Witch Defense Forces(WDF)(完結) 作:ハヤモ
でも色々な解釈やモブ的視線の数々を作れそうですよね。
オリジナル展開。 この世界の欧州は恐らく、壊滅的。
軍事的、歴史的な解釈や話は苦手。 EDF的なノリ。
駄文。 見切り発車です……。
1.欧州から欧州へ。
これは俺の、元EDF兵士の独り言だとでも思ってくれ。
赦しを乞うにも、相手もいないからさ。
単刀直入に言う。
欧州に取り残されました、はい。
今は建物の中に潜み、外の怪物の声や音に怯える日々を過ごしてる。
俺は日本から欧州救援の為に派兵された兵士なのだが、気が付けばこのザマだ。
ああ、いや。 俺が悪いんだけどさ。
地球を攻めて来たクソッタレな怪物共に人類は押されに押されていた時、欧州から救援要請がきたのが始まり。
遥か遠くの欧州。
行ったって、間に合わないのはアホでも分かっていた。 でも見捨てられないと派兵されて……案の定といった光景。
本部は馬鹿か。
日本支部に派兵する余力は無いというのに。
いや……もう、希望を渇望して祈る毎日だったのだ。
だからこそ、同じ境遇者である人類を見捨てられなかったのだろう。
俺は必死に戦った。
ストーム・ワン隊長の指揮下、守るべき者がいない街で銃声を響かせた。
でも、怖くなった。
ひとり、またひとりと仲間が斃れ、次は俺かも知れないと思ったのだ。
いくら頑張っても、怪物やドローンは減る様子を見せない。
それどころか、増援とばかりにクイーンまでやってきた。
俺は、逃げた。
敵前逃亡。
重罪だ。 射殺されても仕方ない。
でも、あの状況じゃ仕方ないだろう?
怪物が多過ぎる。
そも、俺に構える暇人は あの場にいない。
乱戦による混乱に乗じて、俺は走った。
アンダーアシストを装備していたから、人外の速度で一気に戦線を離脱。
幸いにも、いや、不幸にも俺は生き延びた。
生き延びて、しまった。
今じゃ、後悔ばかりだ。
あの場で、皆と死ぬべきだったかも知れない。
いや、ひょっとしたら運良く生き延びれたかも知れない。 生きて日本に帰れたかも知れない。
だが現実は逃げた身だし今頃、欧州から脱出してEDFと合流しようと思わない。
合わす顔がない。
そう言い訳して日々欧州の建物内に身を隠し、かつての仲間の亡骸や残骸を漁っては物資を拠点にしている建物に持ち帰る。
時々聞こえる怪物の這い回る音や鳴き声に怯えながら、悪夢に魘されて過ごす日々。
もう兵士とは言えない、情けない今。
「ハハッ……どうなるんだよ、俺」
そう自傷気味に呟いた時。
俺は、俺のいる建物は光に包まれた。
クソ共の光学兵器?
ああ、だとしたら凄いな。 またも新兵器かも知れない。
だって。
俺は1940年代の欧州に、飛ばされたんだからな。
それもタダのタイムスリップじゃない。
人類共通の敵ネウロイとかいうバケモノがいて、可愛い魔女が魔法を駆使して戦ってるんだからな!
「……えぇ」
頭がおかしくなった、と思われても仕方ない。 だが全俺公式である。
残念ながら……俺は正気だ。
とか、かつてのEDF総司令官の放送を思い出しながらボケてみた。 まだボケる歳じゃないと思っていたが無理だった。
「コレはアレですかい。 罪を犯したから、償えと? この欧州の人々を守って見せろよEDFと?」
第二次世界大戦の旧式兵器群に、俺の時代でも見たような形をした怪物共。
後、パンツ丸出しで戦う10代の空飛ぶ変態ビッチ……じゃなかった、編隊を組むウィッチーズ。
「もうヤダこの星」
戦う前から敗北ムード。
だけど戦います。 戦えば良いんでしょ?
アレだ。
名前が変わっただけだと思おう。
ウィッチーズはウィングダイバー。
降下翼兵だと思おう。 空飛ぶウィッチは機械化航空歩兵とかいうらしいが。
空飛ぶし。 陸戦ウィッチもいる様だけどね。
パンツも……ウィングダイバーの短パンだと思おう。 航続距離も全然違う様だけど!
ネウロイは、いつもの怪物。
コロニストやコスモノーツ、その文明兵器の類や侵略性外来生物だと思おう。
おお…………何とかなりそうだぞ。
「そんなワケねぇだろ! 元の世界でも散々苦戦したんだぞ馬鹿かコンチクショウ!?」
なんだかんだ、戦場に再度立つ。
溜め込んだ武器弾薬装備で、謎の敵を何とか出来るか分からない。
拠点の建物を要塞化させつつ、迷い込んだウィッチをカバーし、ネウロイを倒す。
無理なら逃げる。 それは昔と同じだよね。 でも逃げる。 命大事。
地球防衛機構陸軍 日本支部 欧州救援隊。
只野 仁 二等兵。
兵科は特戦歩兵、レンジャー。
防衛に邁進させて頂きます!
無理なら逃げる。
所詮、俺は英雄じゃない。
消耗品の最下級の二等兵、モブルーキーさ。
軍団ひとりは厳しいだろうから、EDF兵士の増援を要請。
続かないかも……。