ナハトとグレンが語り合うと二人は少し移動してクラスメイトが多くいる場に来ていた。ナハトは任務で社交界に出ることもあったため煌びやかなこの空間も慣れていた。だが、いつもは偽りの仮面を深くかぶり堅苦しさを感じていたがこうしてクラスメイトの顔を見るとどこか安心する気がしていた。
だが同時に申し訳なさと絶対に成功させなくてはいけない使命感を抱く
そんな感情を胸中に抱きながらペアのルミアはまだかと待っていた。今の彼女の近くにはリィエルもいるはずなので心配はないがそれでも傍にいたかった。
「お待たせ、ナハト君!」
後ろから普段から聞きなれた彼女がの声がするほうに振り向くと言葉を失った
「........................!」
これまでのナハトが知る限り最も美しく、今までの社交界で見たこともない程の美女がそこに現れたからである。
淡い桃色のドレスに身を纏い、普段とは違い丁寧意に結い上げられる髪に薄く施された化粧、控えめに飾り付けられたアクセサリーを身に着けたその姿はルミアと言う少女の威力を最大限引き出すものだった。
そして、普段のかわいらしさとは逆に今はとても気品あふれる大人の女性の雰囲気を醸し出すルミアにナハトの視線は完全に釘付けだった。
「ふふふ、どうしたのナハト君?そんな風に固まちゃって」
口に手を当てくすくすと笑う彼女にナハトはもう魅了されっぱなしだった
「い、いや........その.....ルミアが綺麗すぎて///////なんか..........その......うん.....見惚れてた////」
あのナハトが言葉を詰まらせまくりながら赤面した手で隠すようにして感想を言う。ルミアも少しそのナハトの姿に照れる気持ちもあるが今まで以上の反応にそれ以上に嬉しくて仕方がなかった。
「そっか.......ふふ、凄く嬉しいな!ありがとう、ナハト君!」
ナハトはさらにそういうルミアの満面な笑みを見て普段なら抑えられる顔の紅潮は抑えきれず、耳まで赤くしていた。
「//////////////」
黙って皿に顔を赤くするナハトにさらに満足そうにするルミア。ルミアはそのままナハトの腕を取り上目づかいで............
「今日はエスコートよろしくね?」
可愛らしくそういう姿にナハトは遂にキャパオーバー気味になりそうになるも何とか冷静さを取り戻す
「......おう。任せとけ!ルミアに必ず
(まぁ、俺がルミアの
「うん!頑張ろうねナハト君!」
そうルミアが伝えると近くの人だかりのほうにシスティーナがいることを伝えられた。二人はそちらに行くことを決め歩いていくと人ごみの中から見えたのはドレスを纏い美しい姿のシスティーナと男装がよく似合う人形のような〝少女〟がいた。
「.........なぁ、アレってリィエルだよね?」
「ふふ、そうだよ。ナハト君も驚いた?」
ナハトは視線の先で男装するリィエルを見て頭が痛くなる。姉さんが何も言ってこない当たり許可はもらっているのだろうが仮にも護衛任務を与えられているのだからそんなことしてないで警戒していてほしい。
(まぁ、戦力的に言えば過剰ではあるが...........)
ナハトは不安を感じつつもシスティーナのほうへ向かった
「やぁ、システィーナ。そのドレス姿よく似合ってて綺麗だよ」
ナハトは当然の如く容姿を褒めることを忘れずにシスティーナに声を掛ける
「そ、そうかしら//////////ま、まぁ、ありがとうナハト...........」
システィーナは褒められたことを恥ずかしそうにしているとすぐに切り替えナハトに指をさし宣言する
「それより勝負よナハト!」
「へ?」
「私の親友を選んだんだから、私は貴方に負けないわ!絶対に勝って
そう宣戦布告するシスティーナにどう返そうかと考えていると.........
「........私達だって負けないよシスティ!ナハト君が私に絶対
ルミアは笑顔で見せつけるように腕を組んでいたナハトにさらに密着する。ナハトはその距離感の近さと柔らかさに意識されてシスティーナに何と言おうか考えてたのかわからなくなってしまった
「む、むむむむむむぅ~~~~~」
頬を膨らませ不機嫌そうになるシスティーナ
「な、なによ!いいわ!私、絶対!負けないんだから!」
「ふふっ、こっちこそ!」
それだけルミアが伝えるとシスティーナたちはナハトが何も言う前に行ってしまった。
「......ねぇ、ナハト君。私今すごくドキドキしているんだ」
「(緊張しているのか?)俺もかな........ルミアが本当に綺麗だから」
ナハトは落ち着いたとはいえそれでもルミアの綺麗さにやられやはり少しおかしくなっているようで言おうとしていたことと思っていたことが反対になっていた
「えへへ、そう言ってもらえて凄く嬉しいな」
「ん?あれ.......もしかして口に出てた?」
「うん。今日はいつもよりナハト君が褒めてくれて嬉しいな」
「////////仕方ないだろ...........本当にルミアが綺麗すぎて.......俺なんかおかしいんだ////」
「そっか........うん........ナハト君がそう思ってくれることが何よりも嬉しいよ」
二人の間に甘い空気が満ちる。しばらく二人は黙ってお互いの存在を刻みつけるようにしているとルミアがつぶやくように話始める
「私ね......今日と言う日がすごく楽しみだったんだ。この学院の社交舞踏会で
ルミアは優しい。それはだれもが認めることでナハトもそれはよく知っている。だからこそ彼女が感じる恐怖。でも....................
「大丈夫俺も普通じゃないからさ」
「え?」
「俺は異能も持ってるし、
ナハトは一度そこで区切ると隣にいるルミアに視線を合わせてつづきを話す
「俺はジンクスどうとか関係なしにルミアが大切だ。ルミアを幸せにしたいし、俺は不幸になんてならない。それにな........俺ってルミアがいてくれるだけで普段の何倍も強くなれるんだぜ?」
そうしてナハトはルミアの頭に手を乗せ撫でながら朗らかな笑みを浮かべる。ルミアは知っている。ナハトが自分のためにどこまでも..........本当にどこまでも強く戦うことを。傷だらけになっても最後まで諦めないことを。そのことが申し訳なく思うことがあったりしたけど...............どうしようもなくかっこよくて..........
(あぁ..........ダメだなぁ..........私はやっぱりナハト君のことが........)
自身の親友も彼のことを意識しつつあることは感じていた。だからこそ申し訳なくはあるもののそれでもこの想いを認めるしかなかった。いや、認めさせられていた。
(やるしかない.........俺ならできるはずだ........彼女も姉さんも皆も俺が守り切る)
ナハトはもう一度決意した。必ずこの煌びやかな表舞台の裏側で進む陰謀を防いでみせると..........
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『紳士淑女の皆様。お待たせしました。それでは今より、魔術学院社交舞踏会伝統のダンス・コンペ、その第一回戦を開始いたします。ご参加資格のお持ちの方は――』
少しの食事をとると会長であるリズのアナウンスにより遂にダンス・コンペが始まろうとしていた。
ダンス・コンペは予選が三回、本線が三回で、三十分ないし一時間ごとに一戦ずつ順番に行われていく。参加方法は基本的には事前に申請しなくてはいけないが当日気の合ったもの同士で出ることもできる。他校の者がこれにあたる。
予選はサバイバル形式で複数のカップルが同時に踊り、既定のチェック数をカップルにつける。そのチェック数が多い順にカップルが選出され次の予選へ進むことができる。
本選は三組のカップルが踊り審査員が様々な観点から芸術点をつけ最も高い得点を得たカップルが次へと駒を進めることのできるトーナメント形式だ。
こうして勝ち進み、二組のカップルでの決勝戦で勝った者のカップルの女性が
そして今まさに予選の一回戦をナハトやシスティーナ、ほかの生徒たちが挑んでいった。
その結果は...............
「とりあえずは突破だな」
「うん!やったね、ナハト君!」
ナハトとルミアのペア、システィーナとリィエルのペアはこれを難なく突破する。ナハトは思っていた以上に周りの技量が高くて驚くがこれなら本選には確実に進めるという自信はあった。
因みにだが他の二組の生徒も出ている者もいて、突破したものもちらほらいる。ただ、ウェンディは普段通りうっかりを発動し最後の最後でミスをして予選敗退して騒いでいた。
(どこ行ってもうちのクラスは賑やかだな..........)
そんな賑やかなクラスが好きなナハトはそんな感想を心の内に抱いていると一人の少年が近づいてきた
(この男...........間違いないな........)
「..........失礼。第一回戦、拝見させていただきました。御二方、とても素晴らしいダンスでしたね?」
ナハトとルミアがいるところに近づいてきた男はそう声を掛ける。ナハトは気取らせないように相手の一挙一投足に気を配る
「今年は全体的にレベルが高いと思っていますが、その中でもお二人は頭一つ抜きんでてると思います。いやはや.......お見事です」
優しそうな見た目の男はナハトやルミアと同年代の少年と思わせる。
(仮面かぶってるなコイツ.........それに近づき方も気配が感じにくかったから違いない)
「あぁ、自己紹介がまだでしたね。私はカイト=エイリースと申します。クライスト校から招待され参りました。よろしければお二人の名前を伺っても?」
学生証を見せながらそう挨拶する相手にルミアは当然警戒はしていない。だがナハトはいつでも目の前の少年を制圧できるようにしていた。
「あはは、ありがとうございます。私は二年次生ルミア=ティンジェルですといいます」
そしてナハトはルミアにも悟らせないように普段道理に挨拶する
「自分はナハト=リュンヌです。お褒めいただき光栄です」
ナハトが名前を名乗った瞬間相手の眉がわずかにピクリと動いたのをナハトは見逃さない。確信しているナハトはこの至近距離で負けることはない為、イヴにこのまま制圧するか聞こうと考えていた。
すると、ナハトの持っていた通信魔術用の宝石から、イヴからの通信が入る。
『そうよ、その少年が《魔の右手》よナハト』
表情には出さずにその言葉を受け止める
『このタイミングで何故?仕込みか何かの彼の可能性は?』
『おそらく私たちに対する宣戦布告でしょうね..........確かにナハトの言う可能性はあるかもしれないけど貴方の前でそんなことをする馬鹿なら私たちが出張ってないもの』
『.......どうする?この間合いなら誰にもばれずに制圧するのはそう難しくないけど』
ナハトなら相手を一瞬で意識を刈り取ることも可能だろう。何せナハトが最も得意とするレンジ内に敵はいるこの場ならナハトが負ける条件を探すほうが難しい
『そうね.....確かに貴方ならできるかもしれないけど今はまだ駄目よ。ここはあえて泳がせて王女の暗殺に動こうとした瞬間私の炎で仕留めるわ。私の守りならそれができる。貴方もわかるわね?』
『........分かった。でもいざとなれば奴を殺すことも念頭に置いてすぐにでも動くよ?』
『貴方なら殺さずともできると信じてるけど.........そうね、いざと言うときは私も彼を焼き尽くすわ』
そうしてナハトは通信を終えようとする瞬間.........
『........ごめんなさい、ナハト』
(え?)
ナハトが通信を切る瞬間。イヴが申し訳なさそうにナハトに謝罪の言葉を告げた。その真意こそわからない。だが.........
(姉さんは俺にこんな作戦を強いることが辛くないはずがない。..........許さない)
改めて敵と.............そしてあの男に対する怒りを自覚する。だが今はそんなことに気をかける余裕はない
「それでは、ルミアさん。コンペが終わった後に、どうか一度だけ、僕のダンス相手を務めていただけませんか?今宵の思い出として.......ね?」
目の前の《魔の右手》が丁度ルミアに誘いかけているところでナハトは注意を戻す
そして.........
「あ、はい。普通に.........「申し訳ない。それはできない」........ナハト君?」
ナハトがその提案に承諾する前にナハトが口をはさむ
「..........何故でしょうかナハトさん?」
「彼女は今晩自分が貸し切りました。彼女を他の男性になんてエスコートさせません。彼女に相応しい男は自分以外にいない」
(ふぇぇ/////ナハト君!?)
ルミアに対して独占欲を抱いているような発言にルミアは内心動揺する
「それはどうですかね?.......万が一にもあなた方が敗退すれえばその限りではないですよね?」
「敗退なんてしませんよ。彼女と自分なら負ける通りがない」
ナハトは最後まで堂々と言い切る。敗退すれば会場にいる限り、原則他者からのダンスの誘いを断ることはできないのだ。だからこそナハトは勝ち続けなくてはいけない。
そんな堂々とするナハトに不敵な笑みを浮かべるカイトは..........
「そうですか.......では、コンペ頑張ってくださいナハトさん。心から応援しています」
カイトは...........《魔の右手》のザイードは
(!)
《魔の右手》..............何故そう呼ばれているかわからないがその右手を握る事は確かにそれなりのリスクはあるのかもしれない。だが.............
「えぇ、先の宣言通り負けませんよ。優勝するので申し訳ないですがルミアとのダンスは諦めてください。《
発音はせずに口の動きでそれを表現して普段通りの笑みを向ける
「迷わず.......それもすぐに僕の『右手』を取りますか..........素晴らしい度胸だ。気に入りましたよ《
ナハトと同じくナハトの通り名である月と口の形で表現する。
ナハトの普段通りの笑みを浮かべているものの二人の間には冷たく張り詰めた空気を錯覚する。そんな様子を見つめるルミアは何を想っているのだろうか..............
その頃、学院会館の屋根の上で帝国宮廷魔導師団の礼装に身を包んだ男性が三人立っていた。
そう、バーナード、アルベルト、クリストフだ
「ナー坊たちは大丈夫かのぉ...........良いなぁ、若くてピチピチな女の子たちと一緒にいおって良いなぁ........なぁ、儂も中にいっちゃダメ?」
「まじめにやれ翁.........ナハトなら大丈夫だろ。仮にも我らが室長にグレンやリィエルもいる。それに奴自身も強い」
「うーむ......そうは言ってもの...........」
バーナードがうなり声を上げながらそうぼやいていると..........
「「「バーナードさんらしいですね」」」
そう言ってどこからともなく聞こえた三人分の声にその場にいる全員が身構える。
だが、その三人の姿は..............
「ナハトだよね?............なんでここに.........いや、そもそも何で
唖然としながら質問するクリストフと同じ礼装を纏い、その上にトレードマークにもなっているローブを羽織ったナハトが
「すいません驚かせてしまって。これは俺の
「.............なんじゃ?その魔術は」
いち早く冷静さを取り戻したバーナードが最初にそう質問する
「簡単に行ってしまえば実像分身ですね。世界に記録された過去の自分を〝今に在る〟と幻術をかけてこの場に複製してとどまらせる魔術です」
「「は?」」
簡単にナハトは言ってのけるがこんな常識外れのことナハトにしかできない。つまりナハトはたった人で世界と言うとても大きな存在に介入しているのだ
「...........ナハト。その魔術....デメリットがないわけがない。デメリットはなんだ?」
世界に介入する魔術だ。それ相応の危険性だってあるはずだ。それにいち早く気づいたアルベルトは真剣な目でナハトを見る
「まず一つは尋常じゃないほど魔力が食いますね。突貫工事で製作期間ほぼ二日で作ったんでそれも相当..........もう一つは一歩間違えれば存在と記憶とともにナハトと言う人間が世界から排除される危険があるくらいですかね」
世界に複数のナハトがる時点で異常事態なのをナハトは常に絶え間なく幻術で認識をそらし続けることで分身を現界させ続けることができる。だが、それも少しでも匙加減を間違えれば異物が世界に介入していることを世界が認識し存在を消されかねないリスクを孕ませる。まるで、そこ深い渓谷をか細いワイヤーの上を歩くように繊細な魔術行使。
「戯け...............すぐに解術しろ。そんな危険な魔術使う必要はない」
アルベルトは怒気を感じさせる声でナハトにそう告げる。アルベルトにとっても自身弟分のように当たるナハトにそんな危険な魔術を行使させることが許せない
「そうだよ!ナハト考え直して!いくらなんでもその魔術は拙い!!」
「ナー坊焦り過ぎじゃ!よく考え直すんじゃ!!」
それに続きクリストフ、バーナードも制止しようと声を上げる。だが............
「そうですね............確かにリスクはかなり大きいです。ですけど...........いい加減もう俺も我慢の限界なんですよ。姉をいいように使い...........ルミアをいいように使い...........そろそろわからせてやらないとと思いまして」
ナハトにとってのこの魔術は警告の意味がこめられている。
この場に現れたナハトにそれぞれ仮にA , B , Cと仮称したとしよう。例えばAがまず月鏡を起動したとする。するとAのナハトだけじゃなく、本体や他のナハトにも月鏡の効力は行き届く。だが、発動したのはAのためA〝だけ〟が5分間の月鏡の再発動間隔が課せられそれ以外のナハトには課せられず効力を失った傍からすぐに月鏡を使用できる。つまるところナハトには物理的な攻撃手段しか通じなくなるわけだがこれは大きな意味を持つ。
そう、魔導戦力が基本の国家戦力に対し非常に有効であるのだ。魔術が効かない以上ナハト相手に..........魔術師相手に一般の兵士が挑まなくてはいけないのと同義であるわけなのだ。魔術師と兵士相手の戦いなど火を見るより明らかに勝敗が決する。
つまるところナハトは国を落とすことも可能だと思わせることが目的なわけだ。それも敵だけじゃなく軍上層部にも知らしめる気なのだ。『自分の裁量次第でどうなるかわかるよな?』と脅すために。
勿論魔力と言う絶対的な限界はある。だがそれでも脅威であることを認識させるには十分な魔術と言えるだろう
「...............まったく.........お前と言いグレンと言い呆れたやつだ」
やがてナハトの覚悟を受け止めアルベルトが呆れたようにそう言った
「もう...........本当に当然のように無理するよねナハトは...........」
「ホントじゃい...........見とるこっちは冷や冷やするわい」
クリストフもバーナードもナハトが止められないこと、そしてナハトの怒りがどれほどのものかを理解すればもう止めることなんてできなかった
「ごめんなさい皆さん。心配をかけているのは分かります。..............でも、その上で一つだけお願いしてもいいですか?」
ナハトは自分がどれ程危険な道を選択しているか理解しているからこそ謝罪する。そして続いてお願いがあると申し出る。勿論断られればそれまでだ。でも......それでも聞いて欲しい願いだった。
「.............大方、王女とイヴにこの魔術のデメリット、そして行使した本来の理由を言うな..........そう言いたいのだろ?」
ナハトの願いに了承する前にアルベルトは先んじてその内容を察し、ナハトに問いかける。
「あはは...........やっぱわかりますよね?そうですアルベルトさんの言う通りです。このことは二人には言わないでください。きっと二人が知ったら悲しむと思います。............これは俺の醜い我儘なので........」
するとそう伝えるとしばらく三人は沈黙する。そして................
「..............いいだろう」
遂にアルベルトはそれを了承する
「ありがと.........「ただし条件がある」..........条件ですか?」
ナハトがお礼を言いかけるところでアルベルトは口をはさみ条件があると突きつける
「己を最後まで貫け...........折れることは断じて許さん。それだけ守るなら黙ってやる」
「そうだね...........うん、そこまでするなら最後まで絶対走り続けないとダメだよナハト?」
「そうじゃ!男が一度決めたことを諦めるなど許さん!王女とイヴちゃんを守り切るんじゃ!」
三人はナハトにただ折れるなと............進み続けろと言う。間違っていても決めたことを曲げるなとナハトを鼓舞する。ナハトはそんな三人の言葉に胸に刻み込め
「はい!俺は絶対に折れません!何があっても前に............自分の信じた道を進みます!」
三人の前でナハトがまた一つ決意する
もうナハトには...........いや、もとよりナハトに引き返す道はない
大切な
ただ、唯一の
大切な.......守ると誓った
大切な仲間達を
己が大切と定めたすべてを守るため進む
こうして、また一つナハトの物語が動き出すのであった
今回はここまでです。次回は特務分室VS天の智慧研究会です。そしてその戦闘の場には原作と違い分身ではあるもののナハトも参戦するのでそれぞれの掛け合いとナハトの強さをうまく書けるよう頑張りたいと思います!そして今回出てきた固有魔術ですが七つの大罪メリオダスの神器である魔剣ロストヴェインの実像分身がモチーフになっています。ナハトの固有魔術と実像分身の組み合あわせってメリオダスの
今回もここまで読んでくださりありがとうございました!また、いつもお気に入り登録、コメント、評価をしてくださり本当にありがとうございます!
再計:システィーナのヒロイン追加について
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