(楽しみ過ぎて早く来すぎちゃった.........)
ルミアは冬の寒空の下、クリスマスにナハトから誘われ街に遊びに...........デートに行くことになっていた
そしてそんなルミアはクリスマスと言うこともありわざわざ誘ってくれたことに期待と喜びで待ち合わせのなんと二時間前に待ち合わせ場所に来ていた
(早く来すぎて引かれるかな...........で、でも今日誘ってきたナハト君だし..........クリスマスだししょうがないよね//////)
ルミアはあまりに早く来すぎたことにひかれないか心配になるもののクリスマスのせいと言うことにしておこうと心の中で言い訳を始めていると...........
「あれ?ルミアもう来てたのか?」
そう言って歩いてきたのは待ち人であるナハトだった
「あっ、こんにちわナハト君...........って集合時間の大分前だよ?」
ルミアもその発言はブーメランではあるものの、ルミアがついてから数十分でこの場に現れたことが予想外なため気づけばナハトに聞いていた
「いや、ルミアもだいぶ早いんじゃないか?」
「えっ////////////だって......それはその........楽しみだったんだもん//////」
照れたようにもじもじとしながらそう言うルミアの姿にナハトは............
「............そ、そうか。なら仕方ないよな(なんかいつにもまして可愛い気がするなルミア///」
ナハトは思わず無意識に見惚れてしまった事を誤魔化す様に若干視線を泳がせ頬をポリポリと掻きながら若干頬を赤くし返答する
だが、同様のせいか最後の部分はナハトは心の中で思ったことが思わず口からこぼれていた
(ふぇっ!?//////い、今可愛いって..........///////////も、もう一回言ってくれないかな//////)
ルミアは思わぬナハトの発言に顔をリンゴのように赤く染め、冬の寒さなんて嘘みたいに感じるほど火照っているのを感じる
「そ、そ、そうだよね?/////で、で、でもナハト君も凄く速いよね?」
ルミアは恥ずかしさと嬉しさがごっちゃになってうまく言葉が紡げずにつまりつまりでナハトにも早すぎではないかと尋ねる
「えっ............あ~そのなんだ........誘っといてあれだが俺もルミアと遊ぶの楽しみで気づいたら家出てここに来てたんだ」
ナハトは基本的に約束の時間の一時間から三十分前には着くようにしている。だからこそ今日のナハトはかなり浮かれていたのだと言えるだろう
「そ、そっか///////なんだかそう言ってもらえると嬉しいね?/////」
「そ、そうだな..........俺もそのルミアが楽しみにしてくれてるって知って嬉しかった////」
2人して顔を赤くして俯きがちになっている姿はさながら初々しいカップルと言うべきものだった。
そして、そんな様子を見かける周囲の人々はみなこう思った
(((こっちが恥ずかしいわ!!!)))
余りの二人の初々しさに寧ろ当人達よりも自分たちのほうがよっぽど恥ずかしいのではと考えるまでに至っていた
そんな周囲の人たちはよそにナハト達は早速、遊び(デート)を始めようとしていた
「えっと.........早いけど行こうか?」
「う、うん!そうだね......それで、そのね....お願いがあるんだけど........./////」
またもルミアは照れ臭そうにして俯きがちに何かを提案しようとする
「?どうしたんだルミア?」
ナハトはそんなルミアの様子を不思議そうに見る。そして意を決したルミアは顔を上げナハトに提案する
「その前のデー........お出かけの時の帰るときと同じように......手をつないでほしいなって.......ダメ、かな?///」
「え?///」
ルミアの思わぬ提案にナハトも気恥ずかしさと驚きと言い表せないなにかを感じる
「そ、そのね..........あのとき凄い安心して.......その.........嬉しくてね?////できれば今日はずっとしてほしいな~なんて////」
(そう言えば前も....../////)
ナハトは以前のお出かけのことを思い出しその時と同じ熱と鼓動の煩ささを感じる
「え、えっと........なんだ......俺もあの時嬉しかったんだと思う////だから..........今日はそうしよう」
そう言ってナハトは意を決したように自らルミアの手を取る
「あっ............ふふふ、すごくうれしいな////」
(今日のルミアなんかヤバい!何がヤバいかわからないけど頭がおかしくなりそうだ.....)
ルミアがとてもうれしそうに赤くなった顔のまま花が咲き綻ぶような笑顔を見てさらにナハトは自分の思考がまとまらなくなっていた
「...............//////行こうか」
ナハトは何とかそれだけ言うとルミアと一緒に手を取り合いながら街に繰り出した
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ナハトとルミアの最初の予定は二人でクリスマスプレゼントを買うことだった。そんな二人が訪れた場所は時計専門店だった
「へ~時計も結構な種類があるもんだな.............」
ナハトは店内に並べられている時計を見てどれがルミアにあうかと探していた
「うん、こんなにあるとさすがに悩むよね」
ルミアもナハト同様に店内の時計を見て同じ感想を抱く
「そう言えば時計を贈りあわないかって提案したのはルミアだったけど時計が欲しかったのか?」
「えっ!............えっと、そのそれは//////(言えるわけないよ//////だって時計を贈ることの意味は........)」
ナハトは大した意味はないがふと時計を贈りあおうと提案した理由が気になりルミアに聞くとなぜかルミアが突然動揺を見せる
「?ルミアどうしたんだ?」
「う、ううん何でもないよ?その.........ほら!ネックレスはこの前買ったよね?だから今度は時計がいいかな~って」
「成程ね~確かにそれなら時計がしっくりくるかも。マグカップもあの時買ったし、贈り物的には時計がいいか」
ナハトはまたそれからなんでもなかったように視線を綺麗に陳列されている時計に移した
(危なかった~だって時計を贈る意味は貴方と〝同じ時間を共有したい〟だもん。そんなの恥ずかしくて言えないよ/////)
ルミアは時計を贈る意味を知ったうえでの提案だったのだがさすがにこれを言うのは告白同然なため憚れる。どうせ告白するならもっとムードのある場面でしたいし、ルミア的にはやっぱりナハトから告白されたいのも大きい
ルミアはそんなことを考えながらナハトと同じように陳列された時計を見てふと一つ目をひかれるものがあった
「あっ...........これナハト君の好みかも」
そう言って手に取ったのはスケルトン懐中時計だった。スケルトン懐中時計はむき出しになった歯車部などが見えることができ、その歯車部の造形美を楽しむことのできるそれはナハトが好みそうだとルミアは感じたのだ
「うん...........これが一番ナハト君らしいかな」
ルミアは手に取った懐中時計に決めるとナハトのほうを見るとナハトも決まった様だった
「よし!ルミアならこれが一番いいな...........ん?ルミアも決まったのか?」
「うん、ナハト君も決まったみたいだね」
「あぁ、それじゃあ早速会計済ませるか」
2人は選んだものをもって会計に向かった
2人は会計を済ませて外に出ると早速それぞれ買ったものを交換する
「早速だけど.........はい、ルミア。メリークリスマス」
そう言ってナハトが渡したのはルミア同様に懐中時計でルミアが選んだものとは違って上蓋があり、その上蓋には薔薇の花の精巧で上品な飾りつけがされていた
「わぁ~綺麗な薔薇だね!ありがとう凄く嬉しいよナハト君!」
「どういたしまして。喜んでもらえてよかったよ」
ナハトも喜んでくれたのがうれしかったため自然と笑みを浮かべていた
「それじゃあ私からも渡すね。はい!メリークリスマスナハト君!」
「へ~すごいなコレ!なんか落ち着いててカッコいいな~」
ナハトは満足そうに目を輝かせてルミアが渡した懐中時計を見ていた
「ふふ、なんだかそれを見た時ナハト君の好みっぽいな~って思ったんだ。それにどことなくナハト君に似てる気がしたんだ」
「俺に?」
「うん、いつもナハト君は落ち着いててカッコいいからね!」
「!そ、そうか//////」
ルミアはどこか誇らしげにそう伝えてくる様子にナハトは褒められて照れる子供のように嬉しさもあり恥ずかしくもあるような感じになっていた。
(正直に言うのは少し恥ずかしかったけどナハト君が照れてるの可愛いな)
ルミアは攻めた発言に若干の恥じらいは感じるもナハトの様子を見て満足していた。ここ最近のナハトは明らかにルミアに対しての感情が幾分か豊かと言うか振れ幅が大きくなってきていた。ルミアにもそれはよくわかるくらいにだ。ナハトの本心こそわからないがこういった反応を見せてくれることはルミアも意識してくれているのかと感じ嬉しくもあるのだ
「さて!結構時間かかったしお昼行こうか!」
ルミアはナハトの手を引きそう提案する。ナハトは照れているところに突然のことだったので若干慌てるも笑みを浮かべまた二人で歩き始めたのだった
2人は昼食を済ませるとナハトが予定していた歌劇団のクリスマス公演を楽しんだ。出演者の歌と演技には2人して魅入られ最高の公演を見ることができ満足だった。そして二人は公演の満足感のままこれまたナハトが予約していた店に入り二人で感想を語り合いながら頼んだ美味しいクリスマス限定の料理に舌鼓をうち至福のひと時を過ごすと辺りはすっかり真っ暗になっていた
「今日は誘ってくれてありがとうナハト君!すっごく楽しかったよ!」
ルミアはナハトと手をつなぎ歩きながら冬空下で眩い笑顔でナハトにそう伝える
「それはよかったよ。俺も凄く楽しかった。本当に忘れられないくらいに」
そしてナハトも大げさともいえる言い方の通り本当に満足感あふれる表情で伝える
だが、ナハトにはまだ一つルミアにまだ贈れていないプレゼントがあった
(多分もう少しかな..........)
「なぁ、ルミア少し公園に行かないか?」
「?いいけど何かあるの?」
ルミアはナハトの突然の提案に疑問の表情を浮かべる
「ん~なんというかもう少し一緒にいたいかな~って」
「え/////え、えっと.........その.........分かった////////」
(もしかして告白されるんじゃ...........って、違うよね/////でも........)
ナハトの言い回しにルミアはもしかしてと勘繰り期待してしまう。なんにせよナハトの言うことは本心だし、ルミアもまだ帰りたくないと思っていたりするのでナハトの提案を受け入れた。
それから少し歩くと公園につく
ナハトはルミアを連れ公園の広場まで行くとベンチがあり、そこに座ろうとナハトは提案し二人はそこに腰掛ける
「少しの間ここにいることにいることになると思うからこれ」
ナハトは長めのマフラーをカバンから取り出しルミアに渡す
「ありがとうナハト君。あっ、でもナハト君はいいの?」
「俺は大丈夫だからルミアが使いなよ」
ルミアは手渡されたそれをまじまじと見る
(結構長いよねこれ.........これならできる.........かな?でも、恥ずかしいし/////)
まじまじとマフラーを見ているルミアをナハトは不思議そうに見ていた。
「ルミア?」
(いやでも...........やっぱりあれは憧れるし.......うん!もうやっちゃえ!/////)
ルミアは長いマフラーを自分にまくと余った分をナハトに差し出す
「そ、その...............これ長いから一緒に巻かないかな?////」
「え?////い、いやでも流石に2人で使うには短いだろ?」
ナハトが渡したマフラーは長めではあるものの流石に2人で使う想定はしない為無理ではないかと伝える。最も単にナハトが恥ずかしかったというのもある
「だ、大丈夫だよ!/////だってこうすれば.............」
ルミアはそのままナハトとの間を一気に詰めて肩と肩がピッタリ触れて寄り添うようにする
「る、る、ルミア!?/////」
ナハトもそのルミアの大胆な行動に驚きと恥ずかしさで動揺する
「こ、これなら...........その.......二人で使えるし.........何よりもっと暖かいよね?/////」
ルミアは顔を赤くしながらも言い切る。ルミアはマフラーを二人で巻いて寄り添うというベタな恋人同士のシチュエーションに憧れがあった。なのでこの機会にと勇気を振り絞って提案する
(うっ////..........恥ずかしいけどルミアの頼みはなんでか断れないんだよなぁ)
対するナハトは恥ずかしさを感じるもルミアのお願いと言うのにめっぽう弱い。だから...........
「お、おう........確かに暖かい.......えっと、なんていうか........このままがいい////」
「そ、そっか////////うん......私もこうしてると幸せだな........」
ルミアはそう言うとそのままナハトの肩に頭を乗せて完全に寄り添う。対するナハトはもう頭が完全に回らくこのままがいいなどと言ってしまう始末だった
そうしてしばらく二人は何も語らずただお互いの存在と温かさを感じて過ごす。そしてついにナハトが待っていたものが来る
「..........あっ、雪だ」
ルミアがふと顔に冷たい何かが触れたと思うとそれはしんしんと降り始めた雪だった
「ホワイトクリスマスだな.............さて、ようやく降ってくれたな」
ナハトが待っていたものは雪だった。ナハトは今日雪が降ると魔術で観測していた。そのためあるものをルミアに見せることをもう一つのプレゼントにしようと思ったのだ
「ルミア。俺からもう一つのクリスマスプレゼントを贈るよ」
「プレゼント?」
「見てて.......《我は奇術師・我は万象に彩を与える者・我が幻想以って・白銀の輝きを・鮮やかに染め上げろ》」
ナハトは魔術の詠唱すると足元に大きな魔術方陣ができる。するとそれが光を放つと..............
「わぁ~!!凄い綺麗!!!」
ルミアは声を上げて目の前に広がる壮麗な景色に目を奪われる
ナハトの魔術により雪が色とりどりに輝きまるで夜空の星々の中に吸い込まれたかのように感じさせられる。更にそれだけでなく雪が集まり様々な雪の結晶や花や鳥、蝶や様々な形を等を作り出して幻想的な情景を作り出していた
この魔術はナハトが編み出した黒魔改【スノウ・イリュージョン】。雪と可視光を利用して幻を作る魔術でナハトは戦闘用に天候を活かしたものができないかと開発していた結果できたもの。だが結局最終的には幻月があれば大抵はどうにかなるのでお蔵入りになった魔術。
「綺麗だろ?雪が降ってるとき限定の魔術なんだ」
「うん!本当に綺麗だよナハト君!」
ルミアは目を輝かせて景色に見入る様子はまるで子供がはしゃいでいるようだった。そんな風に喜んでいる様子を見ているナハトは魔術の成り立ち関係なしにこの魔術を作ることができてよかったと感じていた
そして数十分ほどすると幻想的な景色が薄れていき最後にはただ静かにしんしんと降る雪だけになっていた
「これが俺がルミアに見せたかった............贈りたかったクリスマスプレゼントだよ」
「ありがとうナハト君!本当に..........本当にこんなきれいな風景を見せてくれてありがとう」
ルミアは最初に見せてくれた花が咲き綻ぶような笑顔でナハトに感謝を伝える。ナハトもその笑顔を向けてくれることが嬉しくて満たされるように感じた
「ねぇ、ナハト君?」
「ん?どうしたんだルミア?もう一度見たいのか?」
「うんうん。もう一度見たいのは確かなんだけどそうじゃなくてね..........もう少しこのまま..........今度はただを降るのを少し眺めていたいなぁ~って」
そう言ってまたルミアは頭をナハトの肩に添え寄り添うと今度はそれだけでなく、ナハトの手を自らを取り恋人繋ぎをする
「こうしてね............寄り添って、手を繋いでると凄く幸せで安心するの。だから今日はずっと幸せだったんだ。だからもうしばらくこうしていたいな」
そのルミアの言葉と同じことをナハトも抱いていた。確かに恥ずかしかったり驚いたりとしたこともある。だがそれ以上にルミアと同じように幸福感を感じていた。だからこそナハトの答えはすでに決まっている
「俺も...........俺もルミアと同じなんだ。こうしてると幸せなんだ...........なんだかこのままずっとこうしていたいくらいに.........」
そのまま二人はしばらくの間寄り添って座っていた
似た者同士の二人だからこその平穏と心地い静寂
こうして二人のクリスマスは幕を下ろすのであった
改めてもう一度新年あけましておめでとうございます!そして投稿が遅くなり本当にすいません!理由としては実家で書く時間が取れなかったこと。もう一つは完全私的ですがSwitchを買って少しはまってしまいましてゲームしてました。本当にすいません!
そしてもう一つお知らせがあります。それは今月の投稿ペースなのですが少し落ちる可能性があります。理由はテストが近づいてくるため勉強しなくてはいけないからです。一応目標は一週間に二~三話は更新する予定ですがもしかしたら一話も更新できないときもあるかもしれません。ですがクオリティを落とさずに皆さんに楽しんでもらえるよう頑張りますので今後もよろしくお願いします!
また今回もここまで読んでくださりありがとうございます!またいつもお気に入り登録、コメント、評価をしてくださり本当にありがとうございます!
再計:システィーナのヒロイン追加について
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