「うわー何だこりゃ!?」
『不味いな』
昴の驚きに慧が答える。
経緯はこうだ。
まずシールド隊と、Barbie隊で撹乱する。次に909の面々がトンネルを通り敵を強襲する。までは良かった。その後展開された障壁が消滅し。海中からクラゲピラーが沢山出てきた。その数およそ200体。
『どうしろってんだ!?』
シールド隊の一人、グラサンが吠える。
『落ち着け!何とかしてくれるさ』
ロン毛が宥める。
「ファントム!なんか無いか!?」
『待って下さい!情報が少ないんですよ!?』
「全機!後ろから小型ピラー!ブレイク、ブレイク!」
言われるが早いか各々に避け始める。
『イャホー爆釣!爆釣!』
『私も!私も!』
『…』
『仕方ありませんね…』
F1、イーグル、バイパーゼロ、ベルクトが突っ込む。勿論ドーターの殺人機動で。
『何あの殺人機動!?普通中の人失神するぞ!?』
「アニマは、人間じゃないから失神しません。何なら10Gに耐えられますよ」
『まじか!』
『『『アニマヤベェェェ!』』』
シールド隊の面々は純粋に驚いていた。
「しかしこのままじゃジリ貧だぞ!」
『どうするよ?』
「取り敢えず突っ込んだ奴ら助けるぞ!」
『そうするしかないわな。』
『了解!』
Barbie及びシールド隊が突貫する。
『シグルドリーヴァ全機一時退却だ!掩護するから脱出しろ!』
『え?何で!』
「死にたいのか?」
『了解!』
『分かりました』
『致し方ないか』
『了解』
しかしこのままではスリ潰される。
「慧、山猫作戦やっていいか?」
『構わない。』
「全機聞け!05は、今から囮として敵をかき回す。その内に一時退却を。」
『正気か!?』
「安心してくれまだ死ねないからな!」
『分かった…死ぬなよ!』
ただ突貫する。
「Fox3!」
20ミリ機関砲弾が小型ピラーを粉砕し57ミリ砲弾がクラゲピラーを破壊していく。
「震電、こちらの無線を封じデコイ投下、同時にステルスモードへ」
「いつものですね?」
「ああ」
デコイ投下同時に視覚とレーダーから消える。
デコイに小型ピラーが殺到し、破壊する。
『05ロスト』
『うそ、だろ…』
『くそったれ!』
『チクショー』
『そんな…』
『なに!?』
『うそ…』
『な!?』
管制塔から報告に通夜状態になるBarbie隊以外の面々。
「おうおう、いい感じに動揺してくれちゃってまあ。」
「兄様、人が悪い…」
「敵を騙すなら味方からってね」
直後Barbie隊の全機のミサイルが殺到する。それで殆どのクラゲピラーがが撃墜された。
「さてとかき回すかね。」
エンジン出力を絞り垂直に降下する。
直ぐに機関砲を発射。敵を落とす。落とす、落とす
ピラーは姿の見えない敵に翻弄される。
『相変わらずだな…えげつない』
『何が起こってる!?』
クラウの指摘にBarbie隊以外の全機が困惑する。
しかし、たかが1機では数でひねり潰されかねない。だが撃墜されていないのは、ピラーには昴の位置がわからないことと。震電がカバーしているからであり、その均衡が崩れたとき、撃墜される。その場面は直ぐに現れた。
「兄様!6時方向!敵!気づかれてる!」
「しまっ…!」
その時、ミサイルが敵を貫いた。
『おいおい、久しぶりの再会がしたいのにお前が落ちたら出来なくなるだろ』
「お前は…」
その時隣に居たのは黒いF35CJライトニングⅡだった。
『菊水作戦以来だな戦友?いや…皇太子殿下。』