落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

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 海斗「あの世って結構強者が多くて楽しいぜ!!」
 絢瀬「へ・・・へええ・・・・(御免父さん、僕何回か逝ってるから。)」


父のあの世ツアー。

 「『緋村一輝』・・・だね?」

 「はい、それは・・・絢瀬殿が?」

 海斗が一輝の名前を聞くと絢瀬は首を横に振った。

 「何故知っているのでしょうか??」

 ネットなど見ていないでしょうと聞くと海斗は取り合えずと言ってこう説明した。

「・・・順を・・・追って・・・話す」

 「父さん、目え覚めたばかりなんだから今は横に」

 「いや・・・今・・・言いたい。」

 海斗は絢瀬の静止を無視してこう言った。

 「あれは・・・そう・・・あの・・・試合・・・の・・・後だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・ここは?」

 海斗は薄暗い闇の中にいた。

 確か自分は道場にて『蔵人』と言った奴と試合をしてそれから・・・。

 「ああ俺・・・死んだんだな。」

 海斗は成程と納得すると・・・光が見えて辺りを染めた。

 「くう・・・・!!」

 海斗は目を瞑るとそこで目にしたのは・・・・。

 

 

 

 

 

 「ここが・・・あの世か。」

 長く美しい川。

 綺麗な花畑

 そして何人もいる自分と同じ白装束の人達。

 「あそこで並ぶのか?」

 そう言って海斗は並ぼうとすると・・・・。

 「おろ?お主なに用か?」

 「?」

 後ろから長い紅い髪を結んで同じように赤い着物を着た男性がそこにいた。

 「アンタは・・・死神・・・か?」

 そう聞くと男性はこう答えた。

 「おろ?まあ、生前はそれに近しい事を15の時にやっておったがな。」

 そう言うと男性はよっこいしょと言って座りながらこう言った。

 「取敢えずここで座っておれ」

 「・・・おお・・・?」

 そう言いながら座って男性はこう聞いた。

 「然しお主、一体何用でココニ?」

 そう聞くと海斗はちらほらとだが・・・話してくれた。

 決闘の事。

 娘の事

 道場の事。

 弟子の事。

 そして・・・蔵人の事も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それはまた・・・何とまあ間の悪い。」

 男性はそう言うが海斗はこう答えた。

 「まあ、どんな状態であったとしても俺は剣客だ。何時でも覚悟していたし

枯れる前に良い戦いしたと思いやすが・・・やっぱりアイツとは・・・本気で

やりたかったなア。」

 そう言いながら上空を眺めていると男性はこうも聞いた。

 「娘さんは?」

 そう聞くと少し気まずそうに・・・こう言った。

 「あいつ・・・責任感強そうだしそれに・・・何か誤解招いてそうだしなア。」

 はははと海斗は頭を掻きながらそう言うと男性はこう言った。

 「海斗殿、拙者と少し・・・剣を交合わせてくれぬか?」

 「へ?」

 ここあの世だぜと言うと男性はこう続けた。

 「正確に言えばここはあの世とこの世の狭間。お主の魂次第でどんな武器も

出せるでござるよ。」

 そう説明すると海斗は己が嘗て使っていた剣を思い出して・・・出した。

 「おお!!」

 海斗は驚くと男性も刀を出した。

 峰と刃が逆の・・・日本刀を。

 「へえ・・・変わった刀だな?」

 そう言うと男性はこう答えた。

 「これは『逆刃刀』。拙者の『不殺』を叶えてくれる刀でござる。」

 そう説明すると・・・男性の雰囲気が・・・変わった。

 「!!!」

 海斗はそれを感じると男性はこう言った。

 「さあ・・・来い。」

 「・・・良いぜ!!」

 そして二人は剣を・・・交えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はああ・・・負けた負けた。こんなに気持ちのいい負けは久しぶりだぜ。」

 海斗はそう言って寝そべっていると男性はこう言った。

 「海斗殿、用がなければ拙者と少し旅をしてみぬか?」

 「うん?」

 「どうせ後はあの世でござるから拙者と少し」

 そう言うと海斗は・・・ニヤリと笑ってこう言った。

 「良いぜ!どうせ後は朽ち行く命!!だったら悔いのねえように強者と

戦ってやろうじゃねえか!!!」

 そう言うと海斗はそう言えばとこう聞いた。

 「そういやあアンタ名前は?」

 そう聞くと男性はこう名乗った。

 

 

 

 

 

 

 

 「拙者は流浪人の『緋村剣心』でござる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ、師匠また行ってたのか。」

 一輝はそう・・・少し嘘をつきながらそう言うが三人はそれを聞いて

頭を抱えていた。

 死ぬか生きるかの瀬戸際でそんな事やってたのかと言うと海斗はにこやかに

こう言った。

 「呼吸・・・使いの・・・剣士・・・良い・・・剣士・・・ばかりだった・・・ぜえ!!」

 にやりと親指立ててそう言うが絢瀬は少し・・・と言うよりも怒りで頭が

可笑しくなりそうであった。

 「(・・・人の心配をよそにこのバーサーカーは・・・!!)」

 この剣術馬鹿はとそう思いながら聞いていると海斗はこう言った。

 「お前と・・・一輝・・・君の・・・試合・・・見てた・・・ぜ」

 「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの世の川。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「行け絢瀬!そこは避けろ!!!」

 「中々容赦ないでござるな一輝は」

 海斗と剣心はそう言いながら見物をしていた。

 試合の初めから一輝にペースだったがそれでもがむしゃらに挑む絢瀬を見て

海斗はこう言った。

 「あいつも良い剣客になりやがって!俺は今のアイツと戦いたいぜ!!!」 

 「おろ~~。」

 剣心は少し呆れながらもそう言うとこうも言った。

 「そう言えばお主は未だ生霊でござったなア。」

 「・・・へ?」

 何で今更と言うと剣心は海斗に向けて・・・こう言った。

 「今すぐ・・・帰るでござる。」

 「え・・・ええええええええ!!」

 剣心は海斗の背中を思いっきり押してからこう言った。

 「一輝によろしく頼むと伝えて送れ~~。」

 「この優男がアアアアアアア!!」

 そしてそのまま川に落とされて・・・今に至る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「と・・・言う訳・・・だ」

 「何かスミマセン師匠が」

 命の恩人かもしれないがちょっと強引過ぎないかと思っている中海斗は

一輝に向けてこう言った。

 「娘を・・・立派に・・・して・・・くれて・・・礼を・・・言う・・・ぜ」

 そう言いながら頭を下げる海斗を見て一輝は海斗に向けてこう言った。

 「絢瀬殿が立派になったのは多分・・・自分自身で辿り着いたからですよ。」

 「だからお礼は絢瀬殿に言ってください。」

 そういう中で海斗はこう言った。

 「良い・・・師匠・・・持った・・・なあ。」

 そう言うと少し休むと言って寝た後に一輝達は出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「涼香叔母さんによると暫くしたら普通の病棟に移動できるってさ。」

 絢瀬は三人に向けてそう報告してから学校に報告して今日は涼香叔母さんの家に厄介になる事を伝えた。

 無論この三人も一緒に。

 すると一輝はこう絢瀬に向けてこう言った。

 「取敢えずは心配事は無くなり申したな。」

 「うん。ありがとうございます師匠。何から何まで心配してくれて。」

 そう言うと絢瀬はこう言った。

 「やっと奥義を体得したんだ。後は七星剣武祭であいつに」

 そう言いかけると一輝はこう言った。

 「それでは絢瀬殿、少し聞きたいがここから道場までは近いのか?」

 そう聞くと絢瀬はこう答えた。

 「あ、はい。ここから少し歩き・・・まさか!!」

 絢瀬はまさかと思っていると一輝はこう言った。

 「ああ、・・ちょっとした弔い合戦にな。」

 「弔い合戦って・・・海斗さんは目を覚ましたでしょ?」

 一輝の言葉を聞いてステラがそう言うが一輝はこう続けた。

 「いや、僕が言う弔い合戦は海斗殿じゃないよ。」

 「じゃあ・・・誰ヨ?」

 アリスは頭に?を浮かべると一輝はこう答えた。

 「あ奴の阿呆な目的のために潰えてしまった7人の心」

 「そして少しとはいえ弟子をあそこまで追い詰めた蔵人に対して少し・・・。」

 そう言いながら風が生ぬるく感じて・・こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「お灸を据えなければな。」

 その時の一輝の顔はまさに・・・阿修羅であった。




 死神のカウントダウンが・・・刻まれた。
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