シルバーウィーク 葦の浮船   作:新庄雄太郎

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そして、事件が起きた


第8章 東尋坊

次の日、達仁と善子と花丸は芦原温泉で1泊した後は、福井の観光名所・東尋坊へやって来た。

 

「東尋坊か、でも、ちょっと怖いずら。」

 

「ハハハ、花丸は怖がりだな。」

 

「だって。」

 

と、花丸は緊張していた。

 

「崖には海が見えるずら。」

 

「うん、これを見ていると堕天使が命を絶つ時を思い出すわ。」

 

「善子、いいシナリオだね。」

 

「そうね。」 

 

東尋坊とは、荒々しい岩肌の柱状節理が延々と1kmに渡って続く勇壮そのものの東尋坊は、国の名勝・天然記念物に指定されています。なかでも岸壁の高さが20メートル以上に及ぶ大地の断崖は勇壮というより壮絶で、日本海の荒波が打ち寄せる姿は恐ろしいほどの迫力です。遊覧船ではライオン岩、ろうそく岩など自然の造形が目を楽しませてくれます。

 

「東尋坊と言えば、サスペンスドラマがイメージ的なんだずら。」

 

「そうね、善子と花丸が犯人に狙われ、そこへ、俺が助けるのだ。」

 

「まるで、ドラマみたいね。」

 

「これはミステリーずらー。」

 

「ねぇ、東尋坊タワーに行って見ようよ。」

 

「賛成。」

 

達仁と善子と花丸は、タワーに上った。

 

「うわーっ、日本海が大きく見えるよ。」

 

「本当だわ。」

 

「ねぇねぇ、遊覧船だって乗ってみようよ。」

 

「乗ろう、乗ろう。」

 

穂乃果と達仁らは、東尋坊の遊覧船に乗った。

 

「うわーっ、海からの東尋坊ってこんなに大きいんだ。」

 

「うん。」

 

ところが、東尋坊の海に事件の予感がした、花丸は、遊覧船から降りた時事件は起きた。

 

「あっ、何ずら。」

 

「なんか浮いてるわ。」

 

「ま、まさか。」

 

「し、ししし、死んでるわ、キャーッ」と悲鳴を上げた。

 

まもなく、福井県警捜査一課のパトカーが到着した。

 

「福井県警の吉田です、あなたが遺体の発見者ですね。」

 

「はい。」

 

「あなたは。」

 

「俺は、音ノ木坂学院の南 達仁です。」

 

「同じく国木田花丸です。」

 

「なるほど。」

 

と、吉田警部は言った。

 

「で、あなたが第一発見者ですか?。」

 

老刑事の八島警部補が言った。

 

「はい、発見したのは花丸で。」

 

そこへ、善子がやって来た。

 

「有咲、有咲、ありさーっ!。」

 

と、叫びながら走って来た。

 

「すいませんが、この女性を戸存知でしょうか。」

 

「はい、彼女は市川有咲、中学の時の同級生なんです、こんな事になるなんて。」

 

そこへ、福井県警の青木刑事は。

 

「吉田警部、被害者の身元が割れました、免許証の住所から東京在住の市川有咲と判明しました。」

 

「そうか、これはやはり自殺の可能性があるな。」

 

そして、善子は言った。

 

「人殺し!、有咲は自殺なんかしないわ。犯人はあいつだわ。」

 

「善子、人殺しって誰の事か。」

 

「そうよ。」

 

「善子、俺も気になっていたんだ、奥飛騨で友人が殺されたんだよ。」

 

「えっ、本当なの。」

 

その後、奥飛騨と東尋坊で起きた事件は、岐阜県警と福井県警で合同捜査をする事になった。

 

「やはり、あいつだな。」

 

「あいつって。」

 

「あいつが犯人だ、間違いない。」

 

 

 




いよいよ、フィナーレを迎えます

お楽しみに
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