桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~   作:アメざいく

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#2 白皇学院に、潜入?

「わ~・・・この学校、すごいですね・・・。」

 

「でしょ?」

 

ここは、ヒナギクが生徒会長をつとめる白皇学院。

 

なぜ、ハヤテがここに居るのかと言うと・・・

 

 

『色々あって副会長になってもらったわけだし、生徒会メンバーを紹介するよ。』

 

 

・・・と、言うような感じなのだが・・・。

 

他のメンバーはお留守のようで、生徒会室にはいない。

 

「まったく、あの子たちは・・・」

 

「まぁまぁヒナギクさん、そんなことより、ここの景色、すごいじゃないですか!!」

 

感づいたひとはいるかもしれないが、ここの生徒会室は、ものすごく高い時計塔の、それも最上階にあるのである。

 

高さに関して詳しいことは不明だが、なんでも、東京スカイツリーより高いらしい・・・。

 

「・・・ヒナギクさん、景色見ないんですか?」

 

「わたしはいいの。心の目で見てるから・・・。」

 

おい。

 

「・・・あ、もしかしてヒナギクさん・・・高所恐怖症?」

 

「!!何よ!!悪い!?」

 

「いや、別に、悪くはないですけど・・・。」

 

「・・・それより、早く、他の生徒会メンバーを探しに行きましょう。」

 

 

そんな感じで、ふたりが生徒会室を後にするわけだが・・・その肝心の『生徒会メンバー』はと言うと・・・。

 

 

「・・・なぁ、ちーちゃん・・・まだとれないのか?」

 

「まだだ、もうちょっと・・・」

 

薄い水色(厳密にいえば、パウダーブルーっていう)の髪の少女の上に肩車してのっかっている、銀髪の少女がそう答える。

 

「・・・なぁ、もうあきらめようよ・・・。」

 

「いや、ダメだ!!あのノートには、わたしが書き留めた生徒会のすべてが書いてあるんだ!!あれを失うわけにはいかない!!」

 

銀髪のほうの少女はそう述べ、鉄パイプで木の上に引っかかったノートを取り返そうと頑張る。

 

・・・いや、その鉄パイプ、どこから取り出した?

 

「あとちょっと・・・あとちょっとでとれる・・・って、うわっと!!」

 

「えっ!?ちょ、まっ・・・」

 

だが・・・バランスを崩して、ふたりとも転倒。

 

そして、偶然、そこに通りがかったハヤテ&ヒナギク。

 

ガシャン、ドン、バキッ(銀髪と水色の髪の少女が、二人そろって転落するときの効果音)

 

「・・・大丈夫ですか?」

 

「・・・君には、この状況が大丈夫に見えるのか?」

 

「・・・見えません。」

 

 

 

「気を取り直して・・・こっちの銀髪のほうが、白皇の生徒会書記・春風千桜よ。」

 

「春風千桜だ。よろしく。」

 

ヒナギクの言葉を聞き、銀髪の少女・・・千桜が、ぺこっと頭を下げる。

 

「・・・で、こっちの水色のほうが花菱美希。白皇生徒会のしたっぱ役員よ。」

 

「誰だしたっぱだ!!」

 

水色の髪の少女・・・美希が、ヒナギクに向かってそう叫ぶ。

 

「・・・ところでヒナ、こっちの男の子は、いったい誰なんだ?」

 

「あ~・・・この子は綾崎ハヤテって言って、生徒会の新しい副会長・・・」

 

美希の質問に、ヒナギクがそう返すが、その直後・・・。

 

「・・・!?」

 

「!!・・・副会長!?」

 

「うん。」

 

「いやいや、ちょっ・・・ヒナ、愛歌さんはどうするんだよ。」

 

「え?・・・まぁ、でも、ほら・・・ハヤテ君ならきっと・・・愛歌も、自分の後任の副会長だって、認めてくれるわよ。」

 

「・・・・えっと・・・ヒナギクさん?愛歌さんって・・・」

 

ひとり仲間外れにされていたハヤテが、恐る恐るヒナギクにそう言う。

 

「愛歌は、前にここの副会長だった人よ。でも・・・突然、行方不明になっちゃって・・・」

 

「・・・行方不明?」

 

「えぇ・・・今、どこにいるのかも、全然わかんないのよ。」

 

 

一方、その頃、どこかの高層タワーでは・・・

 

「ふ~ん・・・面白くなりそうじゃない。」

 

紫色の髪の少女が、ふと、そうつぶやくのだった・・・。

 

 

 

 

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