ロクでなしとチート主人公   作:graphite

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システィーナとクリスマスイヴそして.......

 

 

12月24日クリスマスイヴにナハトは噴水広場で一人立っていると..............

 

 

「お~い!ナハト~!」

 

「ん?」

 

待ち合わせをしていたシスティーナがナハトの名前を叫びながら駆け寄ってくる

 

「ふ~.............お待たせナハト。待たせたかしら?」

 

「いや、俺も来たばっかりだぞ」

 

白色のよく似合う厚手のコートを着込んだシスティーナとナハトはデートの鉄板のようなやり取りをする

 

「それにしてもまだ時間あるのにわざわざ走ってこなくてもよかったんじゃないか?」

 

「うっ............それはその少し浮かれていたというかなんというか..........////」

 

システィーナは珍しくはしゃいでいたことを自覚し少し照れくさそうにコートと同色のマフラーを少し持ち上げ赤く上気した頬を隠すようにする

 

「珍しいな..............さて、外にいても寒いしさっさと目的地に行くか」

 

「そうね、早速だけどいきましょうか!」

 

ナハトがそう言うと二人は仲良く隣に並び歩き始める

 

今日ナハトがシスティーナとこうして待ち合わせをして外出したあのには理由がある

 

1つは丁度システィーナと最近話した書店が併設した落ち着いた雰囲気のカフェが開店したためである。ナハトは趣味でカフェ巡りや読書もするので興味深いと思っていてそれはシスティーナも同じだったために2人で行くことにした。そしてもう一つは..................

 

「でも以外ねナハトが私を誘うなんて」

 

「ん?そうかな?」

 

「だってナハトなら普通ルミアを誘うと思ったもの」

 

システィーナはルミアがナハトのことを好いているのも知っているし、ナハトが少なからずルミアに特別な感情を抱いているのも見ていればわかる。だからこそ今日ここに来るのは少し申し訳なくもあったが少し期待してしまう自分がいるのも事実だったりする

 

「そうかな?まぁ、それはともかくとして今日はシスティーナじゃないとダメなんだよ」

 

「ふえぇ!?//////な、なに言ってるのよナハト!/////////ワタシジャナイトダメダナンテ.....ソンナ」

 

「?顔赤いけど大丈夫か?」

 

ナハトは自分の発言が勘違いを生むようなものだと自覚していなかった。そのため突然顔を赤らめ慌てふためくシスティーナが不思議でならなかった

 

「だ、だ、だ、大丈夫よ!////心配しなくても平気よ?」

 

「?そうか?何かあったらすぐ言ってくれよ?」

 

(も、も、も、もしかして今日ナハトから...........ダメよ!ダメに決まってるはシスティーナ!ナハトにはルミアが..........あぁ~でももしそうなったら私は////////)

 

システィーナはあんなことやこんなことを妄想して顔を赤らめたり慌てふためき動揺したりと胸中とても穏やかとは言えない状況だった

 

そんな様子を見ているナハトは本当にどうしたんだろうと自身が原因であるという自覚はないままに不思議に思ってそのまま二人で歩いているのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暫く歩くと二人は目的地にたどり着く。そのころにはシスティーナも落ち着きを取り戻していたが内心ではまだまだ期待と動揺があった

 

 

「ここだな.............さて、さっそく入ろうぜ」

 

「そうね..........どんなカフェなのか楽しみだわ」

 

 

ナハトが店の扉を開け入っていく落ち着いた雰囲気に合う内装のカフェと書店があり静謐な空間がそこには広がっていた

 

2人はまずは手ごろな本を探すために書店に向かう

 

「思った以上に結構数があるわね」

 

「確かにカフェ併設だからあんまりないかと思ったけど想像以上だね」

 

併設された書店なだけに本の数はそれほどでもないかと思っていたが想像以上の数が供えられた恩田名を目の当たりにし感嘆する

 

「さて...................書籍の数に注目するのもいいけど読みたい本探そうぜ?」

 

「そうね..........これだけあれば普段読まない作品とかありそうだし楽しみだわ」

 

2人はそれぞれ思い思いに本を選び始める。その二人の表情はワクワクしているような感じで目を輝かせて沢山の本の棚に並べられている書店に没頭するのであった

 

 

 

 

 

「さて、俺はこれにするか...............」

 

 

ナハトがとったのは短編の小説だった。あらすじはよくある推理小説で一人の奇術を使う怪盗に探偵の少年が挑むというものだった

 

「ナハトは決まったかしら?」

 

「ん?システィーナか..........そっちも決まったみたいだな」

 

「えぇ、ナハトはどんなのにしたのかしら?」

 

「推理小説だよ。システィーナは?」

 

「私はね学園での...............じゃなくて、私も同じようなものよ」

 

「?学園ものじゃないのか?」

 

「え、えぇ、そうよ..............推理小説よ!うん、断じて学園ものじゃないわよ!」

 

「お、おう......(何に慌ててるんだ?)」

 

因みにシスティーナのとったものは学園恋愛もので主人公の女の子が親友の想い人に恋をするといったものであった。何となく既視感のあるようなないような関係図の作品を思わずシスティーナは手に取っていた。だからこそ何故かシスティーナはナハトに本当のことを言えなかった

 

「ま、まぁ..........本を買ってカフェのほうに行こうぜ」

 

ナハトはやや困惑しながらもシスティーナを連れて支払いに向かう

 

(言えるわけないわ............まるで私がナハトを意識してるみたいじゃないの/////)

 

 

システィーナが内心でそう言い訳をしながらナハトの後ろに続きカフェへ移動するのであった

 

 

 

 

 

 

「さて、本も買ったしなに頼もうかな~」

 

ナハト達は本の購入を済ませるとカフェの一席に座る。そして席においてあるカフェのメニュー表に視線を落とし楽しそうにしながらナハトは注文を決めようとする

 

「そうね、お菓子とかもおいしいって評判だったし楽しみね」

 

システィーナもそれは同じでどれにしようかと心躍らせてメニューを見ていた

 

「ん~飲み物はオリジナルブレンドかな...........それで後は..........よし、この日替わりサンドイッチにしようかな」

 

「そうね...........私は紅茶にシュークリームにしようかしら」

 

2人はメニューを決めると店員を呼んで注文を伝えると買った本を取り出した

 

「さて、さっそく買った本でも読んで待とうかしら」

 

「そうだね。せっかくだしここでゆっくり楽しもう............と言いたいところだけど少し待ってくれないか?」

 

「ナハト?」

 

ナハトはここで一度待ったをかけるとナハトは自身の肩掛けのカバンの中から放送された小袋を取り出す

 

「さて、今日システィーナを呼んだ理由なんだけどね............」

 

(えっ...........それってもしかして..........///////)

 

システィーナは集合した時のやり取りを思い出して顔を赤くする。システィーナは期待してはいけないと思いつつも期待感を抑えられずナハトの次の言葉を待つ。そしてついに..............

 

 

「システィーナ誕生日おめでとう!」

 

 

「へ?」

 

 

システィーナは鳩が豆鉄砲を食ったように呆気にとられる

 

 

「システィーナの誕生日って確か今日だろ?クリスマスイヴだからクリスマスプレゼントと一緒に誕生日プレゼントを贈ろうと思ったんだけど.................って、どうしたんだシスティーナ?もしかして日にち違ったか?」

 

ナハトはシスティーナが考えていたことなど知るはずもなく呆けているシスティーナを見て間違えたかと不安になる

 

(そうよね........鈍感なナハトにそんな浮ついた話期待した私あおかしいのよ.........って来たいなんてしてないわよ私!?////////)

 

「え、えっと合っているわよ?ただ少し驚いちゃって..........」

 

「そうかならサプライズ成功でいいかな?そうだこれ早速開けてみるといいよ」

 

ナハトは袋を差し出すとシスティーナに開けてみるといいと勧める

 

「プレゼントありがとうナハト。お言葉に甘えて早速開けさせてもらうわね」

 

システィーナは丁寧に包装された袋を開けて中に入っているものを取り出す

 

「わぁ~綺麗な栞ね!それにこのブックカバーも素敵なデザインだわ!」

 

三種類の花のデザインが施された栞と小さな小鳥と花びらで彩られた可愛いらしいデザインのブックカバーが入っていた

 

「帝都の方で有名な手芸屋の人と知り合いで作ってもらったんだ」

 

ナハトはつい最近帝都に仕事で短い間赴いていた。その時に偶々知り合うことになったその手芸屋に注文しておいたのだ

 

「有名なって...........これ高かったんじゃ.........」

 

システィーナは見るからによく作りこまれたそれを見て高額なものなのではないかと少し申し訳なくなる。

 

「別に大した金額じゃないし気にしなくていいよ?こういうこと言わないほうがいいかもだけど知り合いだからって安くしてもらってるしね」

 

その手芸屋は気前のいいひとで何か買うといつもおまけだとか割引だとかしてくれるのだ。正直申し訳なく思う気もするが純粋な好意であるため受け取らざる負えないのだ

 

「そうなのね...........」

 

「それに喜んでくれるならそれが一番だからお金なんて気にしないでいいんだぞ?」

 

そう言われたシスティーナは気恥しさを感じるがそれ以上にこんな素敵なプレゼントをもらったことがうれしくてたまらなかった

 

「本当にありがとうナハト!大切に使うわね!」

 

「喜んでもらえて何よりだよ」

 

嬉しそうにはにかむシスティーナを見てナハトは満足そうに笑みを浮かべる。

 

それからシスティーナはブックカバーを早速買ったばかりの本に使い頼んだメニューが来るのをナハトと二人読書しながら待った

 

 

そして、注文したそれぞれのものを楽しみながら二人はまた穏やかな雰囲気を湛えたまま読書にふけるのであった

 

 

 

 

再計:システィーナのヒロイン追加について

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