桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~ 作:アメざいく
「・・・生徒会室の下って、何があるんだろうな・・・。」
「・・・は?」
在りし日の生徒会室。
美希が、ハヤテに突如そんなことを言った。
「生徒会室の下・・・と、言うと?」
「ほら、ここってさ、ものすごく高い時計塔の、最上階な訳だろ?」
「えぇ。確か、東京スカイツリーより高いと聞いたことがあります。」
「あぁ。だけどわたし達は、いつもエレベーターで最上階のここに来るだけで、他の階に何があるのかは、誰も知らないわけだ。」
「あ・・・言われてみれば・・・」
確かに。
「そして、この件は『白皇学院都市伝説』のひとつに任命されている。」
「へ~、そうなんですか~。初耳ですけど・・・」
「あぁ。わたしがたった今、任命した。」
「ダメじゃないですか!!」
うん。
「・・・で、せっかくだから、この件を調査しちゃおう、と言うわけだ。」
「は、はぁ・・・。」
そんな感じで・・・ハヤテ&美希による、調査が始まる。
「・・・にしても・・・ここ、薄気味悪い場所ですね・・・。」
「あぁ・・・。」
懐中電灯を片手に、ハヤテらは暗闇を探索。
「・・・にしても、電気も来てないとは・・・。本当にここ、何があったんでしょう・・・。」
「窓もないしな・・・。」
そして、探索を続けること、1時間が経過。
「あ・・・自販機だ。」
「え?」
ハヤテが発見したのは・・・自販機。
「ホントだ、なんでここに自販機が?・・・ま、いっか。ちょうど喉乾いてたし、飲み物買ってこ。」
そう言って美希は財布を開き、中から千円札を取り出す。
美希は、千円札を入れようと、自販機の入札口を見ると・・・
『お札は使えません』
「・・・ふざけてんのか!!」
おい。
「わたしの財布の中、千円札しかないんだぞ!!なんだここ!!」
「ははは・・・にしても、ここに自販機があり、まだ硬貨でなら飲み物を買えるという事は・・・ここで、誰かが生活しているという事。」
「確かに、さっきメロンパンの袋を見つけたぞ。・・・そういうことか。」
ハヤテが、重大そうなことに気づいた模様。
「あ・・・あっちに扉・・・。」
「え?」
美希が指さした先にあったのは・・・重厚そうな、鉄の扉。
「あの向こうに、何かあるかもしれない。」
「ですね。開けてみますか。」
そして、ふたりは扉を開ける。
開けた先にあったのは・・・剣・・・?
「?なんだ?この剣。」
「さぁ・・・。」
水色のクリスタルからなっている、謎の剣を見ながら、美希たちがそう言う。
「・・・にしても、すごいオーラを感じます・・・。」
「あぁ、そうだな。・・・持って帰っておくか。」
美希がそう言った、その直後・・・
「・・・困るんだよね。勝手に荒らされるのは。」
「え・・・」
「誰!?」
振り向いた先にいたのは・・・紫色の髪の少女。
「「・・・本当に、誰——っ!?」」
続く・・・?