MCU『ブラック★ロックシューター』 作:おれちゃん
ニューヨークでの戦い
「やあ……トニー」
「ブルースお前……生きてたのか……!」
ペッパーとランニングをしつつイチャイチャしていたトニーの元へ突如やってきたドクター・ストレンジ達魔術師のお祝いと宇宙の危機という言葉に困惑しているとその後ろからバナーが現れた。
驚きと共に思わず喜びを抑えられずにトニーとバナーは抱きしめあいペッパーも笑顔になった。
ペッパーと別れそのままニューヨークのサンクタムに移動した一同はウォンとストレンジからインフィニティ・ストーンの説明を受けた。そしてタイムストーンをストレンジが守っている事も。
「なんて名前だったっけ?」
「サノス、星々を襲ってその星の住人達を半分にしていってる。人口半分教の教主兼狂信者だ。ロキを地球に送ってニューヨークを襲わせたのも奴だ」
「遂にきたか……時間の猶予は?」
「わからない、サノスはスペースとパワーのストーンを手に入れた宇宙最強の存在だ。全てのストーンを手に入れようものなら大虐殺だ」
「そうだとも、それも未曾有のだ。おい宇宙の大鍋に寄りかかるな」
トニーをマントが引っ叩いて体勢を崩したトニーの胸のリアクターが鍋に当たって良い音を立てた。
「……そのストーン捨てちまえば良いんじゃないか? 使えないよう粉々に砕くとかどうだ?」
「それは無理だ」
「命をかけて守ると誓った」
「僕も乳製品を断つと誓ったがコラボアイスが出てやめたよ」
「スターククレイジーナッツにウィドウズスパークアイスなんてあったな」
「イケてる。でもなんで僕の方は本名?」
「知らん」
「俺はハルクのイケイケアイスが好きだ」
「そんなのあるの?」
「アベンジャーズ全員分ある」
「ともかくだ、今は状況が違う」
「状況が違っても誓いは変わらない、務めがある。それにこれはサノスに対抗する鍵になる」
「僕も似たような事して酷い目にあった、それは僕たちを滅ぼす鍵でもあるんだ。どんな務めか知らないが今この瞬間大事なのはそんなものじゃない」
「そんなものだと?」
「ああそうとも」
互いに詰め寄って徐々に喧嘩腰になり出すのをバナーが割って入って止める。
「おい喧嘩しないでくれ今大事なのは石がここにあるって事だ。ヴィジョンにも合流しよう。彼がマインド・ストーンを持ってる」
トニーがバツの悪そうな顔をした。
「それが難しくて……」
「なんで?」
「行方不明だ。二週間前から」
「は? オイオイオイ待ってくれ君は一体何をやらかしたんだトニー!? ヴィジョンが家出するなんて相当だぞ!?」
「なんで僕のせい前提なん「誰ならヴィジョンを探せる?」
食い気味のストレンジを睨んでから全員に背を向けて止まる。
「……スティーブ・ロジャース」
バナーが安堵した顔をするのに対してストレンジが顔に手を当てた。
「良かった、キャップならすぐに見つけてくれるはずだ。すぐに連絡しよう」
「……簡単に言わないでくれ」
「何がだ? 簡単も何もすぐじゃないかF.R.I.D.A.Y.? 聞いてるなら今すぐ連絡してくれ!」
「君は留守だったな……アベンジャーズは解散したんだ」
「解散? バンドみたいに? それはまたなんでどうして? もしかしてステラを助けようとした時電話がつながらなかったのは何かあったのかい?」
「いや違う。キャプテンと決別してね……ずっと口利いてない」
「なんで? ステラは止めなかったのか?」
「彼女はその時眠り姫だった。起きて泣かれたけど」
「よく生きてるなロスコルに殴り殺されるぞ」
「泣いたトドメは君が死んだのを伝えたからだ」
「……良いかトニー、よく聞け? 女の子を泣かしてまで意地を張る意味があるか? ソーもやられた、サノスにだ! 奴が地球に向かってるつべこべ言わないですぐに連絡しろ!」
ガクガク肩を掴んで揺らすバナーを振り払って迷う顔を見せながらトニーは携帯電話を開いた所で違和感に顔を上げた。
風が吹き込んできた、上を見れば天井に穴が開いているがそこからのようだ。そこから悲鳴が届く。サンクタムから見える外では人が逃げ惑っている。一同が外に出て風の元凶らしき大通りにやってくれば、そこには輪のような形をした宇宙船が宙に浮き風を巻き起こしていた。ストレンジが魔術で風をかき消せば、青い光と共に大きい宇宙人と小さい宇宙人が現れる。
「聞け、そして喜べ。お前達はサノスの子によって死を迎えるのだ。感謝するがいい、意味のな「悪いが地球の床屋は今日定休日だ、そもそもその頭じゃ床屋にかかる程の量もないだろう家で切ってくれ!」
「ストーンを持つものよ、その煩い動物はお前の代弁者か?」
ストレンジが魔術を腕に纏う。
「いいや、自分の言葉は自分で語るさ。貴様はこの星に不法侵入している」
ウォンも同じく構えをとる。
「さっさと失せろハゲ頭」
「うんざりだな、ストーンを奪え」
ピッケルのような武器を持った宇宙人も戦闘態勢に入る。
「バナー」
「ああわかってるさ、やろうハルク、僕たちで。あ、これちょっと持ってて」
「待ったバナーパンツは大丈夫か?」
「大丈夫だ」
ウォンに上着を渡して靴も脱ぎ捨て上半身裸になったバナーが力むと体がみるみる巨大化し、ハルクになった。
「ほう、そうなるとはな、だが無駄な事だ」
「わかってないなイカ頭」
走り出した異星人、ブラックドワーフとハルクが衝突する。そのパワー勝負はハルクが制しブラックドワーフごともう一人、エボニーマウへ向け突っ込んでいくが念動力で方角を変えられ建物をぶち抜いて行ってしまった。トニーが新たなナノテクアーマー、マーク50を身に纏いビームを放つもそれを念動力で地面をめくり上げ防ぎ車を叩きつける。吹っ飛ばされたトニーが戻ろうとした所で変形した武器に挟まれ地面に叩きつけられた。振り回されそうになったところをハルクが武器を奪い取りトニーが解放され、ハルクの援護のためビームを放つ。
組み合っているブラックドワーフの顔面に糸が張り付いた。近くの街頭の上に着地したのはピーター、スパイダーマンだ。
「やあスタークさん。すげえハルク実物初めて見た! カッコいい!」
「おいどこから湧いた?」
「課外授業行ってたの!」
「あーもう魔術師の方頼む!」
「了解!」
糸を伸ばしていったピーターを見送ってハルクとトニーが共闘する。トニーのビームを盾で防がれるのをハルクがもぎ取って放り捨てた。
「意外と共闘できるな」
「ハルク仲間となら戦える! ブルースも手伝ってくれる!」
「そりゃ心強い」
ハルクが怒りながらもどこか理知的な動きで的確に殴打していく。取り出された刃物もへし折り逆にブラックドワーフに突き刺してやったくらいだ。
そうしてブラックドワーフを追い込んでいるとピーターから悲鳴が届いた。
「スタークさん! 僕さらわれちゃう!」
「おい待て! ハルク、ステラみたいにあっちに向かって投げてくれ!」
ぶん殴って吹っ飛んだブラックドワーフがウォンの魔術で作られたゲートを通ってどこかの雪山に放り捨てられた。
ハルクがトニーを手に乗せ全力でぶん投げ、初速を得たトニーがさらに加速して空へ行く宇宙船を追う。
ハルクが跳躍せずに、落っこちていた携帯電話を拾う。
元に戻るとバナーが携帯電話が無事なのを喜びつつ電話をかけた。電話をかけながら空の彼方に行ってしまった宇宙船の方を見つめていると気を利かせたウォンがさっき脱いだのを持ってきてくれた。
ニューヨークでの戦いはストレンジがタイムストーンごと拐われ、トニーとピーターがその後を追いかける形で終着することとなった。
スターククレイジーナッツ
キャプテン・アイス/ストロベリークリーム
マイティ・ソーダ
ウィドウズスパークアイス
ホークアイの矢尻詰め合わせアイスパック
ハルクのイケイケアイス
ブラック★ロックアイス(ミニチュアロックキャノン付き)