桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~   作:アメざいく

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#4 白皇学院都市伝説・前編

「・・・あ・・・どうしよ・・・・。」

 

在りし日の生徒会室。

 

今日の仕事が終わったところで、ヒナギクはふと、そうつぶやく。

 

「どうしました?ヒナギクさん。」

 

「いや・・・明日提出の課題、教室に置いてきちゃった・・・。」

 

「あ、だったら僕、取りに行きますよ。」

 

「じゃぁ、わたしもついていくよ。」

 

話を聞いていたハヤテ&千桜が、ヒナギクに向かってそう言う。

 

「ホントに?じゃぁ、よろしく~。」

 

そんな感じで、話がまとまりかけたが・・・

 

「・・・あ、そうだ。絶対に旧校舎にはいくなよ。なんでも、あそこに行って、帰ってきたやつは誰もいな・・・」

 

美希がそう言って、ふたりのほうを見るが・・・すでに、ハヤテはいない。ついでに千桜もいない。

 

「・・・あれ?・・・ま、いっか・・・・。」

 

 

そして、肝心のふたりはと言うと・・・。

 

 

「あれ?瀬川さんじゃないですか?」

 

「あ、ホントだ~。」

 

視線の主も、こっちの存在に気づいたのか、こちらへ振り向く。

 

「おぉ~、ハヤ太君にちーちゃんじゃん♪こんな所で何してるの?」

 

瀬川泉。赤みがかった紫色の髪が特徴的な少女。

 

「僕たちは忘れ物を取りに・・・瀬川さんは?」

 

「わたし?わたしはね~、肝試しのために旧校舎を探してるんだけど、なかなか見つかんなくって・・・。・・・あ、そうだ!!ふたりとも、探すの手伝ってよ♪」

 

「いいですよ~。」

 

あの時の美希の言葉を聞いていたのかいないのか、ハヤテがそう答える。

 

「よ~し、それじゃぁ、れっつごー!!」

 

 

旧校舎

 

 

「さすが旧校舎・・・なんだか、心霊スポットみたいですね・・・。」

 

「だね~。」

 

そんなことを言いながら、旧校舎の廊下を歩く。

 

「そういえば、白皇には旧校舎のほかにも、いろいろと心霊スポットがあるらしい。」

 

「へ~、そうなんですか~。」

 

「今度行ってみようよ♪・・・あ、分かれ道だ。」

 

泉の言葉通り、目の前には分かれ道が。

 

「・・・ここって、1本道じゃありませんでしたっけ?」

 

「じゃぁ、こっちに行かないか?」

 

千桜が右側の通路を指さして、ハヤテ&泉にそう言う。

 

「いえ、たぶん左側の道ですよ。」

 

「ホントに~?ハヤ太君。」

 

 

そんな感じで・・・一行は左側へ進む。

 

 

ちなみに・・・

 

 

「ハヤテ君、帰るの遅いね~・・・。」

 

ふと、ヒナギクがそうつぶやく。

 

「まぁ、そうだろうな。深夜の教室には、思春期の生徒の心を乱す色々があったりするから、そりゃぁ遅くなるよ。」

 

「待ちなさい。美希、あのハヤテ君が、そんなことするはずないじゃない。」

 

「いや、わかんないぞ~?」

 

ハヤテ達が旧校舎にいることを知らず、ヒナギク達はそんな会話を繰り広げるのだった・・・。

 

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