インフィニット・ストラトス 最強と天才の幼馴染 (更新終了) 作:灰崎 快人
テスト本番、これが終わればあとは臨海学校までも準備を済ませるだけだ。ただ問題なのが……
「えっと1192作ろう室町幕府だっけ?」
1192作ろう鎌倉幕府だな、ちなみに最近では1185作ろう鎌倉幕府と言われてきている。正直どちらかは論争が続いているため正確なものはわかっていない。
「ミッドウェーは空母四艦が沈没したため形勢逆転してしまっただったな」
ミッドウエー海戦は1942年6月4日から7日に起きた海戦である。第二次世界大戦において日本海軍とアメリカ海軍の戦力がぶつかり合った、この海戦で日本海軍は空母四隻と約290機の艦載機そして3,057名の戦死者を出してしまった。アメリカ海軍は正規空母1隻と多数の航空機と200名の航空兵が犠牲になった、結果はアメリカ海軍の勝利となりこれをきに形勢が反転し大日本帝国の敗北が確定した。
「しっかり勉強は出来たみたいだな、あとは赤点取らなければ問題ないだろう」
「大丈夫かな俺」
「自身を持て、諦めたらそこで終わりだぞ」
テストは最後までわからない、全力でやって振り返って間違いがないかを再確認しなくては……誤解答があったらひどいからな。
「席に着け!これからテストを開始する!」
さぁテストを始めよう
テストが多すぎる!残りはISについての知識などだ、ISが造られた歴史からモンド・グロッソの優勝者(織斑千冬)を解答するのが基本になるようだな。それ以外は前職の知識が使えそうだ。
「第一問、IS学園の簡単な説明をせよ」
IS学園はアラスカ条約に基づいて設置された国立の高等学校、所在地は東京湾沿岸にある人工の島。
要塞のような造りで軍事色が濃い。本土から出入り出来るのは海上モノレールが主流だが、地下道があるため車でも一応出入りすることが出来る。だがあまり知られていないので整備が粗い。
この学園ではIS操縦者をはじめとして専門的なメカニックなどの人材を育成している。
設備は訓練アリーナをはじめ、学生寮や食堂、大浴場などが設けられている。一般校と同じように部活動があるのも特徴だ。
このくらい答えておけばいいだろう。
「第二問、IS学園の制服の特徴を答えよ」
制服か……基本は白地に赤いラインが入ったブレザータイプだが、生徒ごとにカスタマイズが認められているのが特徴だ。学年ごとにリボンの色が異なっており、差別化がされている。
体操着と水着が学園から指定されている。
絶対に水着と体操着がどういうものなのかは解答しない、そこまで知っていたらなんか変態みたいになるからな。
「第三問、アラスカ条約の正式名称を答えよ」
アラスカ条約、正式名称は「IS運用協定」だな。意外と簡単なんじゃないか?
「第四問、アラスカ条約が協定された理由を答えよ」
アラスカ条約は21の国と地域が参加して成立した。軍事転用が可能となったISの取引などを規制すると同時に、ISの技術を独占的に保持していた日本への情報開示とその共有を定めた協定。これによってIS学園もこの協定に基づいて設置されている。
しかし、世界では第三世代の開発で競争が始まっているが……どこかでは第四世代の開発が行われているようだ。
「第五、六問、モンド・グロッソとその優勝者を答えよ」
モンド・グロッソはアラスカ条約に参加している国を中心に行われるIS同士での対戦の世界大会。格闘・射撃・近接・飛行など部門ごとにさまざまな競技に分かれて各国の代表が競うことになる。各部門の優勝者は「ヴァルキリー」と呼ばれ、総合優勝者には最強の称号である「ブリュンヒルデ」が与えられる。
第一回、二回大会で総合優勝したのは織斑千冬である。
基本だがここから先はISのシステムについてだな、その先は世代ごとの特徴か……ん?もう一枚あるのか、確認しよう。
「第五十一問、黒神千春の幼馴染を書け」
あれ~?テストって五十問だった気がしたんだが?というかこれだけ「答えよ」が「書け」になってるじゃねーか!完全に私欲だろこれ、というかそれ以外にもあるし。
「第五十二問、黒神千春の好物を書け」
「第五十三問、黒神千春の特技を書け」
「第五十四問、黒神千春の前職を書け」
「第五十五問、黒神千春に聞きたい質問を一つだけ書け」
なんだこの問題!?小さい字で「なおこの問題はテストに影響しません」って書いてあるじゃねえか。なら答えなくても問題ないかな?
「お前の答えが正解になるからな?」
とモニターにチャットが飛んでくる。千冬?テスト中にチャット飛ばさないでくれ……仮に全てのモニターを監視しているとしてもやめてくれ、カンニング判定されそうだから!
テスト終了、とりあえず千冬に文句言っておこう。
「お疲れ様です教官、なかなかのものでしたね」
「お疲れラウラ。手ごたえはどうだ?」
「問題ありません、教官に教えていただいたので」
なら良かった、なんやかんやラウラが一番苦戦してたからな。クラリッサが教えてくれているものに偏りがありすぎて修正が大変だった……
「お疲れ様です黒神さん」
「どうでした?って聞くまでもないですよね」
セシリアとシャルロットが近づいてくる、二人の顔色からテストについては問題がなさそうだな。さて彼女たちが無事ということは勿論織斑も問題ないだろう、そう期待している。だから俺はあえて言葉をかけない。たとえあいつが机に突っ伏せていたとせいても……うん。ドンマイなのかな?
とりあえずテストが終わったため、凰・簪と合流し食事を取ることとした。テストについて聞きたいことが山ほどあるからな!
「皆に聞きたいことがあるんだけどさ、五十一問からなんて答えたのかな~?」
あのふざけた問題を作った千冬はあとで説教してやる。それはそうとして皆の解答が気になるところだ。
「最初のやつは織斑先生って解答しましたよ」
「それと篠ノ之博士ですよね」
正解だ、幼馴染は織斑千冬と篠ノ之束博士だ。それがわかっていれば問題はないだろう。ってそれが聞きたいのではない、俺が聞きたい問題は最後の五十五問。質問のやつだ
「質問のやつはなんて書いたの?」
「「「「「………」」」」」
案の定誰も答えてくれなかった、なんだ?どこかでこれは回収されるのか?
「まぁいいや、とりあえずこの問題を作った千冬にはお灸をすえないとな」
「ほどほどにしてくださいね?」
「加減はするよ」
加減はね……
テスト日の夜、俺は千冬の部屋へと転がり込んでいた。ちなみに前同室だったシャルロットはラウラと同じ部屋になったようだ。
そして相変わらず千冬の部屋は荒れていた、なんならその部屋の主である千冬は相変わらず下着姿だった。
「千冬、今日のテストについて聞きたいことがあるんだが?」
「なんだ?気に入らなかったか?」
「あれは俺である必要があったのか?俺でなくとも織斑がいたはずだが?」
「あいつよりお前のほうが人気だからな、それだけだ」
なんだそれ……つまり遊び半分で入れたのか?これはお仕置きが必要だな。
「これがお前に来ている質問だ、テスト返却の際にしっかりと返答してやれ」
そう言われて千冬に渡されたのは参考書よりも分厚かった、これまさか全校生徒分あるわけじゃないよな?
「勿論全校生徒分だ」
これに今から返答しろって言うのか!?正気の沙汰ではないぞ!
「まぁ頑張ってくれ」
「千冬お酒一ヶ月抜きとお尻ぺんぺんの刑ね」
俺は千冬を抱えてお尻を叩いた後、お酒の入った物入れに三十のロックをかけることにした。
「千春……頼むやめてくれ……」
「駄目だ、せめて前日に話をしてくれていれば良かったんだぞ?なのにそうしなかった罰だ、甘んじて受け入れろ」
千冬が屈辱的な表情を浮かべているが躊躇はしない、久しぶりに千冬のお尻叩いたな。こうすると成長したものだな
「へんなこと考えるな!」
うん、考えることはやめておくとしよう。