桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~ 作:アメざいく
「もしもしアーたん?明日って開いてる?・・・あ、じゃぁ、また明日ね~。」
そう言って、ハヤテは電話を切る。
「?ハヤテ君、誰に電話かけてたの?」
「昔の知り合いですよ。ちょっと、その知り合いに相談があって・・・」
ヒナギクの質問に、ハヤテがそう答える。
「ふ~ん・・・」
翌日
「・・・で、なんで桂さんまでいるんですか?」
「えっと・・・ははは・・・。」
ハヤテの昔の知り合い・・・天王州アテネが、ハヤテ&ヒナギクを見てそう言う。
「いや・・・わたしが来たら、何かマズい事でもあるの?」
「ついでにわたしもいるぞ~!!」
一緒についてきた美希が、アテネに向かってそんなことを言うのだが・・・
「・・・まぁ、別に桂さんが来たらマズい、なんてことはないですけど・・・」
「無視かよ!!」
確かに。
「それで?ハヤテ、相談ってなんですの?」
「うん・・・。ルカさんに、ついての話・・・。」
「水蓮寺さん?」
「ルカがどうかしたの?」
ハヤテの言葉に対し、アテネとヒナギクが口々に言う。
「最近、ルカさんによく似た女の子が、夢に出てくるんですよ。」
「夢に?」
「うん・・・その女の子は、僕の事を『お兄ちゃん』って呼ぶんだけど・・・」
「じゃぁやっぱり、その子はハヤテの妹なんじゃ・・・」
話を聞いて、アテネがそう言うが・・・
「いや・・・だったら、いろいろとおかしいんだよ。だって、僕に妹はいない・・・。」
「あ・・・確かに・・・。」
「ハヤテに妹がいるなんてこと、今まで聞いたこともありませんし・・・」
「おい、お~い、わたしは?」
会話から閉め出された美希が一同に向かってそう言うが、またしても、スルー。
「・・・あ、そう言えばだけど、わたしが前にルカに会ったとき、『この子、なんとなくハヤテ君に似てるな~』って思ったことあるよ。」
ふと、ヒナギクがそういう。
「・・・ほら、やっぱ兄妹だ。」←美希
「あり得ませんって。」
「・・・となると、やはり・・・あぁなりますか。」
アテネがふと、そうつぶやく。
「あれって?」
「夢は潜在的な欲望の具現化、と聞きます。夢の中に、水蓮寺さんそっくりの『妹』が出てくるという事は、もしかすると、ハヤテは水蓮寺さんを自分の妹にしたがってるのかも・・・」
「・・・え?」
「「え?」」
そして、ヒナギク&美希の視線が、ハヤテに集中する。
「・・・いやいや、それはないですって・・・。」
「だよな~。第一、ルカが夢の中に出てくるんだったら、なんでわたしは夢の中に出てこないんだ?」
ふと、美希がそう言う、
「髪色だって、同じ水色系統なのに・・・」
おい。
「・・・いや、そういう話じゃないと思いますけどね・・・」
「え?」
そんなこんながあった、在りし日の出来事・・・