ロクでなしとチート主人公   作:graphite

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楽園と地獄

 

 

俺とグレン先生は不安を抱えるもそのことはお構いなく時間は進みもうすぐサイネリア島というとこまで来ている船旅の途中だった。

 

「わぁ~綺麗な景色!システィ、リィエル、ナハト君もこっちこっち!」

 

ルミアが綺麗な船から見える景色に珍しく興奮して俺たちを呼ぶ。

 

「えぇ、今行くわルミア!ほらリィエルもナハトも行くわよ!」

 

「ん」

「今行くよ二人とも」

 

そしてシスティーナもそれにつられてなのかテンションが高くはやはり古墳気味に俺とリィエルを呼ぶので俺たちも呼ばれた方向に行く。

 

「ね?三人とも綺麗じゃない?」

 

「そうね。本当にきれいな景色だわ」

 

「私はよくわからないけど。嫌いじゃない」

 

「あぁ、これはいい景色だな」

 

俺たちはそれぞれの歓声で目の前に広がる景色を楽しんでいる。今くらいは三人と一緒に楽しんでおかないとな。そう思っていると後ろで.................

 

「おええぇぇぇぇぇぇぇぇ....................」

 

「ぐ、グレン君、大丈夫?」

 

グレン先生は船酔いでグロッキーのようでセラねぇに介護されえている。酔い止め飲んでこなかったのかな先生は?

 

「はぁ~もう!台無しよ..............」

 

「「あははは.........」」

 

「?」

 

俺とルミアは苦笑いするしかなくシスティーナは景色を見るのを邪魔されているのが気に食わないのか呆れているようだ。リィエルと言えば前なら「グレンが苦しんでる。この船のせい?ならこの船を斬る」ぐらいは言いそうだったが少しは成長したのか首をひねってどうしたの?といった感じのままでいる。

 

「まぁ、こればっかりは責めても仕方ないさ。誰にでも弱点とかあるだろ?」

 

「............まぁ、それもそうだけどせめてトイレとかで一人でしてほしいわ」

 

「違いないな」

 

そう俺はシスティーナと話しているとルミアが...........

 

「ねぇナハト君も弱点というか苦手なこととかあるの?」

 

「俺か~ここだけの話俺の父親がこの世で最も苦手で嫌いだな。後はアルコールにめっぽう弱いのと犬が苦手なんだ俺。」

 

俺が父親が嫌いというとやや顔を曇るがそのあとの言葉ですぐに笑みを浮かべた。

 

「お酒が弱いのは知ってたけど犬もダメなんだナハト君」

 

「あぁ、昔噛まれたことがあって痛くはなかったけどそれ以来ね............俺が唯一恐怖を感じるのは犬だな。あれは恐ろしいよ...........ホントに」

 

俺がそうやや遠い目をしているとシスティーナがからかうように言ってくる

 

「意外ねナハトにそんな弱点があるなんて」

 

「いやいや、あれは怖くない?めっちゃ怖いよね?俺走り込み中とかたまに見かけると反射的に逃げるし」

 

俺のその発言にルミアは笑いながら

 

「ふふふ、ナハト君いつも冷静でかっこいいけどそんな可愛い面もあるんだね」

 

俺はその言葉に照れながら頬を指でポリポリ掻きながら言葉を返す。

 

「俺は別にかっこよくはない..........と言うかあれはホント無理なんだよ!」

 

「(わ、私何言ってるのよ////)そ、そうだね誰にでも無理なことはあるよね!うん!」

 

ルミアは自身の言ったことを自覚し照れながら必死に言葉を紡ぎごまかす。それに気づいているシスティーナは

 

「あら~ルミアはどうして慌ているのかしら?」

 

「し、システィ!?私はあわててなんかいないよ?」

 

「ルミア顔が赤い..........風邪?」

 

「り、リィエルまで!?」

 

リィエルだけ若干違う気もするがそうルミアに詰め寄る。そんな会話をしていると船はようやくサイネリア島に着いた。

 

 

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船から降りる頃はちょうど夕方でその時の景色と言えばそれはもう大変綺麗だった。俺たちはその景色を少しの間味わうと今日はすぐに宿に向かって移動を開始した。そんな道中でもくだらない話をして先生はシスティーナに説教されたりといつも通りの感じで歩いていると宿に着き各自の部屋にわかれた。ちなみに俺の部屋は...................

 

「お前俺と同室なのかよ?」

 

「えぇ、何でも一人多いからという理由でそうなりました。今後を考えればむしろ好都合じゃないですか?」

 

「それもそうか............」

 

そうして俺たちは考えうる相手の取る手段について考えていた。情報源は主に俺になるがそんなに多くの情報は入ってきていない。隠すのもそれなりにうまいのもあるが恐らく帝国内部に協力者が入り込んでいるんだろう。だがそんなことよりも今取れる手段と現状の確認が何よりなのでそのことについて話し合いを俺と先生は続けた。

 

 

 

 

-同時刻-

 

 

「ナハトがいれば完璧だが仕方ない。と言うかアイツは多分とめてくるから言わないのが正解だな」

 

「まぁ、確かにナハトはルミアちゃんやシスティーナたちと仲いいから止めてきそうだよね」

 

「まぁ、そんなことはいいとしていくぞ皆!」

 

「「「おう!」」」

 

カッシュを先頭に男子たちはとある目的のため行動を開始した。

 

 

目的はもちろん女子の部屋に行くこと。せめて一夜くらいは可愛い女の子たちと遊んですごしたいという年頃の男の子特有の考えからだった。

 

 

カッシュは作戦は完璧でだれもばれずうまくいくと信じていた。だが、しかし

 

 

「ぐ、グレン先生!?」

 

グレン先生が腕を組み進路の先に堂々と立っていた。

 

「お、おいカッシュ。なんでだ.......この時間に先生はここには来ないはずじゃなかったんじゃないのか?」

 

「そ、そのはずだ。なんで..........」

 

男子生徒たちはありえないという風に言いあいどうするべきか考えていると.........

 

「お前らもうわかっているから出て来いよ」

 

そう言われて生徒達は出るしかないかと思い出てくると先生がなぜここに来たか説明する。

 

「なんでって顔だなお前ら.........だがな、甘いんだよお前ら。甘すぎる!!この程度の浅知恵なんてお見通しだ!大体俺だってお前らと同じ立場なら今晩!この時間!このルート!で女の子たちに会いに行くに決まってんだろうがぁぁぁ!」

 

「「「ですよねぇぇぇぇぇ~」」」

 

「まぁ、そういうこった。おとなしく部屋に戻れよ?一応規則だからな」

 

だがここにいる男たちは諦めない。彼らの心はただ一つ!楽園(エデン)にたどり着く!それだけが彼ら動かし、彼らはその道に立ちふさがる先生に向け左手を構える。

 

「お前ら............『覚悟』を決めた人間なんだな...........」

 

「先生!俺は悲しい!先生だってこっち側のはずだった!!なのに...........なのに............なんで止めるんだ!どうしてこんな風に戦わなくてはいけないんだ!!」

 

「わかってる........わかってるよ............だが!だがな!もう無理なんだ!俺は魔術学院と言う牢獄に捕らわれた奴隷.............俺が今回こんな作戦に参加したと知られたら...........俺が学院に給料を支払うことになっちまう」

 

(ツッコミ不在でお送りいたしております)

 

「先生..............どうしても退かない...........ですよね?」

 

「あぁ」

 

しばらくの間静かなにらみ合いが続く(ツッコミ不在以下略)

 

「みんな!先生を越え、俺たちの『楽園』にたどり着くぞ!!!」

 

「立場さえ............時代さえ違えば俺も同じ『楽園』を目指す同志だったはずなのにな.......」

 

そのやり取りを皮切りについに戦いの火蓋が切って落とされる!

 

「行くぞ皆ぁぁぁぁ!」

 

「こい!教師に勝てないこと............教えてやるぜ!!」

 

 

そんな馬鹿vs馬鹿の戦いが開幕したところを見ているものがいたそれは.............

 

 

「ホント男ってバカばっかり.........」

 

「あはは.........」

 

「耳が痛いがそうだよなホント」

 

「「えっ!?」」

 

風呂上がりに涼みに来たシスティーナとルミアはバルコニーに出ていたためその戦いを偶然目撃し呆れてみていると屋根から突然声がしたので見上げるとそこには腰かけているナハトがいた。

 

「なんでナハトがここにいるのよ?あなたもしかして...........」

 

「カッシュたちとは別の理由だよ先生に頼まれてここに来たんだ。もしもの時はどうにかしろってさ」

 

システィーナとルミアは年頃の同じクラスの男子にネグリジェ姿を見られ少し恥ずかしい反面自身の親友がそこに交じってないことに少し安心していた。

 

「本当は二人のその可愛い姿を見に来たのもあるっていたらどうする?」

 

いたずらっぽく笑いながらそう聞くナハトにルミアとシスィテーナは狼狽しながら答える。

 

「ふぇ!?///な、何言ってるのナハト君!?そ、その、可愛いって言ってくれて凄くうれしい////じゃなくて...えっと.......」

「そ、そうよ!////何言ってるのよ........嬉しくないわけでもないけどそういうのはルミアだけに//////////............ってそうじゃなくてー!!」

 

そんな割とガチっぽい照れた反応に俺は思いっきり笑いながら答える。

 

「あははははは!二人とも慌てすぎだって。冗談だよ。似合ってるのは本当だけどそんな理由じゃなくて本当にもしもに備えてだから安心してよ」

 

「揶揄ったわね~!降りてきなさい!〆てあげるわ!!」

 

(似合ってるのは本当/////)

 

「ごめんごめん二人とも。あとシスティーナ〆られたくないし俺が下りて行ったらダメだろ」

 

俺たちはそんなこと話しているとリィエルとセラねぇもこちらに来た。

 

「こんばんわリィエル、セラねぇ。一応言っとくけどリィエルは手を出しちゃだめだぞ?」

 

「ん。わかってる。カッシュ達から悪い感情を感じない。それにグレン楽しそう」

 

「そっか............まぁ、最近はあんな感じだよ。リィエルもそのうち一緒に騒いだり遊んだりできるさ。と言うか明日にはできるんじゃないか?」

 

俺は一応必要ないかもしれないがそう言っておいた。どこかリィエルはグレン先生に依存しているとこがあるように思ったからだ。

 

「本当はナーくんはここにいちゃ駄目じゃないのかな~?」

 

「セラねぇもわかってるでしょ?俺がそんなことすると思う?」

 

「ふふ、全然しないと思っているよ。だってナーくんそんなことしないのなんて昔から知ってるんだから」

 

「それはありがとうセラねぇ。そうだ!みんなでお菓子でも食べないか?いくつか町で買ってきたんだけどせっかくだしさ」

 

俺は隣に置いておいた袋からいくつかのお菓子を出して勧める。するとみんな食べると言ってお菓子を分け渡す。部屋で作っておいた紅茶と珈琲も出して綺麗な星空の下でティーブレイクと洒落込んだ。

 

しばらくお菓子を食べながら談笑を楽しんでいると、戦いが終わったのを確認したので部屋に戻ることにした。

 

「終わったみたいだし俺も部屋に戻るよ。余ったお菓子と開けてないやつは部屋の女子たちと食べていいよ。」

 

俺はそう言ってお菓子をルミアたちに渡し戻ることを伝える。

 

「えっ!いいのこのお菓子?ナハト君が買ったものだよね?」

 

俺がお菓子を渡すとルミアとシスティーナ、セラねぇも本当にいいのか聞いてくる。

 

「いいのいいの気にしないでよルミア。もともとこうやってあげるつもりだったしね」

 

「ありがとうナハト君」

 

「どういたしまして。それじゃ~お休み。みんな」

 

俺はそう言って屋根を飛び降り男子生徒たちを回収するためにその場に向かった。あまりにも身軽なその身のこなしにルミアとシスティーナの二人は驚いていた。そこへ扉が開き後ろを見るとウエンディがいた。

 

「あら、皆さんこんなとこにいたんですの?探したのですよ?」

 

「あっ!ウエンディ!どうしたの?」

 

「これから私たちの部屋で集まってカードゲームでもしようと思いまして。セラ先生もどうですか?」

 

「ん~私はいいよ。少し片づけないといけない仕事もあるんだ。ごめんね?」

 

「いえ!お仕事なら仕方ありませんわ。頑張ってくださいセラ先生。」

 

「ありがとう。ウエンディちゃん」

 

そう言ってあんまり遅くならないようにとだけ言い残しセラ先生は去っていった。

 

「お三方は参加しますわよね?もちろんコイバナもしますわよ!」

 

「「え?」」

「?」

 

「ルミアはナハトのことを洗いざらい話してもらいますわ!システィーナはナハトとグレン先生のどちらに気があるのか聞かなくてはなりませんしね!」

 

ウエンディもなんだかんだでかなりお決り的なことを楽しみにする娘のようでルミアとシスティーナは顔を引きつらせている。

 

「ルミアがナハトを慕っているのは見ていれば簡単にわかりますが、システィーナは一緒にいるのは多いですが微妙なとこと考えていますわ。私としてはどちらかと言うと先生のほうに気があると踏んでいますわ!」

 

「ち、ちょっと待って!本当にわかってるのウエンディ?わ、私が....そ、そのナハト君が好き........だってこと////」

 

「「むしろなんでわかんないと思うのかしら?」」

 

ウエンディとシスティーナははもりながらそう言い放つ。そもそも学院ではルミアの好きな人はナハトであるという噂はほとんどのものに知られている。そのうえルミアがナハトといる光景を見たものは全員ルミアがわかりやすく雰囲気が変わるので完全にその噂は真実だと知れ渡っている。おそらくルミアの好意に気づいていないのはナハト本人だけであろう。

 

「そ、そんな~うぅ////」

 

ルミアが照れて顔を手で押さえしゃがみこんでいると今度はシスティーナに矛先が向かう。

 

「それにシスティーナのほうも気になりますわ!貴方はナハトとも仲が良く、ルミア同様に一緒にいることが多いですがあなたは先生とも仲いいですわよね?どちらが本命なのか気になりますわ!」

 

システィーナの場合はウエンディの言う通り噂は二分しておりどちらが本命かという話が噂になっている。システィーナが基本的に男性と話しているのはその二人が多く確実にどちらかだと踏んでいるものが多くいるためそういった噂が流れていた。

 

「し、システィはどっちが好きなのかな?」

 

「る、ルミアまで!?」

 

ルミアは自身の噂は知らないがその噂は聞いているため自身の親友がライバルなのかしっかり確認しようと思っていた。

 

「ねぇ、その話私も参加していいの?」

 

ここで助け舟?になったのは意外な存在であるリィエルであった。

 

「えぇ、もちろんですわ!リィエルには先生のことを聞きたいですしね!」

 

「わかった。グレンのことは任せて!」

 

リィエルはそのまま乗り気のようでウエンディと一緒に部屋に向かい始める。

 

「さぁ!お二方も!お慕いする殿方について洗いざらいはいてもらいますわよ!」

 

そのウエンディに勘弁してくださいという表情をしながらもついていくルミアとシスティーナであった。

 

 

その後彼女らの楽しい夜はあっという間に過ぎ去っていくのであった。

 

 






すいません水着回の前にこの話はさむの忘れていたので今回は水着回前です。ナハトを鈍感系にするつもりはなかったんですが、ナハトは幼いころから軍にいることも考慮すればこんな感じかなと思いこうすることにしました。そして、システィーナをヒロイン枠にするか悩みどこです。あの小説書きの趣味があると正直恋愛系のことは書きたいなと思うんですよね。ただ、ルミアが絶対でルミアだけで後はイヴだけでいいとも思っています。中途半端なままにしてもいいですが一応アンケートとってみようかなと思います。必ずアンケート通りするかはわからないですが参考にしてみようと思います。


今回もここまでこの駄作を読んでくださりありがとうございました!





シスィテーナのヒロイン追加

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