インフィニット・ストラトス 最強と天才の幼馴染 (更新終了) 作:灰崎 快人
まぁ後々ぶっ飛ばして一夏強化しますけど(未定)
クラス代表者なんて嫌だよ
「さて授業を始める。この時間では実践で使用するISや各種装備の特徴を説明する、予定であったが再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めなくてはならない。クラス代表者とはそのままの意味だ、簡単に言ってしまえばクラス長だ。誰かやりたいやつはいるか?自薦他薦は問わん」
クラス代表なんてめんどくさいことやりたいやついないだろ、となると推薦になるが……
「はいっ!織斑君を推薦します!」
「私もそれがいいと思います!」
「私は黒神さんを推薦したいです!」
まぁこうなるよね、物珍しさで男を推薦するのは良いが後のことは考えてないんだろうな。ふとセシリアの方を見て見ると顔を真っ赤に染めている、何かに怒りを表しているようだな……クラス代表候補に名前が挙がらないからか?もしそうなら最初から自薦すれば良いものを、仕方ないここでセシリアがなにか不味いことを喋らないうちに推薦しておくか。
「じゃあ私はセシリア・オルコットを推薦させていただきます」
「ほぅ?男だけが推薦される中何故オルコットを選んだ、言ってみろ」
「理由としましてはやはり代表候補生であるという点です、代表候補生というのはただならぬ努力を必要とします。このセシリアさんは努力なされて候補生へとなった方だ、そんな彼女と私たち男性……どちらがクラス長を務めるのに相応しいかは火を見るよりも明らかだと思われますが?」
実際は違う、セシリアから何か良からぬ雰囲気を感じたため推薦したのだ。しかし千春の意見に反発するものがいた。
「何だよその言い方!それじゃあまるで男が弱いみたいじゃないか!」
織斑一夏である、どうやらこいつは最近の世間を知らなすぎるようだ。
「弱いみたいではなく、実際に弱い。ISというものが造りだされてから男性は権力を失い始めたのですから、ISは従来の兵器を凌駕する性能を持っているが男性には使えない。だから私たちのような男性は異例なんですよ。そこのところ理解できますか?」
ただしISが無ければ男女の力は一部を除いて平等に等しいんだけどな。
「だけど、何であいつなんだよ?」
「あいつなんて人はいません、セシリアさんのことでしたら先ほど説明しましたよね?聞いていなかったのですか?」
「聞いてたよ!代表候補生なんだろ?それが何だよ」
「代表候補生というのは―――」
「代表候補生というのは即ち、国家を代表するIS操縦者の候補生ということですわ」
我慢できなかったのか、セシリア自ら説明を始めた。俺よりも説明に関してはセシリアの方が上だろう、候補生を背負っているだけはある。
「要はエリートということです、そして代表者はベテランになりますね」
「へぇ~凄いんだな」
感心しているように見えるが、明日には一切覚えていないのだろう。
「さて他に自薦他薦するやつはいないか?居なければ織斑・黒神・オルコットの三名になるが……異論は無いようだな」
誰も言わないからこれで決定のようだな、後は戦う順番だな。あと織斑に対するハンデか、あとISのセッティングくらいか?
「私は優しいですからハンデをつけてもよろしいですわよ?」
初心者にハンデを与えてくれるのは正直ありがたい、だがハンデを貰うのは好きではない。あとIDの経験にもならない、やるのであれば全力を望む。
「はぁ?ハンデは男がつけるものだろ?力の差がありすぎる」
「織斑、これは単純な殴り合いではないんだぞ?」
「織斑君、それ本気で思ってるの?」
「男が女より強かった時代はもう過ぎてるよ?」
クラスの女子から言われている言葉の意味がわかっていないのだろう、織斑は何度も首を傾げていた。しょうがないから説明してやるとするか。
「まだ何を言われているかわからないみたいですね?簡単に例を出すとしたら、男が女に挑むということは素手で戦車と戦っているようなものだといわれているんです。理解出来ましたか?」
顔を真っ青にしたということは理解できたようだな、実際素手で戦車に挑むのは無理だからな……こっそり近づいてハッチ空ければ乗っ取り位は出来そうだけどな。あとは落とし穴とかな。
「まぁ知識や技能があれば差を埋める事は出来ます、だからしっかりと勉強しておいたほうが良いですよ」
技量も大事だが知能も勝利へと繋がっていく、大きな力を持っていたとしても作戦次第では敗北者へと落ちていくのだ。
「もういいか?三人は一週間後に第三アリーナにて試合を行ってもらう。三人はしっかりと準備して置くように、特に織斑は恥をかきたくないのならしっかりと予習をしておけ。わかったな?」
「織斑先生、ISはどうするんでしょうか?私は専用機を持っていますが千春さんは訓練用のISで試合をすることになるのでしょうか?」
俺よりもこいつの心配してやってくれよ……織斑も一応参加するんだからな。
「あぁ、その点は問題ない。黒神は専用機持ちだからな、それに織斑にも専用機が渡る予定だ」
専用機が与えられることに驚きを隠せないのか、教室中が騒ぎ始める。実際驚きはするよな、467個しかないISのコアの1つを与えられるってことだからな。それにしても織斑に専用機が渡されるのか~どんな機体だろな?
「専用機持ち!?一年のこの時期にですか!?」
「つまり政府からの支援が出てるって事よね?いいなぁ~」
「でも絶対データ収集目的よね」
「男性搭乗者なんて珍しいしね」
やっぱりうらやましいんだな、俺のはISではないが専用機には変わりないだろう。クソみたいな性能を持っているけどな!絶対防御が無いという最大のデメリットがあの機体には搭載されている、殺す気なのかな?
「専用機?」
あぁ何もわかって居ない奴がひとりだけ居たわ……
「織斑君、ISにはコアの数が限られていることは知っているか?」
「あぁ、確か467個だったけ?」
「そう、そのコアを君に1つ渡すって。良かったね」
「それはラッキーだな」
まぁあくまで目的はデータ収集だろうな、IDを押し付けてきた束だってそうなんだからな。
「この話はここまででいいだろう、では授業を始める」
この後は何事も無く授業が終わり、寮へと向かっていた。何事も無くと言っても、織斑が無自覚に女子と一緒にお風呂に入ろうとしていたこと以外はだが。思春期な男子だもんね、仕方が無いね。だがそのことで俺を巻き込んだのだけは許さん。
「はぁ……何で俺がクラス代表者にならんといけないんだよ、あんなのセシリアに任せれば十分だろ。物珍しさで男だけを推薦しやがって」
「そう怒るな、そんな事言っても確定事項は取り消せん。あきらめて一週間後の試合を待つんだな」
「そうするか、セッティングとかも変えておかなくてはいけないしな」
IDの初期設定以外の設定全て押し付けられたからな、マジで許さん。あいつは俺のことを実験動物だとでも思ってるんじゃあないか?
「着いたぞ、ここが私の部屋であり今から千春が住む部屋でもある」
目の前には一つの扉がある、周囲には人の気配が無い。生徒の部屋から少し離れているからだろうな。
「そうか、なら早くドアを開けてくれ」
「・・・・・・」
何故黙っている?何も問題ないと朝方言っていたはずだが……
「千冬?」
「いや、その……」
あぁこれは何もしてないんだろうな、とりあえず―――
「あけろ」
俺は鋭い目で千冬を睨みつける、これには彼女も戸惑いを隠せないだろう。
「はい……」
彼女はゆっくりと扉を開けていく。秘密の扉を開けさせることに成功した、その先に広がっていた光景は悲惨なものであった。
「これは酷いな、どうしてここまで散らかすことが出来るのか不思議に思うくらいだ」
散らかっている衣服、飲みっぱなしになっているビール缶、床に転がっているおつまみの袋たち。これの何処が大丈夫なんですかね?
「すっすまない!これでも整理整頓していたんだ!」
「端に寄せるのは整頓じゃねえよ!下着まで散らかってるし……」
そう言って床に転がっている黒のホルターネック式のブラジャーと黒のTバック、黒のガーターベルトを拾い上げる、全部黒色だな……しかしこんなの着てるんだな。
「下着は見るなぁ!」
「じゃあ脱いだらそのままにするなぁ!」
「はい……」
「とりあえずゴミ捨てるところからだな、これは時間掛かるぞ」
服に関しては洗濯機にぶち込まないと。あと掃除機もかけて……やることいっぱいだな。
「終わったら束と一緒にお話ししような?」
「無慈悲だ……」
無慈悲だ何だ言ってるけど千冬の行いでこうなってるんだからな……
次回はIDに関する設定を書くと同時に話を進めていきたいですね。