桜の木の下で、あの星に誓う ~ヒナギクversion~   作:アメざいく

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#9 天王州さん相談室

 

 

「もしもしアーたん?明日って開いてる?・・・あ、じゃぁ、また明日ね~。」

 

そう言って、ハヤテは電話を切る。

 

「?ハヤテ君、誰に電話かけてたの?」

 

「昔の知り合いですよ。ちょっと、その知り合いに相談があって・・・」

 

ヒナギクの質問に、ハヤテがそう答える。

 

「ふ~ん・・・」

 

 

翌日

 

 

「・・・で、なんで桂さんまでいるんですか?」

 

「えっと・・・ははは・・・。」

 

ハヤテの昔の知り合い・・・天王州アテネが、ハヤテ&ヒナギクを見てそう言う。

 

「いや・・・わたしが来たら、何かマズい事でもあるの?」

 

「ついでにわたしもいるぞ~!!」

 

一緒についてきた美希が、アテネに向かってそんなことを言うのだが・・・

 

「・・・まぁ、別に桂さんが来たらマズい、なんてことはないですけど・・・」

 

「無視かよ!!」

 

確かに。

 

「それで?ハヤテ、相談ってなんですの?」

 

「うん・・・。ルカさんに、ついての話・・・。」

 

「水蓮寺さん?」

 

「ルカがどうかしたの?」

 

ハヤテの言葉に対し、アテネとヒナギクが口々に言う。

 

「最近、ルカさんによく似た女の子が、夢に出てくるんですよ。」

 

「夢に?」

 

「うん・・・その女の子は、僕の事を『お兄ちゃん』って呼ぶんだけど・・・」

 

「じゃぁやっぱり、その子はハヤテの妹なんじゃ・・・」

 

話を聞いて、アテネがそう言うが・・・

 

「いや・・・だったら、いろいろとおかしいんだよ。だって、僕に妹はいない・・・。」

 

「あ・・・確かに・・・。」

 

「ハヤテに妹がいるなんてこと、今まで聞いたこともありませんし・・・」

 

「おい、お~い、わたしは?」

 

会話から閉め出された美希が一同に向かってそう言うが、またしても、スルー。

 

「・・・あ、そう言えばだけど、わたしが前にルカに会ったとき、『この子、なんとなくハヤテ君に似てるな~』って思ったことあるよ。」

 

ふと、ヒナギクがそういう。

 

「・・・ほら、やっぱ兄妹だ。」←美希

 

「あり得ませんって。」

 

「・・・となると、やはり・・・あぁなりますか。」

 

アテネがふと、そうつぶやく。

 

「あれって?」

 

「夢は潜在的な欲望の具現化、と聞きます。夢の中に、水蓮寺さんそっくりの『妹』が出てくるという事は、もしかすると、ハヤテは水蓮寺さんを自分の妹にしたがってるのかも・・・」

 

「・・・え?」

 

「「え?」」

 

そして、ヒナギク&美希の視線が、ハヤテに集中する。

 

「・・・いやいや、それはないですって・・・。」

 

「だよな~。第一、ルカが夢の中に出てくるんだったら、なんでわたしは夢の中に出てこないんだ?」

 

ふと、美希がそう言う、

 

「髪色だって、同じ水色系統なのに・・・」

 

おい。

 

「・・・いや、そういう話じゃないと思いますけどね・・・」

 

「え?」

 

 

そんなこんながあった、在りし日の出来事・・・

 

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