吉野が毒殺されたのだ
吉野 康弘のアリバイ捜査については石川県警の協力を得ることにした。
吉野が、南と高山達に話した北陸旅行の日程は、次の通りだった。
11月6日 午前10時、東京出発 10時08分発「あさひ309号」乗車
11時58分 新潟着 新潟市内のホテルで1泊
7日 午前7時半出発 長岡に出て、午前9時04分発信越本線・北陸本線経由特急「かがやき2号」に乗車
金沢に1泊
8日 金沢を出発 七尾線に乗り 輪島で1泊
9日 輪島-金沢-京都と列車に乗り、京都で1泊
10日 京都を観光
11日 京都から新幹線で帰京
「アリバイ成立ですか?。」
「ええ。」
「新潟では、転校した友人に会いに行っていたと言ってますし。」
「主任、吉野には被害者の南部と一緒だ。」
「本当だ。」
石川県警では、金沢と輪島に当たってもらい、調べた結果、間違いなく吉野は7日に金沢市内のホテルにチェックアウトされていた、その8日には輪島温泉で1泊後に、輪島朝市へ行っていたと判明。
「やはり、吉野は金沢と能登と京都へ行っていたのは本当だな。」
「ええ、新潟県警と京都府警にも確認したからな。」
「そうか。」
そして、第2の事件が起きた。
吉野は愛車日産・シーマの車内で死んでいた。
「えっ、吉野が車内で殺された!。」
「ああ、警視庁から連絡が会ったよ。」
「それで死因は?。」
「微糖缶コーヒーに混入されたのは苛性ソーダによる中毒死だ。」
「事前に毒入りの缶コーヒーを渡したって事か。」
「やはりな。」
「死亡時刻は、午後22時ごろと見ていいでしょうか。」
「そうですね。」
その話を聞いた高杉班長は。
「そう言えば、山代温泉へ行ったときに2人の女の子と一緒だったな、名前は覚えてるか。」
「はい、名前は静岡県沼津市の津島善子と国木田花丸ですよ。」
「そうか、早速南は沼津へ向かってくれ。」
「わかりました。」
次の日、南は9時48分発新大阪行「こだま419号」に乗り、沼津へ向かった。
「あっ、達仁来たずらか。」
「うん、ちょっと仕事でね。」
「善子ちゃんも、一緒に来てるずらよ。」
「善子、迎えに来てたのか。」
「うん、何か話があるって言ってたわ。」
「それで、マルと善子ちゃんに何の用ずら。」
南は、善子と花丸に写真を見せた。
「善子、この女性知ってるな。」
「ええ、加賀温泉駅のタクシー乗り場と那谷寺で見たわよ。」
「その女がどうかしたずらか?。」
「この女性は、亡くなられたよ。」
と、善子と花丸は驚く。
「本当なの。」
「ああ。」
「じゃ、この男性はわかりますか?。」
「さぁ、知らないずら。」
「そうね、私は知らないわ。」
「そうか、ありがとう。」
善子は、南に行った。
「その男がどうかしたの。」
「今日、都内で殺されたよ。」
「えっ、ウソ!?。」
だが、善子と花丸は写真の吉野の事は知らないと言った。
「そうか、知らないか。」
「ええ。」
そして、南は新幹線「こだま442号」に乗り、東京へ戻った
そして、舞台は金沢と加賀へ捜査する