ロクでなしとチート主人公   作:graphite

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すみません。ロクアカ好きなんです。多分もう一話更新します。さすがその次はありふれやります


彼の覚醒と不穏な影

「昨日は........その...........すまなかった。俺は魔術が大嫌いだが...........その、言い過ぎたつうか........まぁすまんかった」

 

 

今日もいつも通り三人で登校してきたらグレン先生が開口一番システィーナに謝罪してきたのだ。クラスの全員もあまりの光景に開いた口が塞がらないでいた。だがこれで終わらずさらにグレンは予想外な発言をする

 

 

「さて、それじゃ~授業を始める」

 

正直これには俺も驚きだ。謝罪したとはいえ授業までするつもりになるとは思いもしていなかったからだ。

 

「あ~授業を始める前にお前らに言いたいことがある」

 

生徒たちは何だと聞き入るといきなり.............

 

「お前等ってホント馬鹿だよな」

 

いきなりの暴言だった。これにはクラスの全員が何言ってんだと言い返す。いやまぁ確かにあんた賢いのは知ってるけど言い方あるだろう?なぜ煽りから入る?自分が少しでも憧れていた人の不器用さにあきれているとシスティーナに次ぐ成績のギイブル「《ショック・ボルト》程度の一説詠唱もできないくせに」といった。他にも「《ショック・ボルト》なんてとっくに究めましたわ」とウェンディというドジっ子で話あるものの優秀な生徒である彼女が馬鹿にしたように言う。

 

大体なぜグレン先生が一説詠唱ができないことを知っているかというとここまでの数日間に一度システィーナと決闘をしていたのだがその時にできないことがクラス全員に知られてしまった。まぁ、先生が”その気”ならシスティーナは何もできずに負けていただろうけどな。

 

「それを言われると耳が痛い。俺は男に生まれたくせに魔力操作と略式詠唱のセンスがなくてね.........だが、誰だか知らないが《ショック・ボルト》程度って言ったか?やっぱ馬鹿だわ。自分で証明してやがんの」

 

「まぁ今回はその《ショック・ボルト》について話してやる。お前らのレベルならちょうどいいだろ」

 

この発言に対してまた反論が出るがそんなのいざ知らず黒板に詠唱を書き綴る。

 

「はいは~い、これが、黒魔《ショック・ボルト》の呪文書でーす。ご覧下さい、なんか思春期の恥ずかしい詩みたいな文章や、数式や幾何学図形がルーン語でみっしり書いてありますね~、これ魔術式って言います。」

 

そしてそのまま生徒たちを無視しながら話を進める

 

「さて、基本的な詠唱はこの通り《雷精よ・紫電の衝撃以って・打ち倒せ》ですが、まぁ略式詠唱できるやつは《雷精よ》の一節で発動させられまーす。.........では問題だ」

 

「《雷精よ・紫電の・衝撃以って・打ち倒せ》こうして四節にするとどうなると思う」

 

その発言にクラスメイト全員が黙り込む。まぁこれが分かる奴はいないんじゃないか?そう思っているとギイブルとウェンディが反論するが..........

 

 

「そんなものまともに起動しませんよ。何らかの形で失敗します」

 

「バーカ、そんなんわかってんだよ。完成された術式をわざと崩してんだから当然だ。俺が聞きたいのはその何らかの形がどういったものなのかだ」

 

「なッ!」

 

「そんなのランダムに決まってますわ!」

 

「ランダム?笑わせるなよ。こんな簡単な術式捕まえてきてランダムとか。他にわかる奴いねーのか?お前ら極めたんじゃねぇのか?」

 

そう言われて全員黙りこける

 

「はぁ~仕方ない答え合わせだ。おい!確かナハトだったか?答えてみろ」

 

えっ?俺ですか?まぁ、これくらい余裕ですけど............

 

「先生なんで俺なんですか?」

 

「セリカからこれぐらい簡単にできると聞いている。大体最初からお前わかってんだろ?だったら答えろや」

 

あぁ~あの人か。あの人ならそうゆうこと言いそうだな~てか俺あんま目立ちたくないんだが?

 

「はぁ~わかりましたよ。答えは”右に曲がる”です」

 

「フッ、正解だ。《雷精よ・紫電の・衝撃以って・打ち倒せ》」

 

そう言って先生は詠唱すると俺の答えた通りの軌道をたどって発動された。

 

「そんじゃ、さらに区切って5節にするとどうなる?」

 

「射程が3分の1になる」

 

「正解だ。なら一部を消したら?」

 

「威力が大幅に落ちる」

 

「正解」

 

俺は先生に聞かれたことを寸分たがわず答える。そんなやり取りをしている俺達の事をみんなは何なんだと意味が分からないという風に見ていた。当然だろう彼らからすれば自分たちに見えない”何か”を二人は見ていると感じているからだ。

 

「さて、とまぁ極めったていうならこいつくらいできないとな?」

 

その発言にクラスメイトは全員黙り切ってしまう。

 

「いいか魔術ってのは超高度な自己暗示だ。.........たかが言葉にそんな力あるのかと言いたげだなぁお前等。そんならいっちょ実験だ」

 

「おい!ルミアだったな?ナハトがお前に惚れってるってさ。それもゾッコンで一日も早く付き合いたいだってさ」

 

「えっ///////////////」ボンッ

 

「んなッ!せ、先生何言ってんだよ!」

 

そう言われたルミアは突然顔を真っ赤に染めていた。

 

「ハ~い皆さん注目。今彼女の顔はリンゴのように真っ赤になりましたね?見事言葉ごときが彼女の表層意識に影響をもたらしました。これが魔術の基本だ。意識のきかない深層意識なんていう必要もないだろ?」

 

「まぁこれが理解できれば........ん~そうだなぁ《まぁ・とにかく・痺れろ》」

 

とても詠唱とは思えないふざけたもので発動した《ショック・ボルト》。そのことにクラスの全員が驚愕の表情を浮かべる。

 

「これくらいの改変は簡単にできるようになる。ほれお前もやってみろ」

 

そう言って先生は俺に向かってふわりと教科書を投げるので

 

「《吹っ飛べ》」

 

すると《ゲイル・ブロウ》が発動し結構な勢いで先生の頬を掠め教科書が飛んでいく。

 

「..........なぁ今俺狙ってなかったか?」

 

「いやですね先生。ちゃんと当たらないようにギリギリを狙って飛ばしましたよ?」

 

さっきのルミアの件が少々癇に障ったのであえてあてずに掠めるギリギリを狙って俺は魔術行使をした。

 

「お、おう。.......つーわけで今日は《ショック・ボルト》を使って術式構造と呪文のド基礎を教えてやる。興味ないやつは寝てな」

 

とはいうものの子の授業で寝るやつは誰一人としていないだろうことは簡単に予想出来ることだった。

 

 

それからというものグレン先生の評価はうなぎのぼりで先生の授業を受けに立ってまで聞きに来るものまでいた。だからこそテロリストたちの手が迫っているとはつゆ知らずにいた。

 

 

 

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「遅い!..............遅すぎるわ!最近頑張っていると思えばすぐこれよ!」

 

今日は俺達のクラスは前任のヒューイ先生によって授業が遅れている俺達2組は休日も学校である。だがここ最近にしては珍しく遅刻しているグレン先生にシスティーナは怒り心頭の様子だ。

 

「まぁまぁ落ち着いてシスティ。」

 

そう言ってなだめるルミア。

 

「まさか、今日を休校日と勘違いしているんじゃ.........」

 

「まさか..............いくら何でも..........ないよね?」

 

ルミアも否定しきれず苦笑いだ。まぁ恐らくそれだろうな。俺がそう思っていると.............

 

ッ!

 

マズイ奴らが来たか。このまま教室にいたら拘束される。一度トイレに行くふりして教室を抜け出し各個撃破するしかないか。ルミアを少々危険にさらしてしまうがやるしかない。というかこれ以外で全員無事に助かるすべはない

 

「悪い。俺少し席を外すよ」

 

「ちょっ!ナハト!一応今は授業中よ!どこ行こうってのよ」

 

「少しトイレだよ。大丈夫だって。すぐ戻るから」

 

「.......ねぇナハト君何かあるの?」

 

この子勘よすぎじゃありませんか?あと少しで表情に出そうだったな

 

「何かってなんだよルミア。大丈夫だって、ほんの少し席外すだけだから。な?」

 

「う、うんならいいんだけど........」

 

「それじゃ、行ってくるわ」

 

「早く戻ってくるのよ?」

 

「了解」

 

俺はそれに短く答えて教室を出ると、すぐに別の教室に入り隠蔽の魔術をかけて奴らが来るのに対して備える。とにかく今できる準備をしないとな。まずは姉さんに報告して誰か人を呼べるようにするのと一応の判断を仰いでおくべきだろう。

 

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ナハトが席を立ってからルミアは自分のノートの上にいつの間にか紙切れがあるのを見つけた。さっきまでなかったはずと思い不思議に思いそれを見るとナハトの字でこう書かれていた。

 

『少し危険な目に合わせてしまうかも入れない。本当にごめん!でも必ずルミアは俺が守る”約束”だ』

 

その置手紙を見てルミアは自分のいやな予感があたっているのを確信する。さっきナハトの表情がほんの一瞬だけ鋭くなったのをルミアは見逃していなかった。そして、ルミアは彼が”あの人”なんだと半ば確信に近いものを抱いていた。いや、この場で確信に変わった。だからこそ、危険な目というのは正直怖いけど........それ以上にルミアはときめいてしまっていた。何せ意中の相手から必ず守ると直接じゃないにしろ言われたのだ。そして何より”約束”という文字が書かれているのがよりルミアの胸をより高鳴らせる。

 

(ほんとずるいなぁ~ナハト君は.........それにあなたも覚えていてくれたんだ/////)

 

ルミアにとってかけがえのない約束。それを覚えていてくれて..........なおかつその約束を守ってきてくれていたんだと思うと嬉しくてたまらなかった。

 

「?ルミア?少し顔紅いけど大丈夫?」

 

ナハトの置手紙のせいでルミアは顔が無意識に赤くなっているのだ。しかしそんなこと親友とはいえ恥ずかしいので誤魔化す。

 

「な、何でもないよ?」

 

「なんで疑問形なのかしら」

 

「き、気にしないで。大丈夫だから。ね?」

 

「ルミアがそういうならいいけど...........」

 

そんな話をしながら二人は自習をしていると教室の扉が開かれた。システィーナ含むクラスメイトは先程外に出たナハトかあるいはグレンかと思った。しかし、教室に入ってきたのはチンピラ風の男とダークコートを着た男の二人組だった

 

 

 

 

再計:システィーナのヒロイン追加について

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