クラウが反応した。
「ギャラルホルン!民間人の避難を…」
一般人達は自分たちで避難を開始していた。
「お姉ちゃんたち頑張って〜」
子供に宮古が答えた。
「おう!どーんと任しといて!」
「クラウ!慧!昴!私達も!」
「了解」
即座に格納庫に行く。しかし
「まだ整備終わってないのか…」
まさかのBarbie隊は震電以外整備終わってなかった。
「じゃあ行ってくる。」
「死ぬなよ!」
「その時は靖国でだ。」
「お前な…」
その時整備班長が来た。
「震電は、出すそうだ。小僧戦場で戦乙女共を生還させてくれ。」
「任された」
そう言うと装甲キャノピーを閉めた。
「震電機体チェックは?」
「終わってるよ兄様」
滑走路に向かう。
「Barbie05から管制塔ヘ。編隊はシールド隊と組めばいいのか?」
『シグルドリーヴァと編隊を組んでください』
「Barbie05了解」
『909シグルドリーヴァ全機出撃!』
『了解』
レシプロ機達が飛び立つ
『Barbie05発進どうぞ』
「了解!Barbie05クリアードフォーテイクオフ!」
アフターバーナーを点火、離陸し機体が浮いた瞬間、瞬時に機体を傾け高度を上げ、1回転して水平飛行に以降する。しばらくしてシグルドリーヴァの5番機位置に着いた。
「Barbie05から各機ヘ遅れて済まない」
『アンモニウムからBarbie05ヘそんな事はない、が、足手まといにはなるなよ』
「Barbie05了解…敵機補足!約30キロ!アンモニウムヘ攻撃許可を求む!」
『正気か?そもそも攻撃できるのか?』
「問題ない」
『許可する』
「了解!Fox1!」
シュパ
レールガンを展開し発射する。光の矢が伸びた。
「着弾確認!Fox1!」
シュパ
『おいおい規格外すぎるだろ!てかあの時の攻撃!あんただったのか!』
「着弾確認!一機撃破。」
『もう撃破したのか!?』
「ああ、だがあと3体…いや、補充されたな」
『なに?』
「全機に達する!ちっこいのがこっち来るぞ!回避しろ!」
ワルキューレ達は回避するが一機直進した。
『おい!何する気だ!』
「狙いは本機だ!陽動する!Fox1」
レールガンを発射。
シュパ
真ん中が空いたが瞬時に別の小型ピラーが埋める。
「大和魂見せてやる!天皇陛下万歳!」
アフターバーナーを再度全開にして小型ピラーの群れに突貫する。
『この大馬鹿!死ぬ気か!?』
「Fox3!死ぬ覚悟など等の昔にできている!」
機関砲計4門が火を吹く。
機体に当たる敵だけを撃墜して、うち漏らした敵はバレルロールで躱してゆく
『すごい…』
『真似できそうにないな…』
ただ一瞬の気の緩みが命取りになる。
海中から小型ピラーが攻撃してきた。
「チッ…」
回避出来ないと判断。受け流す。機体に衝撃が走り、昴は頭をぶつける。
『Barbie05!大丈夫か!?』
「震…電…機体の…損傷は…」
「無いです…」
小型ピラーの群れを突破し。敵の本体に攻撃する。
「Fox1…」
シュパ
敵に命中しかしそこで昴は体をうごかせなくなった。
『Barbie05!応答しろ!』
震電が替わりに報告する。
「こちらBarbie05…さっきの横からの強襲により昴少尉が負傷!今私が、操縦しています。」
『容体は?』
「出血多量による失神です…」
『何!?』
そこで昴は事切れた。次に意識が戻ったのはタイフォンに格納された時だった。
「風防を開けろ!」
とアズが風防をたたいていた。
ガチャン…ガチャン
ゆっくりと装甲キャノピーが開いていく。
「!?」
アズは息を呑んだ。
昴のスーツは、血まみれだったのだ。
「おい!しっかりしろ!」
ヘルメットとシートベルトを外した。
「生きてるよ…」
「心配させんなバカ!…降りられるか?」
「問題ない…」
整備兵から包帯を巻いてもらい自力で降りた。
するとシグルドリーヴァの面々が立っていた。
「いい気分だ…」
「こっちはヒヤヒヤしたぞ!」
「クラウすまん…だがこれは性分でね…」
少女達からにらまれた。
「いや済まなかった…」
「許しません!」
「まぁまぁソノ落ち着いて…」
その時バランスを崩した。
がたん
「う…」
「大丈夫か!」
スーツを脱ぎ腕に注射器をさした。
「ふぅ…これでまだ戦える…」
「正気か!?その怪我でか?」
「当たり前だろ…戦場でそんなこと言ってられるか…」
その時いないはずの人物がいた。
「昴、お前な…そんなに会いたくないか?桜に…」
「菊水作戦に行くからと離婚届渡して、大喧嘩した挙げ句。虚偽の戦死報告したんだぞ?今更どの面下げて戻れと?」
「はぁ…まだ待ってるぞ?生きてると信じて。後、言っとくが俺、もう桜の悲しんでる顔見たくないからな!」
「嘘だろ…あんだけ喧嘩して帰ってくるなと言ったくせに?」
「お前な…それにその拳銃…14年式、桜のだろ?」
「そうなんだが…しかしな…」
「愛は理屈が通じないのはお前がよく知ってるだろ?」
そこで宮古がさえぎった。
「ねぇねぇ!その人どんな人?」
「俺の元戦友で元戦闘機乗り。正義感の強い奴だった。俺と結婚するからと戦闘機から降りたのさ。」
「そうなんだ!名前は?」
「近衛桜、旧姓は、沖田桜だ。」
その時場の空気が固まった。
「「「え?」」」
園香が涙をながし始めた。
「ありえません!桜さんは…オルトリンデは、戦死した筈です!」
「あーちょっと待て。話がややこしくなったから取り敢えず司令と相談していいか?」
「分かった」
テレビ越しに里見司令を呼び出す。
『それで何で涙目の人が多いんだい?』
「実はですね…」
『なるほど…で情報統制を解除すれば良いかな?』
「そうですね」
『いいよ』
「有難うございます。」
みんな集めて説明する。
「でだ、俺達はそもそもその世界の人間じゃない。」
「「「「はい!?」」」」
「オーディンから別の世界から連れてこられた人間だ。」
「そんな事って…」
「無いとはいわせないぞ?」
慧が遮る。
「園香、質問があるオルトリンデが乗ってた機体はなんだ?」
「P51です…」
「そういえば桜がP51に乗ってて戦死する夢を見たと言ってたな…」
「不味いな…」
「なにがだ?」
「2つの世界の桜の魂が一つの器に2つ存在することになる…」
「それは…やばいな。」
「まあ、取り敢えず置いとこう。まず目の前の敵からだ。」
そうして作戦会議が始まった。