桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~   作:アメざいく

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#3 こだわりティーカップ厳選?

 

 

ガシャン、ドン、バキッ(効果音)

 

「・・・あっ・・・・。」

 

在りし日の生徒会室。

 

美希の視線の先にあるのは、割れたティーカップ・・・

 

「どうしよっ!!ヒナのお気に入りのティーカップ割っちゃったっ!!」

 

「まったく・・・だからあれほど、この部屋で暴れるなと言ったのに・・・」

 

読みかけのライトノベルを片手に、千桜がそう述べる。

 

「ははは・・・。」

 

「うわ——っ!!ほんとにどうしよ——っ!?」

 

そして、美希は色々考えて・・・ある結論に達する。

 

「あ、そうだ!!ティーカップ買いに行こう!!」

 

「え?・・・なんでですか?」

 

「決まってるじゃないか・・・証拠隠滅だ。」

 

 

そんな感じで・・・近所の陶器専門店。

 

 

「いや~・・・ひとことにティーカップって言っても、いろんな種類があるな~。」

 

「そうですね~。」

 

美希の買い物に巻き込まれ、結局ついていくことになってしまったハヤテ&千桜。

 

「あ・・・このティーカップ、わたしんちにあったやつだ。」

 

ふと、千桜がそう言う。

 

「え?そうなのか?」

 

「あぁ。何もかもそっくり。・・・あれ、でも、これ・・・。」

 

千桜はそう言って、そのティーカップの事を色々と思い出しはじめる。

 

「・・・あ、思い出した。前テニスの練習をしてた時に、間違えて割っちゃったやつだ。」

 

「「えっ!?」」

 

意味が分かると、結構怖い発言・・・。

 

 

 

「これとかいいんじゃないか?」

 

そう言って、美希が指さしたのは・・・

 

「・・・って、それ、アロマポットじゃないですか・・・。」

 

「・・・アロマポット?」

 

「アロマで使うやつですよ。」

 

「・・・・・アロマ?」

 

「・・・・・・。」

 

 

 

「なぁなぁちーちゃん、このマグカップ、お揃いで買おうよ。」

 

ふと、千桜に向かって、美希がそう言う。

 

「・・・私物を買いに来たんじゃないぞ?」

 

「そうですよ~。・・・あ、これとかいいんじゃないですか?」

 

そう言って、ハヤテが指さしたのは・・・赤い模様があしらわれた、2つセットのティーカップ。

 

「お~、いいじゃないか。ハヤ太君、それ2つセットみたいだからさ、ふたりで買おうよ。・・・ほら、どっちも水色系統の髪色だからさ~。」

 

「いいですね!!」

 

そして、ハヤテと美希で話がまとまったらしく、お金の話をしながらレジへ向かっていった。

 

「・・・・・・。」

 

残された千桜は、さっきの2つセットのカップの説明を読む。

 

(・・・あれ、これって恋人用じゃ・・・・。・・・ま、いっか・・・。)

 

おい。

 

 

ちなみに・・・

 

 

生徒会室

 

 

「美希・・・もしかして、わたしのカップ割った?」←ヒナ

 

(バレてる!!)

 

その後、美希が散々怒られたのは、言うまでもないだろう・・・。

 

 

 

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