インフィニット・ストラトス 最強と天才の幼馴染 (更新終了) 作:灰崎 快人
千冬と千春にはいつかデートに行ってもらいます。覚悟の準備をしておいてください!
内容スカスカです。ほとんど進行してません。それでもよろしければどうぞ!
入学してから二日が経ったが、未だにこの学園では男子生徒は珍しい存在であるため、他のクラスから生徒が覗きに来ることも度々ある。主に目的は織斑一夏だろう、千冬の弟と言うことが学園中に広まったことでより注目を浴びることとなった。
え?昨日の夜はどうだったかって?聞くな……起きたら千冬が隣にいたとか朝から心臓に悪い出来事があったからな、そもそもなんでベッド一つしかないんですかね?普通だったらベッドは二つ用意されているはずなのだが、問いただしたら「そんなものは必要ない」だそうです。なんででしょうね?
今日も今日とてISについて学んだ、主に座学は山田先生が担当し実習は千冬が担当をするかたちになっている。山田先生の理解りやすい解説による座学、千冬によるスパルタ実習。実際バランスの良い教育だと思う、これは一年で使い物にさせる気だよなというかそう言っていたよな。まぁあいつが解説とかしてる姿が想像できないんだけどな。そして現在時刻は夕方の五時となっております。生徒は寮へと戻っていきISに関する自主学習するも良し、部屋にあるシャワー室でさっぱりするのも良し、食堂に行ってわいわい会話しながら食事するのも良し。俺は千冬と共に部屋へと戻ってIDの構築を行っていた。
「それで?お前は二週間どうするんだ?」
「どうするも何もアリーナを借りて練習あるのみだが……?」
アリーナで機体を慣らしておかなければ対等に戦うことすら難しいだろうからな、それにこいつは未知数の可能性や力を持っている。下手な設定を行ってしまえば束の言った様に爆発する可能性もある、冷や汗流しながらこいつを弄らなければいけないのがキツイ。
「アリーナは最低でも三週間分の予約が埋まってるぞ、そうそうに使えるものではない」
「まじか、そうなると徹底的に機体を弄る事くらいしかできないな」
部分的に弄って慣らすことしかできないのか……時間が足りるか?いや絶対足りないよな。こうなってしまっては仕方が無い、確かドイツに行ったときに習った戦術を身につけなおすのもいいかもしれないな。
「何を言う、体力づくりなどあるだろうが。IDはISと違って直接身体を動かさなければいけないのだから、お前の体力が切れたらただの的とかしてしまうぞ?」
千冬の言うとおりIDはISと違い直接身体に装着はするタイプである為脳波などでコントロールすることがほとんどない、簡単に言えば考えるよりも動けということだ。(それでも分からなければ漫画版インフィニット・ストラトスのような小型だと考えてくれたら幸いです)
「まぁ、それもあるな……千冬手伝ってくれるか?ドイツの時と同じように」
少なくともあの時と同じように動ければ、被弾率も少なくなるかもしれない。だがそこまで簡単に戻せるわけも無いだろう、最低限でも実力として戻せるのであれば千冬の助力もいとわない。
「良いだろう、徹底的に追い詰めるから覚悟しろよ?」
「かなり鈍ってるだろうからな、間違っても殺すなよ?」
「私を何だと思ってるんだ?」
「鬼教官」
一年ほどドイツ軍に所属していた時期があったがそのときの千冬は恐ろしかった、軍人に陰で「ゴリラ女」って言われていたことは黙っている。いま言ったらドイツ軍を潰しに行くだろう。ドイツと言えばあいつら元気なのかな~シュヴァルツェ・ハーゼ隊、通称黒ウサギ隊。ドイツの最強部隊で千冬が一年ほど育て上げた部隊になる、色々と個性的豊かな人物が多かったが友好的な時間を過ごせただろう。
「よし、三倍にしてやろう」
「勘弁してくれ」
結局二倍コースになりました。酷いよね、これだから鬼教官なんてドイツで言われてたんだよ。
「それでは明日の朝からはじめるから、配布されたジャージを出しておけよ」
「了解、それじゃあ夕飯食いに行ってくるわ」
「あぁ、クラスメイトと歳が離れてるから絡みづらいと思うが三年間は一緒に居るんだ。少しでも仲を深めておけ」
「出来たら苦労しないっての……」
ただでさえ男性搭乗者って時点で注目されているせいで誰も話しかけようとしてこないからな、セシリアと生徒会長だったかな?その子以外誰も話してないな。さてこの学園の学食についてだが基本的には日替わり定食系がメインになっている。勿論定食のほかにもラーメンやパスタ、サンドイッチなどの食事も提供されている。しかし1番人気はスイーツ系統が全て食べられることである、まぁ女子って甘いのも好きだっていうしね?千冬は例外だけど。
「今回はB定食にしておきますか。その後シャワー浴びて寝るか」
食券機にお金を入れなくてもボタンを押せば出てくるから便利だ。この食堂のご飯代は政府とかから出てるから実質ただ飯だな。
「あの~少し良いですかね?」
席を探していると背後から三人の女子生徒が近づいてきた。
「はい、どうかしましたか?」
「えっと、昨日のHRで自己紹介できなかったなと思って……」
「確かに途中で終わっていましたね」
「はい!なので自己紹介します。一年一組所属、
「
「
この三人は同じ一年一組の生徒さんだったらしい。
鷹月 静寐、ヘアピンをつけているのが特徴。最初に話しかけてきた子でもある、理由がクラスの和を広めることであるからしてかなりの真面目さん。
相川 清香、黒紫色ショートヘアーの子。第一印象として元気そうな子である。
布仏 本音、制服の裾が異常に長い子。凄くのほほんとしている雰囲気を醸し出すことから「のほほんさん」と皆から呼ばれているらしい、他にも仲がよくなった子にはあだ名をつけることがあるらしい。千春は「クロ」というあだ名を頂いた、黒神の黒をとったらしい。
「こちらこそよろしくお願いしますね」
「それででして交流もかねてご一緒に食事しませんか?」
「構いませんよ、席はあそこが良さそうですね」
丁度四人席のテーブルが空いているのを確認し、三人にも許可を得たところで食事を取ることとした。周囲の女子生徒の視線が気になるがあえて気にしないことにした、気にしてたら胃に穴が空くことになるだろう。
「黒神さんは代表決定戦まで何か対策とかするんですか?」
「したいところだけどアリーナは借りるのに間に合わないみたいなので知識とイメージトレーニングくらいですかね、あとは身体を鍛えておくことくらいかな」
千冬が鬼……天使のような人柄でよかった、そうでなければ鍛えることすら難しいだろうからな。アリーナが使えないことが残念だけどな。
少し取るに足らない話をしていると相川さんから千冬に関する話題が出てきた。やはり千冬は注目の的であり目標とされているだけあって話題には出て来やすいらしいな。
「それにしても織斑先生かっこいいよね~私先生のクラスになってよかったな~」
「そういうけど~織斑先生の授業厳しいよ……」
「クロさんも良くついていけるよね~」
「まぁ大体は知っていたので、ついて行けましたけど……これから先はどうなることやら」
「そういえば黒神さんは織斑先生と話している事が結構ありますけど、織斑先生と黒神さんて何かご縁があったんですか?」
いきなりぶっこんで来たなこの子達は……まぁここではぐらかしてもいずれはばれてしまう事だし素直に話しておくとするか。
「まぁそうですね、一応幼馴染でしたからね」
ん?何をそんなに驚いているような表情をしているんだ?そこまで不思議なことを言っている気はしないんだが。
「「「幼馴染ぃ~~~!!!???」」」
三人が驚きでを大声を出す、そんなに驚きなんですかね?誰にでも幼馴染くらいいると思いますけど?三人が大声で言ったことでよりいっそ周囲の視線がきつくなる。特に千冬に対して敬意の念を抱く生徒からの視線はよりいっそう大きく感じる、その中には嫉妬や殺意を出しているものが居たりする。
「そうですけど………そんなに驚きですか?」
「それは驚きますよ!だってあのブリュンヒルデですよ!?うらやましいな~」
「そんなにか?こちらとしてはそこまで良くはないんだけどね……」
「どうしてですか?」
どうしてって、ガサツだし脱いだものはそのままだし……料理しないから食事に偏りがあるし、毎日ビール飲んでるし―――支えないと本当に自壊していきそうで怖いんだよ。
「まぁ色々あるんですよ、一緒にいると分かることが沢山あったからね」
「そうなんですか?それでも羨ましいですよ」
まぁ一応有名人だもんな、そりゃあ羨ましいだろうけど毎日のように会っていた自分からして見れば普通のことなんだよな。
「さて、私はこの辺で失礼しますね。また明日」
彼女たちよりも速めに食事を終えてしまったので、ここは先に失礼させてもらうとしよう。IDのこともあるし……爆弾は早めに処理しておきたいからな。
「はい、また明日~」
「おやすみ~クロさん~」
良い子達だ、あの子達には立派な女性に成長して欲しいな。女尊男卑などに染まらずに、そして―――
「帰ったぞ……」
ガサツではなくしっかりと整理整頓が出来て、部屋がきれいで、ビールなんか飲まずに健康的な生活を送って欲しいな。こんなお酒を飲んでベロベロに酔っ払っている千冬みたいにならずにね。
「お酒の缶はちゃんと捨てろ!服は脱いだらそのままにするな!」
相変わらず服は脱いだまま床に置かれている、そして当の本人は下着姿でビール缶を手にくつろいでいる。本当に直す気があるのか疑問すら感じる。
「すまない、つい癖で―――」
「癖でじゃない!全く、それだと婚期逃すぞ!」
まぁ千冬の場合婚期とか関係ないと思うんだよな、家事と整理整頓が出来ればね。最悪の場合は―――
「気にしていることを真正面から言われるとかなり心にくるからやめてくれ」
「じゃあせめてその癖は直そうな?でないと本当に駄目になるぞ」
「最悪、お前が嫁にもらってくれるんだろ?」
なんでそう簡単に言えるんだろうな?普通はこんなこと簡単に口に出せないと思うのは俺だけなのだろうか、告白とかした事無いからわからねーけど。
「―――さぁ?どうだろうね?」
「何故少し黙った?おい!何で黙った!」
凄い剣幕で聞いてくるが俺はそれに応じずに深い眠りへと入っていった、千冬から何度も問いかけられるが狸寝入りを決め込んで一切反応しなかった。
その隣で千冬が下着姿のまま寝ていたのを知るのは翌日の朝であった。
千冬には速いところ整理整頓できるようになってもろて……まぁ千春と居れば良いだけなんですけどね!