Witch Defense Forces(WDF)(完結)   作:ハヤモ

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作戦内容:
大変です。
黒海の駐屯地で、ウィッチ達が巨乳化していっています。
挙句に何者かに操られている様子。
ネウロイの仕業なのか謎ですが、このままでは作戦を遂行出来ません。
生存者は原因究明を急ぎ、事態の収束に努めて下さい。
備考:
ギャグ回。


75.ぽよんぽよんハザード

◆黒海方面

 

アニメの土偶事件。

リーネが偶然見つけて基地に持ち帰った呪具の土偶により引き起こされた悲劇(笑)である。

伝統の7話(?)に起きたギャグ回で、土偶の呪いにより501のウィッチーズが巨乳化、操られるという話。

 

アレはホラーもの、特にゾンビホラーにあるあるな展開を踏襲しつつ、巨乳化というギャグワードで視聴者を困惑&笑われた。

豊穣の祈りとは……胸が大きくなる呪いならば、巫女として捕縛、儀式された宮藤は あのまま放置していたら どうなったのか。

ボインボインになってしまったとでも言うのだろうか。

 

とにかく。

かの忌まわしき事件は、リーネの活躍により大事に至らなかった。

それに当作中ではEDFの登場により、時期はともかく基地はブリタニアのままだし、そうでなくても黒海近辺で そんなアホな恐怖は発生しない……かに思われたのだが……。

 

 

「ケケケケケケケケケ!」

 

 

夜の黒海駐屯地に響く、魔女達の恐ろしげなオバケの様な声。

 

高台から見渡せば、巨乳の可愛い魔女達が上品に、時に下品に胸を張って揺らし、怪しい表情で痩せた貧乳魔女を揉みくちゃにしていっている。

さっき決意表明をしたばかりの子だった。

 

 

「実り足りない。 全然、足りない。 汝に実りを。 ケケケッ」

「いやああ! そんな、ああっ! いっぱい来ないで揉み揉みしないでぇ!」

 

 

それは飢えたゾンビが健康な人を貪ってる恐ろしい光景に似る。

悲鳴が夜に木霊する。 誰も助けにやって来ないまま、やがて悲鳴は小さくなり……聞こえなくなる。

無数の手が離れれば、貧相な胸を揉まれた魔女は皆と同様に豊満で実りあるボインボインになってしまった。

 

 

「ケケケッ! 豊穣の祈りがあれバ、飢えに苦しまずに済む。 ケケケッ!」

 

 

そして他と同様、怪しげな声を出して徘徊を始める。

 

その被害規模は8人とか9人とかではなく、とにかく いっぱい おっぱいだ。

509は皆ヤられたし、後方の501とは音信不通。 多分、アニメみたいに無線をヤられた。

駐屯地にいた男どもは無事かと言えばそうでもなく、豊穣の祈りとやらに巻き込まれて豊満な谷間に沈み込まさせては強制堪能コースで骨抜きにされている。

 

単刀直入に言う。

かの忌まわしき事件が、ここで起きた。

多少、状況が違うようだが。

なんという……なんということだ!

 

 

「馬鹿馬鹿しくも笑って済ませられないぞ」

 

 

高台から倍率スコープで眺めるStorm1はボヤく。

 

顛末は黒海駐屯地から「魔女達が ぽよんぽよん と暴動……いえ、反乱を!」と謎の救援要請が来たと思えば次には「ケケケ!」と無線から不気味な声が流れて切れたところから。

 

動けるStorm1、狙撃部隊ブルージャケット、偵察部隊スカウトと共に現地に向かえば……この通り。

おっぱいハザードが発生していたという。

 

松明を持った巨乳化ウィッチが所狭しと徘徊して、戦車の中やテントに隠れるウィッチを見つけては胸を揉み、巨乳化させて仲間に引き入れる。

それが男ならば、縄で縛ったり"オモチャ"にされている様に見えた。

ギャグ要素を抜けば、どこぞの寄生なハザードでもある。 おっぱいのペラペラソース!

 

 

「これでは黒海攻略どころではない」

 

 

Storm1は暗闇の中、テント村を見渡す。

死角となり見えない所は多いが、少しでも状況を把握したり偵察したいところだ。

 

 

「奴らとて、無意味に人を襲っているワケじゃないはずだ」

 

 

Storm1は予測を立て、敵がナニを目的としているか、最終目的はナニかを考える。

戦術、戦略を立てる時、敵の立場になるのも大切だ。

 

だが胸がデカくなって洗脳されるという、意味不明な状況は流石のStorm1も困惑する他ない。

エイリアンもビックリであろう。

 

 

「とにかく」

 

 

Storm1は仕切り直す。

 

 

「親玉がいる筈だ。 ソイツを潰せば……」

 

 

直ぐにリーダー的存在に気付き、行動に移る。 相手の視界を覗ける能力はないが、どこぞの試練風に。 慎重に、大胆に。

 

 

「ブルージャケット。 ライサンダーとイーグル班を遠方に分離。 KFF班は ここの高台から索敵だ。 スカウトは各自に任せる」

「「イエッサー!」」

 

 

指示を出し終えたStorm1は、続いて無線を繋ぐ。 それは駐屯地にいる筈の只野二等兵だ。

 

 

「只野、無事か? 無事なら応答せよ」

 

 

しばしのノイズの後。

 

 

「シャケケバァ……」

 

 

若い女性の、だけど不気味な声。

 

 

「ヤられたか?」

 

 

直ぐに諦めた。

駄目みたいですね。

ヤられていないにせよ、無線を盗られたなら連絡手段が無い。

 

 

「ヤツら知性はそのままか。 厄介だな、武器や装備を使ってくる恐れが……」

 

 

そう予想した矢先、機械音が鳴り響く。

スコープで探せば、輸送されていたニクスZCが動いている。 最悪だ。

 

 

「やれやれ」

 

 

そして、ナニかが、質量あるものが大きく跳躍してきた。

月光に照らされ、赤塗装の金属ボディが煌めく。

 

 

「こちらスカウト! コンバットフレームが向かってきています! 左手にマシンガンと思われる武装を確認、恐らく【レッドアーマー】です!?」

 

 

スカウトが悲鳴にも似た報告を上げた。

近接戦闘特化型ニクス レッドアーマーを確認したのだ。

これより強いレッドガードは強力な火炎放射器であるコンバットバーナーを両手に持つが、アーマーは左にマシンガン装備。 火炎放射の射程外に対しても多少対応出来る武装をしている。

加えて両肩には巨大散弾砲を搭載。 多数の徹甲散弾を拡散発射する恐ろしい兵器だ。

そんなマシンが高台に向かって来ているときた。 先程の無線を嗅ぎつけたと見える。

この状況だ。 恐らく509のウィッチがパイロットだ。 敵だ。

 

 

「呼びかけは自殺行為だった。 エイリアンとの交渉時みたいな結果を招いたな」

 

 

後悔先に立たず。

なんにせよ話し合いの余地は無い。

Storm1は無言でリムペットスナイプガンを構えて、トリガーを引いて応えた。

 

続いて月光を浴びながら。

巨乳になった白銀の子が、たくさんの巨乳ウィッチを引き連れて襲いに向かう。

そのサマは かつての飛行型の群れ。

だとしても脂肪の塊が揺れているだけだと、おっぱいが襲来する謎の恐怖に耐えつつ隊員らは戦闘を開始する……。

 

 

 

 

ーーーーーEDFーーーーー

只野二等兵視点

 

テントで寝ていたら、頭を柔らかな感触が包み込み、優しくぱふぱふ。

なんというか、心地良く気持ち良い……。

 

 

「って、息が出来ない……」

 

 

気持ち良くても窒息は勘弁な!

ナニか柔らかくて重量感あるモノが顔面を覆っているが、509のイタズラか?

だとしたら説教だな、窒息するイタズラは危険だぞ。

ガス遊びや首絞め遊びより安全だから、とか危険度の問題ではない。 やるなら枕投げに留めろ。

 

 

「とりゃっ」

 

 

手で柔らかいのを押しのけて起き上がり、素早く地底探検や夜間で使用したライトをつける。

 

 

「誰だい? 俺の寝首をかくヤツは」

 

 

そこに照らされたのは。

 

 

「は? シャーリー? なんで?」

 

 

包容力あるシャーリーが、そこにいた。

でも……デカい。 胸が。

元々デカいが、更にデカくなっている。

爆乳だよ。 奇形にならず綺麗にまん丸で張りがあるのが不思議だよ。 実はスイカ入ってるんじゃね?

スゲェ。 何カップあるのソレ。 てかさ、デカ過ぎて服のボタンが弾け飛んでるじゃん。 男の夢だよね。 ん? 夢?

 

 

「ナニこれ夢? 欲求不満からの夢? 夢精させようとしてるの? 性夢なの? サキュバスの仕業なの?」

 

 

命の危機に瀕すると本能的に子孫を残そうとすると聞いた事がある。

生理現象でナニか勃起してるし。 頑丈な戦闘服を押し上げてチ●コ痛い。

 

コレはそういう……ことなのか?

 

これから黒海で決戦を挑む緊張感から、シャーリーママとパフパフしてセッ●スしてママにしてパパになっちゃえという意味か?

いやぁ、でもさ。 俺には軍曹ちゃんがいるからね。

こんなの夢でもバレたら半殺しだよ。 だから御免。 夢なら早く覚めて。

 

 

「シャケケケッ(ビークル弄りに来たら、509の子に揉まれて大きくなったんだ)」

「ごめんナニ言ってるか分からない。 あと言葉の長さにバランスを感じない」

 

 

どこか懐かしいノリを感じつつもツッコんだ。

 

(なおシャーリーが呪い人にされる寸前、揉みに来た子と会話しているのだが)

 

 

『呪いなんか無くても、私の実りは充分さ』

『へ? でも最近垂れてきたよ?』

『……え?』

『やーい♪ 垂れ乳シャーリー♪』

『タレェッ!?』

 

 

(とまあ、アニメでのルッキーニとの会話そのままを行ってしまい、垂れ乳と言われて怯んだところを胸揉みされ……爆乳化した。

なんで509の子がシャーリーを知っていたのかとか基本「ケケケ」としか言わないのに、その時だけ喋れたのかとかツッコミはナシである。

なお、アニメでの衝撃発言は飽くまでも精神攻撃であり、実際は垂れていないらしい。)

 

 

「あー、こちら只野二等……あれ?」

 

 

無線で救援を求めようとしたら、耳元の無線機が無い。 どこいった?

したら答えるように、爆乳化シャーリーが何事か笑う。

釣られてみれば、見せびらかしてくる小さなイヤホンみたいな装置。

 

 

「シャケケバァ……(これなーんだ?)」

「俺の無線機じゃん!?」

 

 

寝てる間にパクられたか、くそぅ!

 

 

「返すんだ。 ワケ分かんない笑い声しやがって」

「シャケケ!(祈りを邪魔するだろ)」

「胸ばかりで まるで成長していない。 シャケシャケとフレークを言いやがって食いたくなるだろうがこのヤロー」

 

 

妙な夢だなぁ。

まあ、夢なら覚めるだろう。 うん。

開戦時も、そろそろ夢から覚めるとするかーと、ボヤいていた民間人がいたが。

あの人の心境は、こうだったのかね?

 

……結局、夢じゃ無くて現実で。 戦うしか無かったんだがな。

 

 

「じゃあ、これも現実?」

 

 

頰をつねる。 痛い。 覚めない。 駄目。

まさかの現実らしい。 現実の方がホラーだった。

 

 

「ケケケッ」

 

 

狼狽する俺を嘲笑うシャーリー。

更に強調するように爆乳を持ち上げて、近寄ってくる。

 

コレはヤバいんじゃね?

パフパフしてくれるのは嬉しいけど、バレたら軍曹ちゃんに殺される。

 

 

「く、来るなぁっ! 俺はまだ死にたくないいい!?」

 

 

枕をぶん投げて抵抗の意思を見せる。

例え童貞と罵られようとも、この一線を超えてはならない。 死ぬ。 僕は知ってるんだ。

あれ……なんか頭が痛い。

記憶処理された記憶が僅かに蘇ったのか。 嬉しくねぇ。

 

 

「ケケケッ!(大人しくしていろ)」

 

 

どこからともなく縄を持ち出してきたんだけど!? そんでル●ンダイブしてきたんだけど!?

エロいことする気でしょ! エロ同人誌みたいに!

 

 

「ヤらせるか!」

 

 

すかさず近くに立て掛けてあったTZストークの銃身を鷲掴み、そのままローリングして下を転がる。

 

 

「フーッ!」

 

 

ヤツは無人のベッドにインした。 そのまま寝ない? 無理だよね分かってます。

 

 

「フリーズ! MPだ、抵抗するようなら撃つ!」

 

 

適当な威勢を張り上げ、TZストークの安全装置解除、銃身に素早くライトを付けて構える。

状況は俺が有利。 これで降参すれば良いんだが。

シャーリーは「シャケケケ」とフレークを主張するばかりで塩対応だよ。 泣けてくるよ。

 

 

「くそっ」

 

 

ゆらりとベッドから立ち上がり、先程よりも服を乱して官能的に。

電灯に照らさせる彼女はエロい。 エロいけど、手に持つ縄が駄目。 どこのSM嬢だ。

 

いかん。 このままではヤられる!

無力化しなければ。 このまま外に出たら尻を掘られる危険性もある!

 

 

「縛って良いのは縛られる覚悟のあるヤツだけだぞシャーリー!」

 

 

だから反撃に出た。 正当防衛だ。

今度はローリングで、シャーリーに体当たりをかます!

 

 

「うりゃぁっ!」

「シャケェッ!?(馬鹿なぁ)」

 

 

吹き飛ぶシャーリー。

爆乳化で重心や重さが増していたとしても、その程度の脂肪で耐爆特性(耐吹き飛び)が付くワケでもあるまい!

 

EDF式に鍛えられた俺の体は自分で言うのもなんだが全身凶器だ。 最低、ガードレールをヘコます威力はある。

それをモロに喰らったシャーリー。

テントを壊し、外へと投げ出されては転がる。

 

 

「お縄につけぇ!」

 

 

俺は素早く近寄ると、縄を取り上げて縛って無力化!

これで意識を取り戻そうが身動き取れまい。 相手が悪魔なら杭を打ち込まないといけないのかもだが。

 

 

「ハァ……で、周りは どうなってるの」

 

 

周囲を見渡す。

松明持った魔女たち……509のモブウィッチーズが「ケケケ」と笑いながら這い寄ってくる。

何故か皆も巨乳化している。

ゾンビ映画のワンシーンかよ。 怖いよ。

 

なんか手をエロオヤジみたいにワキワキさせている子もいる。

 

ナニか。 噛まれて感染したというより、揉まれて感染? するのか。

なら男はどうするのよ。 ふぐり的マッサージされて大きくなるのか。 妖怪狸じゃないんだ、ヤメテ。

飛行型の巣程じゃなくとも、α型のタマゴ並み……って、考えるのはやめだ。 恐ろしくて身震いする。

 

 

「とにかく無線だ」

 

 

気を失うシャーリーの手から無線機を奪還し、改めて通信する。

 

 

「こちら只野二等兵。 誰か生存者は? 状況が知りたい、509の少尉は……って、いないよな」

 

 

開戦時、軍曹が仲間に状況確認を求めた時を思い出しながら言うが、諦めた。

あの時と違い少尉が怪物に喰われてはいないだろうが、巨乳化はしているか。

ああ、そういやルッキーニも少尉なんだよな。 あの年齢と性格で少尉……安い地位ではないと思うが。 それだけ才能があるのだろうな……そんな子が巻き込まれなくて良かった。

ロリ巨乳。 相手にしたくない。 ナニかと。

 

 

『こちらStorm1! 無事だったか!』

 

 

おお! 代わりに隊長に繋がったぞ!

 

 

「ナニが起きたんです。 ナンです このおっぱいの群れ」

『分からん。 だが親玉がいる可能性がある、ソレを探す』

 

 

親玉、ねぇ。

ソイツ、クイーンやキングみたいなヤツだったりしない?

 

 

「隊長は今どちらに?」

『高台でニクスと航空ウィッチと戯れているよ。 曹長ちゃんまでいる』

 

 

マジッスか……。

高台をTZストークのスコープ越しに見る。

見難いが集られている。

ああヤダね、飛行型の群れの光景を彷彿とさせるよ。

 

 

「援護に向かいます」

『いや、コッチはなんとかする。 それより親玉を探してくれ。 被害が黒海ではなく他国に及ばぬ内に』

 

 

サラッと怖いこと言わないでよ。

世界巨乳化。 好きな人は良いが……いんや良くないな。

厳密には違うらしいが、世界の半分は女性だ。 この巨乳化現象がウィッチ以外にも通じるのか知らないが、もしそうなら大変だ。

世界の半分が胸に支配される。 色々ヤバいって。 ナニかが。

 

 

「分かりました」

『それと、遊撃戦仕様のニクスZCがうろついている。 気をつけろ』

「ファッ!?」

 

 

またも衝撃が俺を襲う!

勘弁してくれよ。 ニクスは歩兵が正面きって戦える相手じゃないんだぞ。

しかもZC。

最終仕様の多局面近中遠対応装備。

装甲も火力も まるで違う。 会ったら逃げよう。 俺はグリムリーパー隊じゃない。

 

 

「気を付けて探します」

『こっちも なるべく早く片付けるが……時間がな。 スカウトとライサンダー、イーグル持ちの狙撃手が援護してくれる筈だ。 頼むぞ』

「了解」

 

 

そう言って通信を終える。

改めて周りを見る。 更に俺を囲む巨乳が増えた。

ヤベェよ。 頭と股間が痛いよ。 でもおっぱいなんかに負けないんだからね!

 

 

「数の違いが戦力の徹底的差で無い事を教えてやる!」

 

 

ローリングで蹴散らし強行突破!

ぽよんぽよんと変な効果音を撒き散らしつつも気持ちはγ型! もしくはボーリングの玉!

 

 

「一方的に弾かれる痛さと怖さを教えてやろう!」

 

 

相手、銃持ってないからな!

 

人間って醜いよね。

形勢が違うと特に。

 

無双だヒャッハー!

fooo! 気持ちい!

例えるなら、最終作戦仕様をeasyで振り回す快感かも知れん!

 

して俺らEDF隊員が調子に乗ってるとロクな事が起きないのを忘れていたよ。

 

だって夜の闇からヌッと青い完全武装コンバットフレーム……ZCが現れたんだからな!

 

 

「ヤベェ。 俺も教えられそう」

「ケケッ(調教の時間です)♪」

 

 

ミニオンバスターが欲しいところだった。

 

 

 

 

 

◆高台

小山の上。 月明かりの下。

Storm1と麾下 狙撃部隊員は奮闘中。

有翼型エイリアンの群れの如く編隊(変態)飛行、群狼で攻撃してくる509航空ぽよんぽよんウィッチーズ。

タチが悪い事にEDF製の銃火器を装備、高威力と高い命中率を見せつけてくる。

共に空駆ける曹長ちゃんに限っては、ウィングダイバーの光学兵器をバカスカ撃ってくる始末。

が、大きくなった胸部に慣れないのか訓練成績より遥かに悪い精度なのが唯一の救いだ。

ニクス レッドアーマーのパイロットも胸がつかえて上手く操縦桿を動かせず細かな動作を出せていない。

 

 

「ブルージャケットのチカラを見せてやれ!」

 

 

それを利用しないEDF隊員ではない。

皆は相手の技量を計りつつ近くの岩陰や、山である事を利用して稜線の陰に身を隠しつつ応戦。

暴徒鎮圧用の麻酔弾を撃ち込み、シールドを張られる前に撃墜、無力化。

時々、節分の豆撒きのようにコイン大の小型手榴弾スプレッド・グレネードを空中に撒き散らして一網打尽にした。

元々暴徒鎮圧用として開発された経緯がある為か、結構役に立っている。

 

はいそこ、KFFシリーズは大口径対物狙撃銃だろとかツッこまない。

 

 

「敵は不慣れだ。 殲滅するぞ!」

 

 

Storm1も容赦しない。

ぽよんぽよんウィッチーズをKFF班に任せつつ、コンバットフレームの無力化に入る。

通常、歩兵がニクスに立ち向かうのは無謀とされているが、歴戦のStorm1には十分可能域。

特に彼はエアレイダーだ。 兵装もレンジャーと大きく異なる。

 

レッドアーマーは、ぎごちなく動きながらもマシンガンを乱射しつつ接近。

そのままコンバットバーナーで丸焼きにする算段で来たが、

 

 

「甘いな」

 

 

Storm1は素早くプラネタリウムの様な球体の付く装置を設置、起動した。

それは横長の巨大なエネルギー壁を形成すると、マシンガンの弾を全て防いでしまう。

 

電磁トーチカの一種、ボーダーライン。

 

この巨大なエネルギー壁によりStorm1のみならず後方で奮闘する狙撃部隊も守る一石二鳥。

 

 

「ケッ!」

 

 

それに焦るように、両肩の巨大散弾砲から徹甲散弾が放たれた!

 

が、しかし!

 

例え貫通力のある、歩兵が喰らえばミンチより酷い事になる弾が飛んできても、エネルギー壁が防いでいく!

EDFのオーバーテクノロジーの一端だ。

だがコンバットバーナーによる高温は危険なので、Storm1は攻撃に転じた。

 

 

「ッ!」

 

 

リムペットガンを構え、即発射。

点滅する缶ジュース型の吸着爆弾がレッドアーマーの表面装甲に着く。

すぐさま起爆トリガーを引くと、ボカンと爆発。 レッドアーマーは怯んだ。

 

ニクスは爆発物からパイロットを守る為、装甲が堅牢だ。 だがレッド系は機動力確保の為に装甲が他機体より厚くない。

だからといって、爆発物を受けて即怯むとは限らないのだが。

この場合は中身のパイロットの胸が揺れてしまい、変な操作になってしまっただけ。

 

先程、まだ遠くの空の宙に浮いていた時。

ロングレンジ型のリムペットガンであるリムペット・スナイプガンを使用、起爆した時に相手の動作がおかしくなったのを見て試した結果だったが、上手くいった。

 

 

「隙あり」

 

 

次に構えたるは、座標を伝達する誘導装置。

それをレッドアーマーの機体に照射し続けて点が収縮した刹那。

 

 

『座標確認♪』

 

 

謎の女科学者の声がしたと同時。

一瞬だけ光の柱がニクスを貫いた次の瞬間。

 

 

ドッカァンッ!!

 

 

ニクスが爆発、バラバラに。

 

 

「よし。 ニクスは無力化したぞ」

「ケケケッ!?(今、ナニが起きたの!?)」

 

 

淡々とStorm1は言うが、見てしまったウィッチは目を白黒するしかない。

 

ナニが起きたのか。

空爆でもない。

一瞬だけ光の柱が見えただけ。

ビームか。 見上げてもナニも見えない。 夜空が広がるだけである。

 

分からないのも無理はない。

答えがスプライトフォール射撃モードなのだから。

 

EDF最高機密衛星兵器であるスプライトフォール、その収束モードが運用された結果だった。

 

衛星ビームの(正確にはナニかは知らないが)パワーを1点集中、瞬間的に照射。

ピンポイントへの攻撃となる反面、破壊力は凄まじく、しかし爆発せず一瞬だけなので 周りの被害も大きく考えずに済む。

またこのモードはシステムの負荷も少なく、再射撃に必要な時間も少なくて済む。

もっと撃っても良い♪

 

 

「……ケ、ケケ(そんなぁ)」

 

 

パイロットは緊急排出され無事だった。

ゲームではNPCは脱出出来ずビークルごと死んでしまう印象があるが、プレイヤーの場合は無事なので、緊急脱出装置の類がある事とする。 或いは直感的、反射的に脱出しているだけかも。

はいそこ。 御都合主義とか言わない。

 

ただ脱出したウィッチは、衝撃が凄かったのか目を回しているが。

 

 

「後は オイタが過ぎたウィッチーズか」

「ケケェッ!(ここまで被害が出るなんて!)」

 

 

Storm1に見上げられ、怯むぽよんぽよんウィッチーズ。

気が付けば、残存戦力は僅かだ。

それだけ正規隊員は強かったし、なによりStorm1がいる時点で彼女らに勝利はない。

航空戦力、特にウィッチは対地の一般兵士に対して負ける筈もない……とは、この世界の兵士に対しての話。

EDF隊員を相手に、それは通じないのだ。

どれだけ飛行型や有翼型を倒してきたと思っているんだ。

 

 

「さぁ、どうする? 今なら胸が大きくなったから勝てなかった事にしてやるぞ?」

「ケケケェッ!(舐めるなぁ!)」

 

 

もうヤケクソに。

豊穣の祈りとか、たぶん そういうのを関係なしに吶喊する生き残り。

 

ひとりが502の菅野の如く殴りかかる!

 

だが、勿論勝てる筈もなく。

 

 

「ふんっ!」「ッ!?」

 

 

最後はStorm1直々のカウンターパンチで沈められた。

武器を使うまでもないらしい。

 

 

「片付いたな。 後は曹長、お前だけだ」

 

 

宙に浮かぶ白銀の翼に指を向けるStorm1。

WDFのひとり、曹長ちゃん。

彼女もまた豊満にされており操られているようだが、他の子より強いのは聞くまでもない。

 

 

「ソケケケッ!(大きいのが好きなんだろ、イヤラシイ雄どもめ)」

 

 

何事か呟くと手に持つ光学銃を投げ捨て、両手を上にあげる。

すると、光の玉が どんどん大きくなり、さもマザーシップの巨大砲台のミニチュア版な光景を見せてきた!

 

 

「吹き飛ばす気か!?」

 

 

かつての軍曹ちゃん程の魔力はないにしろ、流石にアレを喰らえば 小山のひとつ は抉り飛びそうだ。

 

慌てるKFF班。

しかし、Storm1は慌てない。

 

 

「ヤれ」

 

 

ただ一言。 刹那。

 

約2kmほどの遠くの山で、閃光が瞬いた次の瞬間。

 

 

バスリッ。

 

 

曹長ちゃんの首元に麻酔弾が命中した。

 

 

「ケケ……?(アレ)」

 

 

チカラを失い、光の玉は四散。

曹長ちゃん自身もチカラを失い、堕ちていく。

 

 

「(狙撃部隊のKFF70の有効射程は約720mタイプだった筈。 そうでなくても1kmあるか。 撃たれても対処出来るように警戒はしていたけど)」

 

 

ボンヤリしていく視界の先、遠くの山を見て思う。

 

 

「(別の……更なる長距離射程の武器で……やられ……た……か)」

 

 

結論を出して、瞼を閉じた。

 

彼女の思考通りだ。

彼女を仕留めた狙撃銃はイーグルG1。

有効射程距離1.8kmタイプだった。

 

その長射程と精度は非常に高く、専用に開発された高性能スコープを搭載する。

この事から鷹の目を持つ狙撃銃と呼ばれる事になった程だ。

だがやはり、最後は射手の腕前か。

長距離射撃を成功させるのは曲芸だろう。

 

 

「命中。 よくやった」

 

 

はるか遠方のモブな味方を褒めるStorm1。

EDF隊員は、伊達じゃない。

 

 

 

 

ーーーーーEDFーーーーー

只野二等兵視点

 

 

「いやああ!?」

 

 

女々しい声を出すくらいには逼迫してます。

 

 

「ニクスZCとか無理! 俺二等兵だよ!?」

 

 

都合の良い時だけ階級を振りかざし、アンダーアシストで右往左往。

それに合わせるように遊撃戦闘仕様コンバットフレーム ニクスZCが攻撃してきやがる。

 

先ず右腕に取り付けられた武装が動く。

近、中距離戦……対地対空に使えるリボルバーカノンから無数の弾丸シャワー。

その高速回転する多砲身から繰り出される大口径弾は多少バラけつつも地面に着弾。

無数の砂埃を立てて、テント村は砂嵐かと見間違う程に荒れまくる。

 

 

「ひいいい!?」

 

 

反撃している暇がない!

それに、ここで下手に距離を変えるのもリスクが伴う!

 

 

「遠くに逃げたいけど逃げたらヤられる! だって左肩にはミサイルポッド! 右肩には狙撃にも使える榴弾砲のショルダーハウィツァー! 近寄り過ぎればコンバットバーナーで焼かれる!」

 

 

説明するくらいには遊撃戦仕様、怖い!

様々な局面に対応出来るように、近、中、遠距離に合わせた武装があるんだもん!

戦いたくなかったよ! なんで敵対してるの! 夢なの死ぬの?

 

 

「パイロット聞こえる!? こんな、おっぱい騒動で命を散らすのも笑えないよ? ニクスなんか捨てて かかって来い!」

 

 

ダメだ、攻撃の手を止めてくれない。

それどころか「ケケケ」と笑い声が聞こえてくる始末。

攻撃は当てる気がないのか、甚振るような弾道をとりやがる。 くそぅ!

 

 

「うん? その声……軍曹ちゃんか?」

 

 

撃たれながら、ふと言う。

馴染みある声に感じたから。

 

すると攻撃の手を止めるニクス。

次にはコックピットハッチがプシューと開いて、中身が露わに。

つい癖でTZストークを構えてしまったけれど、正体を見て直ぐに下ろすことになった。

 

 

「やっぱり軍曹ちゃん!」

 

 

まさかのパイロットは軍曹ちゃん!

いちおう航空ウィッチの軍曹ちゃん。 だからってニクスを動かしてはいけない理由にならないが……いや、動かしちゃダメ。

だって胸が大きくなってるし。 つまり敵。

 

どこで操縦覚えたの。

俺みたいにぶっつけ本番?

だとしても、そう易々と動くビークルじゃないんだけど。

 

輸送されたばかりのものやメンテナンス、長期間起動していない機体はフリーズしている事がある。

その際、起動シーケンスが必要だ。

プロトコルは どこで?

いや、スタンバイモードからの即起立、コンバットモードに入ったところで ここまで動くのは簡単ではない。

 

……って、今は現実と戦わねば。

 

 

「グケケケ♪(正解です仁)」

「なぜ? why? 降りなさいよ危ないよ」

「グケケケッ(危ないのはどっちかな)」

「うん。 相変わらずナニ言ってるか分からないよ」

 

 

(エイラとサーニャみたいには、会話が出来ない只野。

もっともアレも、エイラが本当にサーニャの「ニャケケ」が分かったのか不明だが……)

 

 

「グケケケッ(それに、大きい方が好きでしょ?)」

「胸を持ち上げて誘惑しないの、はしたない。 期待で胸と股間が膨らんじゃってるんだよ」

 

 

終始おっきしているせいで、地味に継続ダメージを負っているんだよ こちらは。

理性が切れたらどうするんだ。 切れたらゲームオーバーだよ。 未成年美少女達に遺伝子ブチまけ犯罪者ハーレムBAD ENDルートだよ。

 

 

「うん?」

 

 

ここで気付く。

軍曹ちゃんの……ニクスの陰に隠れるように、何故か土偶が浮いている事に。

禍々しいオーラを放ち、普通では無いね。

 

 

「欧州にも土偶が? てか、なんで浮いてるの?」

 

 

というかさ、もうアレが親玉だよ。 間違いない。

呪具的なヤツだ。 魔女が当たり前の様に存在しているこの世界なら、そんなもののひとつやふたつ、あってもおかしくない。

俺らの世界だってエイリアンがいたんだ。 神もいたらしい。

 

とにかくアレを壊すか。

 

 

「ファイヤァッ!」

 

 

TZストーク発砲!

青白いマズルフラッシュと共に砕け散れ!

 

 

「グケケッ(酷いですねぇ)」

 

 

ところが軍曹ちゃん咄嗟のシールドで防がれた!

畜生!

かつてのWDFの魔力程でないにしても、普通の魔女よりマシマシだからな……!

 

 

『こちらブルージャケット』

 

 

おっ! ここで味方からの通信が!

 

 

『高台確保。 ライサンダーで援護を開始する』

「マジ? やったぜ」

 

 

じゃあ、高台での戦闘は勝利したのか。

Storm1がいたからね、約束の勝利だ。 余裕が違いますよ。

 

しかも援護武器がライサンダー。 礼賛!

 

 

「勝ったな寝よう」

「ケケケッ?(ナニを余裕ぶってるんです)」

 

 

ZCのコックピットハッチが閉まり、ウィーンと再起動。

目に見えるメインカメラが青く輝く。

再びリボルバーカノンを向けてくるが、今度は何とかなる筈だ。

なにせライサンダーがあるからな。

 

ライサンダーは物干し竿みたいにデカい長身自動大口径狙撃銃で、その長射程と他の追従を許さないブッチギリの弾速はEDFの最高狙撃銃とも言えなくもない。

弾速と精度が凄くて、撃った瞬間には もう弾着してるんじゃないってくらいヤバい。

威力も相応に高い。 ニクスの装甲にもダメージを与えられる筈。

装填機構が複雑らしく連射が効かないが、主力狙撃銃であるKFFシリーズの比ではない。

それに、ニクスを倒せずとも露出している謎の土偶を狙ってくれれば良い。

 

 

「ニクスは俺が引き受けます。 ブルージャケットは土偶を!」

『土偶? 分かった。 それが親玉か……ここからじゃ狙えん。 移動する、その間はニクスの相手を頼むぞ』

「了解」

 

 

通信を終えたかどうかのタイミングで、リボルバーカノンを撃ってきやがった!

悪役は悪役らしく待ってくれて良いじゃん!

 

 

「うおおおおっ!?」

 

 

アンダーアシストで走り回り、ニクスを翻弄。

偏差射撃が苦手らしく、さっきから俺の背後ばかり砂埃が立ち上がる。

 

 

「魔力でゴリ押ししているだけじゃあ、勝てないぞ?」

 

 

日頃の訓練の大切さが分かるね。

あっ、俺はあまりしてないけど。

 

適度な距離を置き、歩兵には致命的な火炎攻撃は させない。

代わりにミサイルポッドからミサイルが1発だけ飛び出すが、ニクスのミサイルは暫く直進する他、下方向にもバラける癖がある。

その為、機首を上げる様にしてから撃たねばならないのだが、それをしなかった為にミサイルは悲しくも遥か手前の地面に着弾、爆発。

 

 

「無駄撃ちご苦労!」

 

 

未熟者が操縦するんじゃ、どんな強力なニクスだろうと活かせない。

このままニクスの性能を活かせぬまま無力化されてしまえ!

 

 

「これではグリムリーパーじゃなくても、倒せそうだなぁ!?」

 

 

とか煽ったせいか。

肩部巨大榴弾砲ショルダーハウィツァーの砲口が俺に向いた!

 

 

「あっヤバ」

 

 

ドゴォンッ!!

 

 

狙いは甘くも、榴弾砲!

地面に着弾するや爆発、吹き飛ばされた!

 

 

「ぐふぅ……ッ!」

 

 

地面に転がされる。

 

くそぅ、痛い!

流石だな……Z仕様は伊達じゃない……!

 

 

「グケケッ(油断大敵です)」

 

 

いかん。 ZCが近づいてきた。

逃げたくも、Z級榴弾の爆風を喰らった身……身体が言う事を聞かない……ッ!

 

 

「ケケ! ケケケッ!(このままバーナーで炙られるか)」

「くっ!」

「グッケッケッ!!(私と2人きりで豊穣の儀式をするかです!!)」

 

 

いかんヤられる。

死を前にするのとは別の、謎の寒気すら味わう俺。

 

くそぅ……こんな意味不明な事件で人生終わるのか!?

 

そう諦めそうになった時。

 

 

───パリンッ!!

 

 

ナニかが弾ける音。

 

 

「あうぅ……」

 

 

軍曹ちゃんの可愛い声と共に、ニクスは膝をついて完全停止。

裏側で、砕け散った土偶のカケラが四散する。

 

 

「へ?」

 

 

間抜けな声が出たが、仕方ないじゃん。

状況が飲み込めないぞ。

 

 

『間に合ったようだな』

 

 

ここでブルージャケットから通信が。

ああ、そうか。 助けてくれたのか。

 

 

『ニクスの裏に隠れていた土偶を破壊した。 かつてない謎の目標物だったが、壊れて何よりだ』

「あ、あぁ……そうですね。 良かったです。 ありがとうございます」

 

 

とにかく礼を言っておこう。 礼賛。

 

本当に、壊れて良かったよ。

ライサンダーの大口径弾を受けて壊れない土偶だったら どうなっていた事か。

 

(アニメでは、バルクホルンのパンチが効かなかった。 宮藤は「馬鹿力が効かないなんて」と ちょっと言い方に難がある発言をして驚いていた)

 

 

『周囲ウィッチの胸部が戻るのと、沈静化を確認。 やはり土偶が親玉だったようだ』

「そうですか……いったい、なんだったんですかね?」

 

 

土偶……ネウロイだったのだろうか?

いや、あんなネウロイがいてたまるか。

いくらバリエーションに富んでいるとはいえ、人類のメスガキをボインボインにする意味がわからない。

 

(大昔のウィッチが儀式に使っていたらしいが……)

 

 

『俺らが知るか。 とにかく捕まっているだろう男性兵士らを解放だ。 このままにはしておけない』

「了解。 ところでStorm1は?」

『無事だ。 襲って来た曹長らの介抱をしている』

「分かりました。 こっちも やっていきます」

 

 

やれやれ。 今夜は忙しくて寝れないな。

大戦中も そうだったけどさ。

 

ZCに近寄ると、外側にある小さな緊急ハッチ解放ハンドルを引っ張り上げる。

プシューとコックピットを強制的に解放させ、中で昏睡中の軍曹ちゃんを抱き抱え、テントへ持ち帰った。

 

 

 

 

その後、アヘ顔を晒す男どもと共にウィッチの介抱に走り回る。

駐屯地の異変に気づいて帰還してきた夜戦哨戒中のウィッチ……サーニャらの協力を得ながら、なんとか朝までには体制を整えられたものの。

 

 

「なんで仁さんのテントの近くで501のシャーリーさんが倒れていたんでしょうか?」

「ほう。 面白い話だ、よぉ〜く聞かせてくれ只野二等兵」

「ヒェッ」

 

 

黒い笑顔を見せてくる軍曹ちゃんと曹長ちゃんに挟まれて大変だった。

これで胸が大きいままだったら、まだ嬉しさがあるんだがな。

 

因みにシャーリーも、迎えに来たミーナ中佐に恐怖の笑顔で迎えられた。

シャーリーがビビる顔はレアだった。 面白い。

 

 

「さて。 言い訳を たっぷりと聞かせて下さいね♪」

 

 

こっちは面白くないが。

 




ギャグ回でした。
土偶……アニメではリーネが持ち帰ってしまったワケですが。
この作中では誰が、どのような経緯だったんでしょうかね?

501で ぽよんぽよん しなかった子(宮藤、リーネ、坂本)をイヤラしくしたり502の子をイヤらしくしたり、ウィングダイバーや少佐、オペ子を巻き込もうかとも思いましたが、収拾がつかなくなりそうなので……この辺に。
それでも、あまり上手く纏まらなかったかもです……。

勿論、真面目な話に復帰したいと思います。
終わるかな、この物語……(殴)。
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