シルバーウィーク 葦の浮船   作:新庄雄太郎

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達仁は善子と花丸と一緒に 福井県の芦原温泉へやって来た。


第7章 芦原温泉

「善子ちゃん、こっちこっち、飛び石のあるお庭が、とっても素敵ずら―。」

 

「フッ、木の葉も色づいて美しいわ、風に散り行く葉は、共に堕天の刻を迎えるべくヨハネを待っていたのね。」

 

「お前も、風流だな。」

 

と、達仁は言う。

 

「ふふっ、善子ちゃんが落ち葉を堕天に喩えるなんて、風流ずらね、さすが張り切って朝一番の新幹線に飛び乗っただけあるずらー。」

 

「俺は、上越新幹線と特急「北越」で来たから。」

 

「張り切っているのはずら丸も同じでしょ。」

 

「そうずら。」

 

「一度は特急「加越」に乗って見たかったずら。」

 

「そうよね、福井と言えば東尋坊、今日は芦原温泉で1泊ね。」

 

「うん。」

 

そして、花丸は達仁に言った。

 

「ところで、どの旅館に泊まるずら。」

 

「芦原温泉の清風荘だよ。」

 

「ああ、結構大人気の温泉ね。」

 

と、善子は言う。

 

「今日と明日は、このチャンスを満喫するわよ」

 

「賛成ずらー。」

 

「じゃあさ、一条谷遺跡へ行って見るか。」

 

「いいね、それ。」

 

「私も行って見たいずらー。」

 

今回、11月の連休に花丸の誘いで北陸へ旅行する事になった。

 

日程は

 

1日目

 

午前7時32分、上野を出発

 

新潟に出て午前10時04分発の特急「北越2号」に乗車 金沢で乗り換えて

 

芦原温泉に1泊

 

一条谷遺跡へ観光

 

2日目

 

東尋坊を観光

 

芦原温泉駅から北陸本線に乗り、高岡で下車

 

高岡で1泊

 

3日目

 

高岡市内観光

 

高岡-金沢-京都とL特急「雷鳥28号」又はL特急「しらさぎ10号」に乗り、新幹線で帰京。

 

の、日程である。

 

「前は、にこと真姫と一緒に輪島と奥能登へ行ったから、久しぶりだな北陸は。」

 

「そうね。」

 

「ここが一条谷遺跡ね。」

 

一乗谷朝倉氏遺跡は福井市街の東南約10キロにあり戦国時代朝倉氏五代の城下町の跡がそっくり埋もれていました。京都の金閣寺や広島の厳島神社に並び国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受ける大変貴重な遺跡となっています。栄華を極めた城下町の街並みをほぼ完全な姿で再現しており当時の衣装に着替えて戦国時代にタイムスリップしたような感覚になります。毎年8月には「越前朝倉万灯夜」「越前戦国まつり」を同時開催し、迫力ある火縄銃の砲煙を見ることができ夜には約15,000個をこえるキャンドルの灯で幻想的な雰囲気になっている。

 

「凄いずら。」

 

「ほんとうね。」

 

達仁と善子と花丸は、今日泊まる温泉は人気ホテルの「清風荘」である。

 

「はぁぁー、極楽、極楽ずらー。」

 

「花見風呂は格別ね。」

 

「こういう自然に囲まれた温泉も、素敵ずらね。」

 

そして、部屋に戻ると達仁はテレビを見ていた。

 

「気持ち良かったずらー。」

 

「本当、いい湯だったわ。」

 

「そうか。」

 

「紅葉もきれいだし、隣のお部屋には温泉があってすごいずらー。」

 

「うん、夕食の後にも温泉入ろう。」

 

「俺も行くぜ。」

 

「えっ、達仁もなの。」

 

「うん。」

 

そして、夕食の後は温泉を満喫した。

 

 

 




そして、東尋坊へ行くと事件が起きた
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