桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~ 作:アメざいく
「・・・は~、疲れた~・・・・。」
そうつぶやきながら、ヒナギクは湯船につかる。
ここは白皇の生徒会室に隣接されている大浴場。
疲れがたまってきたのと、そのほかもろもろで、ヒナギクはここにやってきていた・・・。
「・・・にしても、あの量の書類は、いくらなんでもおかしいわよ。・・・絶対、誰かの陰謀よ・・・。」
おい。
その直後・・・
「あれ?・・・あ、誰か入ってる・・・。」
「え?」
ヒナギクが声のしたほうに振り向くと、そこにいたのは・・・ルカ。
「あれ?・・・あなた、白皇の生徒じゃないわね?」
ルカの姿を見て、ヒナギクがそう言う。
「え・・・なんでわかるんです?」
「そりゃ、わたしが全校生徒の顔を覚えているからよ。」
「へ~、すごいな~・・・・。・・・あ、そうだ!!ここで会ったのも何かの縁だし、せっかくだから、背中、流させてもらえる?」
「え?・・・あ、うん・・・・。」
そして、ルカはヒナギクの背中をシャワーで流し始める。
「肌すごいきれい・・・。シルクみたいだね・・・・。」
「え?・・・あ、ありがと・・・・。」
だが・・・
(・・・あれ?でも待って?シルクってガの粘液の事だよね?いくらきれいでも、綺麗な人肌を、ガの粘液に例えるのは、どうなんだろ?)
ふと、ルカがそんなことを考える。
・・・実際には、考えてることが駄々洩れである。
「え?・・・いや、ひとりごと漏れてるけど・・・」
「今重大なとこだから、ちょっと黙ってて。・・・え~っと、他に綺麗なもの・・・・。・・・あ、アイフォン・・・・。」
おい。
「・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・って、わたしはばかかっ!!いくらきれいだからって、工業製品が出てくるとは・・・。」
(・・・・・なんとなく、この子、ハヤテ君に似てるな~・・・。)
そんな感じで悩むルカを見ながら、ヒナギクはふと、そう思うのだった。
一方・・・ハヤテ達はと言うと・・・
「さっきの子の髪色さ、わたし達と同じ水色だったよな?」
思いついたように、美希がハヤテに向かってそう言う。
「まぁ確かに、言われてみれば・・・。それに、見事に全員、髪色の濃さが違いますね。」
「あぁ。これは何か関係があるかも・・・。」
関係?
「例えば?」
「例えば?・・・う~ん、そうだな~・・・。・・・あ!!もしかして、わたし達3人は実は、血のつながった兄妹だった、とか・・・。」
「・・・・・・・いや、それは無いですよ。」
「そうか?」
「えぇ。」
・・・そんな様子を、ドローンが監視する。
「・・・ヤバい所を感づきやがったな・・・。」
ドローンの持ち主・・・橘ワタルが、ドローンから送られてくる映像を見ながら、ふと、そうつぶやくのだった・・・・。