Barbie隊と909シグルドリーヴァ   作:岡村優

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第9話

「やれやれ…結局こうなったか…」

 

昨日の歓迎会の後、昴の部屋で桜に説教されたあと一緒に寝てしまったのである。勿論抱き合っただけでそれ以上のことはしていなかった。

 

「桜…朝だよ。」

 

「う…ん?」

 

 

頭を撫でながら声を掛けたが反応があまりなかった。

 

「起きて!」

 

「フニュ…」

 

揺さぶってみたが起きない。

 

「駄目だこりゃ…敵襲!!」

 

「!?…敵は何処ですか!!むぐ…」

 

面白いほど跳ね上がった。口を口で塞いだ。

 

 

「落ち着いたかな?…いや起きなかったから…つい」

 

「許しません…あの抱きしめるのは良いですが…今の格好ですと恥ずかしいです。」

 

具体的には桜はワイシャツを羽織っているだけだった。勿論下着はつけていたが。

 

 

「すまない。」

 

その時ギャラルホルンが鳴った。

 

「敵襲か!」

 

「貴方が不用意なことするから!!」

 

「分かっている!」

 

二人は痴話喧嘩しながら服を着替え司令塔に急いだ。

 

「里見司令!状況は?」

 

「分からないね、今偵察機を出した所だ。」  

 

「そうですか」

 

しばらくして、報告が入る

 

「場所は木更津人工島!固定砲撃型と思われます。海洋上の為解析に時間が掛かっています。」

 

「木更津人工島…海ほたるか…深酒しなくて正解だった。…班長、英霊機とドーターは?」

 

『要望道理に一晩の突貫で直しておいた。…相変わらず抜け目がないな!』

 

「取り越し苦労のほうが良かったんだかね〜ピラーに動きは?」

 

「現在偵察隊からの報告待ちです。」

 

「海上なら、ピラーの影響は少なそうだが…」

 

『こちら偵察隊、取り残された民間人に被害が出ています。」

 

「「「え?」」」

 

「酷い」

 

映像には、民間人が倒れていた。

 

「不味いな…ピラーの解析急げ!!現地の民間人の救命時間の算出もだ!」

 

「「「了解!」」」

 

『司令!施設への着陸許可を!少しでも民間人を…」

 

「駄目だ、許可できない。今はピラーの出方が不明だ!」

 

「しかし」

 

その時地面が揺れた。

 

「「「きゃあ!」」」

 

「な…なんだ。」

 

『し、司令!か、海面が!う、わああああああ!』

 

その時半球状の防壁が展開された。

 

「救難隊を出す!横須賀の護衛艦に救護要請を!」

 

「了解!」

 

その時ワルキューレの面々が来た。

 

「司令!」

 

「ピラーの状況は?」

 

「来たねえ」

 

「ピラーを中心に水の障壁が展開艦砲でも、大型誘導弾でも突破不可能です。」

 

「偵察隊が障壁の展開に巻き込まれて…」

 

「偵察隊が…」

 

「直ぐに皆を助けなくちゃ!私達が出れば…」

 

「「却下」」

 

 

「敵は固定砲撃型で、おまけに水の障壁だぞ!勝算無しに挑むなんて無鉄砲ができるか!」

 

「ワルキューレを無駄死にさせる訳には行かないからな。」

 

ドン

 

桜がテーブルを叩いた。

 

「司令官閣下…お言葉ですが、ワルキューレ以外は死んでもいいと申されますか?」

 

「済まない失言だった。」

 

「続きを始めてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

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