機体から降りたあと、アニマ、ワルキューレ、慧と昴は里見司令に呼び出されたため、執務室にむかった。
「で?なんの御用でしょうか?」
昴は、全員の替わりに質問した。
「君に関する話なんだかね…日本国航空自衛隊所属近衛昴少尉…いや、大日本帝国空軍所属近衛昴少佐、又は照久親王?…まだ飛ぶ気かね?」
「昴お前」
「「「「「「「「「は?」」」」」」」」
「待って下さい!帝国?それに…何故、私のもとの名前を知ってるんですか!?」
「それに関しては彼女が説明してくれる…入りたまえ。」
「失礼します」
入ってきたのは女性だった。大日本帝国陸軍の軍服を纏い旧日本軍の軍人達のような雰囲気を漂わせていた。しかし襟には菊の御門が付いていた。昴や慧にとっては、よく知る人物であった。
「…死を偽装した挙げ句、自分の身分も隠してたんですね…貴方は。」
「隠してはないさ、父上は毒殺された。それで俺は邪魔だから廃嫡された。ただそれだけだ…もう関係ないことだ。」
「いいえ、次の天皇陛下は貴方です。殿下」
「どう言う事だ?)
「貴方がいなくなった日クーデターが起き、陸上自衛隊が、国会議事堂を占拠。大日本帝国が復活しました。そして左側の方々を殺害、不法に滞在していた隣の国の方々を返品し、貴方を皇太子の席に祀りあげました。」
「陛下は?」
「お隠れになられました。現在上皇陛下が代理をしています。」
「なん…だと…」
「上皇陛下からこれを預かっています。」
棒状の袋を渡された。
「開けても?」
「ええ。」
開けると剣が入っていた。
「これ、草薙の御剣じゃないか!」
「そうです。」
「分かった…帰れば良いのか?」
「いいえ、戦いが終わるまで帰ってくるなと上皇陛下より仰せつかっております。」
「了解した。…ただいま。」
「お帰りなさい…貴方。」
気づけば涙が溢れていた。
「非常に申し訳ないがね…自己紹介してくれないかな。」
「すみません…元日本国航空自衛隊所属近衛桜です。今はこの人の妻ですので、約1年3ヶ月ぶりに戦闘機に乗ります。…戦乙女で英霊機はF3A改心神、通称桜花です。」
昴はある考えに至った。
「まさかあの機体か?」
「ええ」
「天空の舞姫の復活か。」
「…後でお話しましょうか?」
桜に満面の笑みを浮かべて言われたので、昴はたじろいた。
「やめて…後生だから。」
「言いたいことが山のようにありますので覚えておいて下さい。」
「ハイ…すみませんでした…」
「まあいいです…取り敢えずどうしますか?司令?」
「先に歓迎会しようかその時に各員の自己紹介すれば良いし」
「分かりました」
この後歓迎会をしたとだけ追記しておく。