ロクでなしとチート主人公   作:graphite

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終幕の時、そして彼は彼女を想う

 

 

 

一同が固唾を飲んで最後の踊り手たちを見る中。

楽奏団の指揮者が情熱的に指揮棒を振り上げ―――

ダンスコンペ最後の演奏が落ち着いた調子で始まった。

交響曲シルフィード第六番。それに合わせるはシルフ・ワルツの6番

 

ナハトとルミア、システィーナとリィエルが一礼する

そっと、お互いが組み合って静かに踊り始める

 

シルフィードの6番は最初は穏やかな前奏から始まり、後半に移行するに従い、劇場時な調子に盛り上がっていく曲だ。

 

ナハト達が最初、緩やかな動作で舞うように踊りつつ―――

やがて局の調子が上がっていくにつれ、徐々に激しく、華麗に、熱っぽく。

 

ナハトとルミアが

 

システィーナとリィエルが

 

踊る、踊る、踊る―――

瞬き一つできない観客たちからため息が漏れる―――

 

 

 

 

優雅にステップを踏み、テンポよくシャッセを刻む

 

ナハトとルミアは心通わせ真剣に........ひりついたこの緊張感さえも楽しむように踊り続ける

 

(彼女は心の底から『妖精の羽衣(ローベ・デ・ラ・フェ)』を着て俺と踊ることを望んでる)

 

ナハトは彼女の望みを心の底から叶えてあげたいと思う

また、何より彼女の『妖精の羽衣(ローベ・デ・ラ・フェ)』姿を見たい

 

でも、それは叶えられるかは今となっては定かではない.............

 

それでも........例えそうであっても彼女の命には代えられない

 

そう決意したのはナハト自身

 

だからこそここで決めると決意したはずのナハト

 

だが、その心情は彼女の心情を考えたら今にも揺らぎそうだった

 

(昔の俺ならきっとこんなこと考えもしなかっただろうな..........)

 

嘗ての..........ルミアと出会う前の自分なら効率だけを考え作戦を遂行しただろう

それはナハトにとって望ましい変化だったのかはわからない

 

だが、確実に言えるのは彼女に対しての罪悪感

 

そして―――

 

(彼女が心の底から大切だと言う事.........)

 

勿論姉であるイヴもナハトにとって大切な存在だ。

そして、親友であるシスティーナにリィエル、セラねぇ、グレン先生、クラスの皆や特務分室のメンバーも同じく大切な存在

 

 

 

だが、ナハトにとってルミアは気づけば特別になっていた

 

 

 

そんなもの、もう答えは出ているようなものだった

 

 

時に、恥ずかしさを感じ

時に、幸福感を感じ

 

 

そして時に、彼女がいないことに寂しさを感じる

 

大切だから...........もう彼女に抱いている感情はその程度じゃないのだろう

 

きっとその感情に正しく名前を付けるとしたらそれは―――

 

 

 

 

 

ナハトが想いを巡らせるさなかも時は刻々と進むのであった

 

 

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踊る、踊る、踊る.............

誰もが固唾を飲んで見守る中彼らは踊る

 

熱く、激しく、優雅に、彼らは踊る

ふわり、ふわりと曲に合わせて彼らは踊る

 

そして

 

嵐のような盛り上がりから一転

 

森に眠る静けさの余韻を残して、楽曲が終了する

 

それに合わせてナハトとルミア、システィーナとリィエルが優雅にフィニッシュを決める

 

 

ナハト達の演舞が終えると会場は水を打った静寂さに包まれる

 

だが誰かが、ぱちん..........それに続くようにまた一つぱちんと思い出したように手を打ち鳴らす。それは凄まじい勢いで会場全体に伝わる

 

「「「わぁあああああああああーーーーー!!!!」」」

 

それからはまるで嵐の如く拍手と歓声が会場内に響き渡る

 

それは間違いなく今夜の社交舞踏会一の盛り上がりだった

 

システィーナ達も達成感からか顔が綻ぶ

 

だが、その次の瞬間――

 

 

 

〝パリーン!!!!〟

 

黒い3つの影が会場の窓を割って乱入した

 

 

乱入した影は凄まじい速さで走り

 

その三人は〝指揮者〟に対して囲うように剣を向ける

 

「「「動くな《魔の右手》不審な真似したらお前を斬る」」」

 

舞台の終幕が下ろされようとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場内は突如として現れた瓜二つの三人の剣士の登場に騒然となる。事情を知る者を除けばどう考えても三人の剣士のほうが怪しいに決まってる

 

指揮者は戸惑った風に言う

 

「な、何のつもりだ!こんなこと........」

 

「シラを切るつもりか?お前の【魔曲】については調べがついてる。編曲した楽譜を知人に調べてもらったが明らかにおかしかった。聞いただけじゃわからなかったが編曲されてる部分を事細かに調べればそこに魔術的意図がある事見破るなんて簡単だ」

 

「だから一体何を............」

 

確信しているナハトを前にとぼける指揮者。だが..........

 

「なら、その指揮棒をよこせよ」

 

「ッ!」

 

指揮者の顔はここで引き攣る

 

「別に何にもないなら調べさせてもらってもいいだろ?.........まぁ、結論を言ってしまえばその指揮棒を右手(・・)で指揮することで楽奏団を無意識に特殊な演奏法のいる【魔曲】の演奏をさせてるんだろ?」

 

この事件、そして目の前の指揮者がザイードである証拠は何よりも指揮棒の特殊さが示す。普通の指揮棒でないことは調べればすぐにわかることだ。そのため目の前の指揮者は手放すことはできないだろう

 

そも【魔曲】とは、音の高低.......つまりは音楽に変換した魔術式で他人を掌握する古代魔術(エインシャント)。しかも古代魔術(エインシャント)なら近代魔術(モダン)の感知には引っかからないため気づく術は少ない

 

「で?反論はあるか?何もないってならその指揮棒を渡してもらおうか。まぁ、渡せないのなら.......わかるだろ?」

 

「..........フッフフフ、見破ったことは褒めてあげましょう!だが!」

 

指揮者態度を激変させふてぶてしい笑みを浮かべる。まるでこの事態を読んでいたかのように

 

「貴方の大切なお姉さんがどうなってもいいんですか?私が命令すれば........」

 

ザイードにとっての手札。それはイヴの存在だ。

 

敵も馬鹿ではない。イヴそしてフレイの両者の存在は敵にとっても大きな障害だ。だからこそ彼らのつながりを調べ万が一に備えイヴの身柄を得ていたのだ

 

 

だが..............

 

「甘いな........俺がいつ分身が3人(・・)しかいないって言った?」

 

「どういう........はッ!?まさか......ッ!?」

 

「実害がなくても俺の姉さんに手を出したんだ.........お前は俺の逆鱗に触れてんだよ」

 

そう、すでにイヴはザイードの手の内にないナハトがすでに救出済みだ

今頃保護して部屋で寝ているのではないだろうか

 

そもそもナハトは初めから分身を〝5人〟用意していた

 

3人は敵の排除、1人はイヴの監視と護衛

 

 

そしてもう1人は............

 

「クッ!だがお前が取り逃がしたゼトが........「悪いがそいつならもう殺した」.......なんだとッ!?」

 

「悪いな簡単に逃がしてやるつもりは微塵もないんだわ」

 

 

そう言うナハトは5人目のナハトの記憶を思い出していた

 

 

 

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「ゼェーーーゼェーーーー................」

 

肩で息をして森にいたのは先程の戦闘で辛くも片腕を犠牲に離脱に成功したゼトだった

 

(あと一瞬..........ほんの僅かでもずれていれば我は間違いなく―――)

 

先程の戦闘はゼトの経験上、最も死を間近に感じた激闘だった

 

万象焼き尽くす獄炎に悉くを凍り尽くす絶対零度の冷気

 

今思い返してもゼトは震え上がる何かを感じる

 

(だが、作戦通り..........確かにあの勝負を最後まで続けられなかったのは悔やまれるが)

 

ゼト自身も撤退は望んでの事じゃない。ただ作戦だからと仕方なく引き下がったまで。最も引き下がらなくては死んでいたわけだが

 

 

そんなことを考えゼトは暗い森の中を歩く

 

 

歩く

 

..............無心に

 

 

歩く

 

 

.............静かに

 

 

歩く

 

............最早目的もなく

 

 

歩く

 

 

.............ただ、光ない闇に向け足を進める

 

 

 

まるで自ら森の深淵に向かうようにただ暗闇の底へ向け歩いていく

 

 

 

 

「まぁ、いくら強い相手でもこれの前には無力だったな?」

 

固有魔術【奇術師の世界・幻月】。ナハトが誇る最強幻術

 

虚ろ気な表情で〝幻術の世界〟の深淵の先に歩いていくゼトの様子を見るのは月のアルカナを手にしたナハトだった

 

ナハトは取り逃がした瞬間万が一に備えて待機させていたもう1人の分身にゼトの捜索並びに処理をさせていたのだ。元々戦闘中に各戦場のナハトは必ず敵に対して隠密性の高い魔力発信をつけていた。それはひとえに万が一取り逃しても追えるようにと最悪を見越してのナハトの行動だった

 

そしてナハトはゼトを幻術で搦めとり

 

奴の精神を無限の闇に取り込み

 

安全確実に奴を殺した

 

 

 

 

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ゼトを既に殺されたことを知ったザイードは呆然としていた

 

「もうお前は詰んでるんだよ..............チェック・メイトだ《魔の右手》」

 

「...............」

 

そう、ザイードの手札はもはやない。この距離でまさかナハトが魔曲を使わせることを許すはずがない。それに...............

 

「あぁ、もし逃げても狙撃されておしまいだから大人しくここでつかまるのが一番平和だと思うぜ?」

 

アルベルトがすでに会場内に入って必中距離にいる。また5人目のナハトもザイードを補足済み

 

「どうするザイード?大人しく捕まる気になったか?」

 

「.....................クソ.......」

 

そしてザイードは指揮棒を手放したことを確認するとナハトはザイードを拘束しそのままその身柄を連行した

 

こうして舞踏会の裏側で進められていた騒動は犠牲者ゼロで幕を下ろした

 

代償として社交舞踏会もまた突然ながらここで幕を下ろすことになったのだった

 

 

 

 

 

 

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学院のバルコニーに一人月を見上げる少女がいた

 

そこに一人の少年が訪れる

 

「ここにいたかルミア」

 

「ナハト君.......................」

 

そうルミアは一人月を見上げ悲しげな表情を浮かべていた

 

「ルミア本当にすまなかった。楽しみにしていた社交舞踏会を滅茶苦茶にして...............」

 

「うんうん。いいの...........だってまた私の為だったんでしょ?」

 

「..........実は違うんだ...........ルミアの為だけじゃないんだ」

 

「私の為だけじゃない?」

 

「ルミアを傷つくところをただ見たくなかった..........自分が大切だと思った人が傷つくのが見たくなかった.........そんな俺の自己満足.........なのに最後には結局ルミアの心を傷つけた。だからごめん」

 

私の隣に立ち彼はそう言った

月明かりに照らされる彼の横顔には自分を責めるような顔だった

 

「でもそれは..........私が.................」

 

ルミアは私がいるからと言いおうとした

私がいるせいで背負わせてしまった背負う必要もない責任

 

本来彼が感じなくてもいい責任を彼に背負わせたことに罪悪感を感じる

 

だが、それは言えなかった

なぜなら..............

 

 

「ルミアのせいなんかじゃない..........絶対に違う。.........それだけは言わせない」

 

ナハトはルミアを自身の胸に抱き寄せたのだ

 

力一杯ナハトは抱きしめて続ける

 

「これは俺が望んだ末の結果なんだ..........俺が勝手に背負った責任だ.......だからルミアは少しだって悪くない。」

 

「ナハト君...................」

 

 

 

今日は最後にはだれも傷つかなかった...........でも今度はわからない

 

 

だから離れないとと思った..........でも、彼の言葉が私を惑わせる

 

 

「ルミアはきっと自分を責める。..........他人や........俺が自分のしがらみで巻き込まれるのが耐えられないんだろ?.........俺も同じだった...........でも違うんだよ。いないほうがいい人間なんてこの世界にいるはずがないんだ.............だって、俺はルミアにいて欲しい。俺だけじゃない。システィーナだってリィエルだって先生だってクラスの皆だってそうだ」

 

多くの人の為、数多の外道の命を刈り取り続けた少年

 

そんな彼の言う事は偽善でしかないのかもしれない

 

それでも............いや、だからこそ命の意味を知っている

 

殺してきたものがいるから今の彼がある

 

守ってきたものがいるから今の彼がある

 

どんな命もすべてが今を生きるすべての者に還元されている

 

「だからルミア............気にするなとは言わない。でも.............もっと我儘になっていいんだ。ルミアはもっと自分の望むままにしていいんだ。何度だって言う。俺はルミアの味方だ........たとえすべてを敵にしても君を守る。それがルミアに重いと思われても..............負担になるって言われても俺は.............ルミアだから守る。ルミアじゃなきゃいけないんだ」

 

(もう.........抑えられないよ........そんな風に言われたら。もうナハト君への想い抑えきれない)

 

二人は抱き合ったままお互いを見つめあう

 

月明かりは幻想的に彼らを照らす

 

二人の瞳は様々な感情を見せる

 

でも.............

 

今二人の瞳にはお互いしか映っていない

 

お互いが、お互いをどうしようもないほど欲してる

 

 

幻想的な光が、お互いの心を溶かしていく

 

そして、生まれた熱が二人を酔わせる

 

 

ただ二人はそれに従い

 

 

そのまま二人の顔は少しずつ近づいて―――

 

 

 

 

 

「お待たせ~ナーくん!ルミアちゃん!」

「来たわよナハト、ルミア」

「ん。お待たせ」

「ったく.......何で俺だけ荷物もたされてんだよ.......クソ重いし........」

 

 

突然の来訪者達にお互い突き放し大きな声を上げて驚く

 

 

「どわぁぁぁぁ!」「きゃぁぁぁぁあ!」

 

 

「わあっ!?びっくりした~二人とも大きな声上げるから驚いたよ~」

 

「なんだよお前ら............てか、呼んだのはナハトだろ?ルミアはまだしもなんでお前が驚いてんだよ..........」

 

セラとグレンが頭の上に疑問符を浮かべそう問いかける

 

「い、いや~あれですよ..........そう!......つかれたな~って話しててリラックスしてたからつい.......だから何にもないですよ?」

 

「そ、そうなんです!な、ナハト君の言う通りでダンス・コンペ大変だったよねって話してたんですよ!ですので何にもしてませんよ?ホントですよ?」

 

必死な二人の何でもないですよアピールにより疑問を深めていた

 

「お、おう..........まぁ、ナハトの言う通りほれ会場から持ってこれるだけお菓子に飲み物持ってきてやったぞ」

 

「あっ!ありがとうございます。じゃあ早速並べましょう」

 

ナハトはグレンから預かった菓子や飲み物が入ったものを並べていく

 

「これナハト君が頼んだの?」

 

ルミアはそんな様子を見てシスティーナに問いかける

 

「えぇ、最後にルミアと踊れなかったからせめて何も考えずに楽しい思い出を作ろうってね.........まったく、ナハト達のペアが勝ったかどうかなんてわからない癖に勝った気になって.......」

 

「そう........だったんだ.......」

 

「ねぇ、ルミア。ルミアは初めて私に譲れないって.......そうやって向かい合ってくれたでしょ?」

 

「え?」

 

「私はねそれが嬉しかった..........だって貴女いつも私に一歩引いてそれで満足しちゃうもの」

 

「そんなこと.............」

 

「あるわよ.......私は貴女の家族よ?わからないわけないわ」

 

「................」

 

「ルミアは私の大切な親友で家族なの...........だから今日みたいに向かい合ってほしかったの」

 

「システィ...........」

 

「で~も...........私が譲れないものができた時..........それがルミアと同じだった時はまたこうして真剣に勝負しましょ?向かい合って欲しいって言ったけど負けてあげるつもりはないわ!私が絶対勝つんだから覚悟しなさいルミア!」

 

(ナハト君の言う通りだ........私も我が儘言っていいんだね.....我が儘でいいんだね)

 

システィーナの笑顔とナハトのさっきまでの言葉を思い出して救われた気がした

 

今でも私はいるべきなんじゃないかと思う

 

私の存在がいつか皆に災厄をもたらす

 

だから多分消えることはないだろう

 

でも..............

 

 

 

「ふふ.......それってナハト君の事?それなら私もシスティに絶対負けられないね?」

 

「なッ!?////////ど、どうしてそこでナハトが出てくるのよ!?/////////」

 

「ふふ、なんでだろうね?」

 

 

今はまだ..........ここにいたい

 

 

 

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ナハトが暗闇の中一人帰路についていた

 

ナハトの企画したちょっとした宴会みたいなものはルミアも皆も笑顔で楽しんでいたから成功と言えるだろう。

 

(今回の5人分身...........かなりしんどかったな.........)

 

分身の維持にそれぞれの戦闘の魔力供給と尋常じゃないことをしてのけたナハトの疲労度はすさまじい

 

だが...............

 

 

(この程度じゃだめだ...........この程度じゃ魔人に勝てない)

 

ナハトはこの戦力では満足しなかった

 

ナハトが求めるのはあの遺跡調査でナハト達を苦しめた魔人と単騎で渡り合える力

 

単騎で渡り合い打倒し得る力が必要だ

 

 

 

 

 

 

だが、それよりも...............

 

 

(俺...........ルミアに何しようとしてたんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!)

 

ナハトの頭には強くなることそして月明かりの下ルミアと抱き合いそして―――

 

「ばかばかばかばかばか!俺の馬鹿野郎!何考えてんの?死ぬの?」

 

ナハトは突然声を上げると、蹲ったり、頭を抱えたりと言った奇行をする

 

 

 

 

「はぁ.......はぁ.......はぁ...........」

 

 

暫くため込んだものを開放すると肩で息をしながら落ち着きを取り戻した

 

 

(もう認めるしかないよな..............)

 

 

そう、今までルミアを守ってきたのは大切だから

 

 

ルミアだから守ってきた

 

 

それはなぜか?

 

 

友情か?

 

 

それとも同情か?約束だからか?

 

 

多分どれも〝正しかった〟

 

 

 

でも、もうそれは適切ではない

 

 

 

 

 

 

そう、ナハトは..............

 

 

 

 

(ルミアが好きだ..........だから守りたい............だから隣にいたい)

 

 

 

一人の女性としてルミアを愛してるから

 

 

だから守りたくて、離れたくなくて..........彼女の笑顔を見たい

 

 

 

だから強くなりたい。彼女に幸せになって欲しいから

 

 

 

 

 

 

 

(にしてもまぁ..........自覚したら今までの行動全部が恥ずかしくてたまんねぇ..........俺やっぱ馬鹿じゃない?)

 

 

 

 

 

2人の両片想いは、まだまだ前途多難だ.............

 

 

 

 




これで社交舞踏会編終了です。ナハトが先に気づかせたせいでナハトの無双によりあっさりとザイードに何一つ見せ場なく終わってしまいました。ですがその分ナハトのルミアに対する想いについて書きました。ナハトがついにルミアに対しての想いを自覚してこれからどうなるのか?今後の二人を楽しみにしていただけると嬉しいです


それでは今回もまたここまで読んでくださりありがとうございました!そして、お気に入り登録、コメント、評価をしてくださりありがとうございます!

再計:システィーナのヒロイン追加について

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