桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~   作:アメざいく

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#5 白皇学院都市伝説・後編

 

 

「・・・にしても・・・ハヤテ君、いくら何でも遅すぎない?」

 

「あぁ、そうだな~。・・・もしかして、旧校舎に迷い込んだのかも・・・」

 

ふと、美希がそうつぶやく。

 

「・・・旧校舎?」

 

「あぁ。白皇で昔使われていた校舎なんだけど、生徒数が少なくなって、使われなくなってな・・・。でも、解体するのが面倒だとかなんとかかんとかで、そのままにしてあるんだ。・・・で、なんでも、あの世につながってるとか、幽霊が出るとか・・・」

 

「・・・・・なんか心配になってきたわ。行くわよ。」

 

「らじゃ~。」

 

 

そして・・・肝心の旧校舎

 

 

「え・・・また分かれ道?」

 

ハヤテ達は、またしても分かれ道と遭遇。

 

「じゃぁ、こっちに行かないか?」

 

千桜が、右側の廊下を指さしてそう言う。

 

「「・・・・・・。」」

 

その直後・・・青白い何かが、ハヤテ達の横を通り過ぎていく。

 

「・・・?」

 

通り過ぎて行った正体は・・・人魂。

 

「っ!!!」

 

そして、泉はハヤテの左手をがしっとつかんで、そのまま全速力で左側の廊下を走る。

 

「え!?ちょっ・・・瀬川さん!?」

 

「いいんちょさんは幽霊が怖いのだ~っ!!」

 

 

そして・・・何とか旧校舎の外へたどり着く。

 

 

「ふ~、危なかった~・・・。」

 

脱出したハヤテ&泉が、そんな感じでぜーぜー言ってるとき・・・

 

「ん?あれ?・・・あ、ハヤテ君~、それに泉~、やっぱりここに居たのね。」

 

「あれ?・・・あ、ヒナギクさん?それに美希さんも・・・」

 

ヒナギク&美希が到着。

 

「行く前に『旧校舎にはいくな』って、ちゃんと言ったろ!?」

 

「あ、すみません・・・聞き忘れてました・・・。」

 

「まったく・・・・。」

 

その直後・・・

 

「綾崎君、それに泉っ!!」

 

「あれ、千桜さん?」

 

向こうのほうから、千桜が走ってくる。

 

「ふたりとも、どうしてわたしを置いて先に行っちゃうんだよ!?」

 

「え?・・・あぁ、すみません・・・。」

 

「途中で置いてっちゃった・・・。」

 

だが・・・

 

「・・・途中?最初から、わたし抜きで出発したじゃないか。」

 

・・・ん?

 

「え?・・・いやいやそんなはずは・・・」

 

「分かれ道まで・・・一緒だったよね?」

 

恐る恐る、ハヤテと泉がそう確認する。

 

「?千桜はずっと旧校舎の近くにいたよ?千桜も出発の時、ふたりしか見てないって。」

 

「「・・・・・・。」」

 

「それに、旧校舎に分かれ道なんかないぞ?」

 

「「・・・・・・・。」」

 

ヒナギク&美希の答えに、ハヤテ達ふたりの顔がどんどん青ざめていく。

 

『・・・こっちに行かないか?』←回想

 

「「・・・・・・。」」

 

 

そんな恐怖の出来事があった、在りし日の夜・・・。

 

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