ペース。
日常をたくさん書きたい欲に負けちゃってますね。
ここからまだヒロイン増えるんですけどね。

次回もよろしくお願いします。
感想
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なんでもまってまーーーす
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