落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

13 / 82
 最強の3人が・・・揃う。


噂の面々。

 「貴方達生徒会相手に快勝ってどんだけバケモノなのかしら?」

 「「??」」

 アリスの言葉を聞いて一輝とステラは何だと思っているとアリスはこう続けた。

 「ステラは砕城先輩の攻撃を真正面から受けて尚も平然に反撃するし、

一輝に至ってはあのスピードの策を読み取れるなんて・・・。」

 そう言いながらもアリスはあれと思ってこう聞いた。

 「ねえ、一輝君。一つ聞くけれど・・・前に戦ったそのスピード自慢の騎士って

どんな相手なの?」

 ちょっと興味沸いたからねと言うと一輝は暫くして・・・こう答えた。

 「そうだなあ・・・喜怒哀楽の内の『喜』以外の感情を自分で封印して初速で

神速の領域に達せれることが出来る正に天武の才の如き剣客だったなあ。」

 「・・・何それ?兎丸先輩よりもバケモノじゃない。」

 正真正銘ねと言うが一輝はそうでもなかった。

 あの戦いの後に一輝は敵でもあった『刀狩の張』の話を聞いたのだ。

 『あの坊はな、昔いた庄屋の家から奴隷の様に扱われてたんや。』

 『え?』

 『妾の子っちゅう理由だけで朝から晩まで屑どもに働かされ飯もろくに

食わせてもらえなかったようやで』

 『・・・酷い話ですね』

 『ま、あの当時は米の値が下がっててむしゃくしゃしてたんやろうが

それでも限度っちゅうもんがある』

 『・・・志々雄様は昔宗次郎に助けられたんや。』

 『・・・・・』

 『それを勘づいたあいつらは志々雄様を突き出すだけやなくて宗次郎迄

殺そうとしたんや。』

 『!!』

 『恐らくは邪魔な妾の息子を始末しちまおうという腹積もりで

殺そうとしたらしいが志々雄様から貰った脇差で家族全員を斬り殺したんや。』

 女子供問わずになと言ってお茶を啜っている中一輝はこう呟いた。

 『・・・同じだな。僕と』

 『?』

 張は何だと思いながらも一輝の昔話を聞いた。

 『・・・全く、その親の目は曇りガラスかいな。こんなに惜しい才能を

腐らせるなんて脳みその代わりにクソでもぶち込んでいやないか?』

 そう言いながら張は一輝を見てこう言った。

 『お前と宗次郎は似たもん同士やな。』

 『・・・そうですね。』

 僕もそうだと思っていますとそう言った。

 『親から愛されず、人斬りに拾われて強くなった。』

 『唯一の違いと言うならそれは・・・思想と行動かもな。』

 そう言うと張は一輝に受けてこう言った。

 『何時かお前らの戦いを見れるときが来るの楽しみにしてるで。』

 そう言いながら立ち去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「一輝・・・一輝!」

 「おろ!?」

 一輝は思い出していたところをステラによって現実に引き戻されていった。

 「ねえ、大丈夫なの?」

 そう聞くと一輝はこう答えた。

 「大丈夫だよ。」

 そう言ってから話を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その一方で・・・。

 

 

 

 

 

 『おい、あれ見ろよ。』

 『《紅蓮の皇女》だ。《黒い茨(ブラック・ソニア)》と

《ザ・トップ・ワン》もいるぞ。』

 『やっぱ雰囲気あるよなア・・・あの三人』

 『何違いの分かる男みたいな事言ってんだよ。《ザ・トップ・ワン》なんてちょっと運がいいだけのFランクじゃねえか。』 

 『じゃあお前桐原のあの攻撃を傷一つなく防御してなおかつ勝てるのか?』

 『グウ!?』

 『然もアイツは学園生徒会執行の第3位を下したんだぞ。

ヴァーミリオンは第4位を、もう一年だけでもヤバい連中じゃねえかよ。』

 『然も真正面から下したんだから質が悪いよな。』

 『マジで!?じゃあ後は第2位の《シャルッラフラウ》と1位の生徒会長だけ

じゃないか!?』

 『それに『黒鉄』の天才美少女も二つ名の《深海の魔女(ローレライ)》なんて呼ばれてるからもしかしたら今年の優勝は破軍だろうな。』

 『そういやあ桐原、あいつどうなったか知ってるか?』

 『いや、全然。』

 『あいつこの間の敗戦の後から学園の寮から1歩も

出てこなくなっちまったらしいぜ。』

 『はあ!何でだよ!?』

 『何でもあの負け試合の後ファンから見放されただけじゃなくて協会から

あの言動で厳重注意されたらしいぜ。』

 『ああ、確かにあれは言わなきゃあ良いのにと思うよな。』

 『おまけに目を一度潰されちまったから再生してもどうも相手を狙う際にぶれが出ちまってるから撃てねえようだぜ。』

 『はあ・・・アイツもそうなっちまったら終わりだな。』

 『確かに』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何だか視線を感じるな。」

 一輝はそう言うとアリスがこう答えた。

 「そりゃあそうでしょう?何せ生徒会を二人も倒したんだもん。

後は1,2を倒せば学園最強の座は目と鼻の先よ。」

 そういう中アリスはこうも言った。

 「それにここ最近は当たり散らかす馬鹿もいないようだしね。」

 そう言うとステラがこう言った。

 「そりゃあアンタ、一輝が入学初日にあんなことしたんだから。」

 あんなこととは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 一輝が入学した日に5人の生徒から反則使ったんだろうがと言って

イチャモン付けてデバイスを展開して一輝を叩きのめそうとするが・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「結果は返り討ちにあったどころか一輝はデバイスも出さずに圧勝して

あいつらの鼻っ柱へし折ったのよね。」

 「序に校則違反で反省文付き。その後から大人しくなったどころか

教授して欲しいって頼み込む生徒が出てくるほどよね。」

 「まあ、体よく断ってるんだけどね。」

 一輝はアリスとステラの言葉をそう言って締めくくるがこう続けた。

 「そう言えば最近なんだけど・・・誰かに後ろから付けられてるような感じが」

 「ねえ、一輝。それって・・・・どれくらい?」

 「?・・・1週間前くらいだけどどうしたんだい?」

 そう聞くとアリスは頭を抱えて・・・こう言った。

 「一輝、それって多分・・・ストーカーよ。」




 次回は彼女が登場します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。