桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~   作:アメざいく

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#6 ヒナギクのメイド日誌

 

 

白皇学院・生徒会室

 

 

「ほらヒナってさ、RPGとかに出てきそうじゃないか?」

 

「確かに、剣とか振り回してそうですよね。」

 

「それにさ、ヒナは剣道部の部長だし、剣は結構似合いそうだよな。」

 

「メリケンサックとか、特攻服とかも似合いそうですよね~。」

 

ハヤテ&美希がそんな会話をしていた時・・・

 

勢いよく扉が開いて、ヒナギクが入ってくる。

 

「!!」

 

「わたし・・・明日から、駅前のメイドカフェ『ひまわり』でバイトを始めることにしたわ。」

 

入ってくると同時に、ヒナギクがそう述べる。

 

「「・・・は?」」

 

「明日から生徒会の仕事ができないときもあるかもしれないから、よろしく。」

 

「・・・ヒナギクさんが剣士じゃなくってバイト開始って・・・」

 

「企業スパイなんか頼んでないぞ・・・?」

 

「・・・企業スパイでもないし、剣士でもないわ。」

 

確かに。

 

「実はこの前、テニスの練習をしてたら・・・」

 

 

~この前~

 

 

ガシャン、ドン、バキッ(何かが破壊される音)

 

「あっ・・・(察し)」

 

 

 

「・・・家のワインを、1本割っちゃったのよ。」

 

「なるほど・・・・。」

 

ヒナギク達がそんな会話をしているとき・・・

 

(・・・あれ?『ひまわり』?・・・まさか、な・・・。)

 

部屋の隅でラノベを読んでいた千桜がふと、そんなことを思うのだった・・・。

 

 

翌日

 

 

「・・・・・。」

 

いつものように、千桜は駅前のメイドカフェ『ひまわり』へと向かう。

 

千桜はそのまま更衣室に入り、メイド服に着替え始める。

 

たばねている髪を下ろしてメガネを外せば、誰もそのメイドが千桜だとは気づかない。

 

実は千桜、愛沢咲夜の専属メイド&ここのメイドの教育係をやっていたりするのである。

 

「おぉ~、ハルさん、ちょうどいい所に~。」

 

「あれ?・・・あ、咲夜さん・・・。」

 

「せやせや。実は今日、新しいバイトのひとがくんねん。せやから、いつものように、ビシバシやっちゃってや~?」

 

「了解です。」

 

「お~、そんじゃな~。」

 

そう言い残して、咲夜は去っていく。

 

(・・・新しいバイトって・・・)

 

千桜がそう思うと同時に、誰かが更衣室へ入ってくる。

 

入ってきたのは・・・ヒナギク。

 

(・・・うわ——っ、やっぱお前か——・・・。)

 

うん。

 

 

その後・・・

 

 

「笑顔がたりない!!」

 

「はい!!」

 

咲夜の言葉通り、千桜がヒナギクに、いつものようにビシバシやる。

 

そして、そんな様子を、影から咲夜が偵察(?)する。

 

(・・・白皇の生徒会長って聞いとったから、心配になってきてみたけど・・・なんや、大丈夫そうやないか・・・。)

 

そんなことを思い、咲夜は去っていった・・・。

 

 

そんな感じで・・・バイト終了時刻。

 

 

「ハルさんは、どうしてメイドさんをやろうと思ったんですか?」

 

「え?」

 

ふと、ヒナギクがハル(メイド状態の千桜)にそう質問する。

 

「まぁ、なんというか・・・。わたしは、咲夜さんみたいな可愛い人のサポートをするのが好きなんですよ。だから、メイドをやっていると言うか・・・」

 

「・・・へ~・・・。」

 

 

 

その後、なんだかんだあって・・・5日間のバイトが終了。

 

 

「・・・で、ヒナ、バイトはどうだったか?」

 

疲れ切ってる様子のヒナギクに向かって、美希がそう質問する。

 

「そうね・・・結構疲れたけど・・・楽しかったわよ。」

 

 

そんなこんながあった、在りし日の出来事なのであった・・・。

 

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