その先にあるのは・・・一体何か。
「でよー、その茶髪野郎があんまりにもしつけーから、ズボン引っぺがして
大通りに転がしてきてやったのよ。」
「ギャハ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。マジかよ!」
「ヤダー!きゃははハッハ!!」
「(・・・よくもまあ毎日毎日同じような話をして飽きねえな。)」
ゴミが散乱した道場内で少年たちが雑談している中で蔵人は輪から外れて
持ち込んだソファーでたばこを吹かしながら寝ていた。
「(・・・そういや破軍は今年から実力主義の理事長が入って選抜戦してるって
噂だったなア。)」
貪狼でもやらねえかなと思っている中で・・・扉が開いた。
「クラウド!」
仲間の一人が何やら慌てているのを見て蔵人はこう聞いた。
「おお、どうした?そんなに慌ててよ。」
そう言うと仲間の一人がこう言った。
「大変だ!道場破りって言う奴が来たんだ!!」
「それで・・・他の連中はどうした?」
そう聞くと仲間の一人が・・・顔を青くしてこう言った。
「全員・・・やられた!!」
『『『『『!!!!!』』』』』
それを聞いて中にいた人間たちが驚くが蔵人はソファーから降りて状況を
説明させようとした。
「敵は何人だ?騎士なのか??」
そう聞くと仲間の一人がこう言った。
「相手は4人なんだけど・・・実質・・・」
「何だ・・・」
「一人で25人をぶちのめした!!」
『『『『『!!!!!』』』』』
「あいつ!ブレイザーなのかどうか分からないけれどたった一人で・・・
こっち・・・デバイス出してんのに・・・傷一つ・・・なくて・・・腕1本で・・・全員1発で・・・のされて・・・!!」
すると外から・・・ざりと音が聞こえた。
「あああ・・・・あああああ!!」
「喧しい」
「ぶぐあ!!」
仲間の一人が狂ったような悲鳴を上げる中で誰かがそう言って・・・人間を仲間の一人目掛けて投げ飛ばして仲間の一人はそれと一緒に吹き飛ばされた。
そしてそこから見えたのは・・・・。
「お主が『倉敷 蔵人』か?」
一輝がそう言って道場前に来ていた。
それを見た蔵人はニヤリと笑いながら・・・こう言った。
「へえ・・・まさかアンタだったとはなあ・・・『二代目ラストサムライ』」
蔵人がそう言うと中にいた仲間の一人がこう言った。
「おい・・・アイツって・・・!!」
「マジかよ!アイツ騎士だったのかよ!!」
「ちょ・・こいつは格が違うって・・・!!」
そういう中で蔵人はこう言った。
「アンタが道場破りか?」
「まあ・・・そういう所かな。」
一輝はにこやかにそう言う中で道場の中に入るステラ達はこう言った。
「うわ、道場の中もきったない。あんたらよくこんなごみ溜めみたいなところに居られるわね。」
「こんなに汚いと服に匂いが着くわね。終わったら掃除とかもしないとね」
「こんなになるまで・・・これじゃあ道場は・・・」
絢瀬はそう言いながら周りを見ていた。
もう廃屋としか言いようがない道場の惨劇に嘆いている中で蔵人はこう言った。
「それで、あの女になに吹き込まれた」
「一切合切聞いた上での答えだよ。」
「ああ?」
蔵人は何だと思っていると一輝はこう言った。
「ここはお主がいきさつはどうあれ海斗殿と決闘をし、手に入れた。」
「それは事実だ。」
「・・・・」
「僕が道場破りに来た理由は一つ。」
「海斗殿に憧れ、己を鍛え上げてきた7人の若き剣客たちの死んでしまった心を弔うために来た。」
ただそれだけだと言って蔵人を睨みつけると蔵人はこう言った。
「ハハハハハ!どんな理由で来たのか聞いてみりゃああんな・・・
剣を持つっていう意味がどういう意味なのか分からねえ連中のためとは・・・。」
そう言いながら蔵人は一輝に向けてこう言った。
「・・・期待外れも良い所だぜ・・・・!!」
そう言うと蔵人はこう続けた。
「だが・・・外にいた連中を全滅させたところを見るにアンタは生半可な
連中じゃあ時間の無駄になっちまいそうだしな。」
そう言いながら考えているが仲間達はこう言った。
「クラウド!今な奴にお前が出る迄もねえ!!」
「ぶっ殺してやるよ!!」
そう言って各々のデバイスを顕現させて・・・一輝目掛けてこう言った。
「「「「「「「死に晒せやアアアアアアア!!!!!!」」」」」」」
そう言いながら突っ込んでいくが一輝はと言うと・・・・。
「・・・失せろ。」
そう言って剣気を・・・放った。
「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
その剣気を浴びてアリとステラ、絢瀬は踏ん張るが道場が軋み上げる音、そしてそれに諸に当たった仲間達は・・・・。
「あ・・・アアアア・・・・。」
デバイスを手放してそのまま・・・尻もち着いて倒れこんでいった。
この時点で彼らは気づいてしまったのだ。
自分たちと一輝の実力差が如何ほどなのか。
そして挑んだ時の・・・末路を。
それを見た蔵人は・・・ニヤリと口を三日月の様に浮かべた笑顔でこう言った。
「良いねえ・・・そう来なくちゃなアあ!!」
そう言いながら自分のデバイスでもある骨で作られたかのような
野太刀《大蛇丸》を顕現させてこう提言した。
「知っていると思うが俺達が能力を使う条件は2つ」
①何かしらのブレイザーの事件に巻き込まれた時
②認可を受けた私営道場において道場主がこれを許可した場合
「この道場は俺の物だから許可されている。ルールはシンプルに『真剣勝負』!死んだ方が負けだ!!」
蔵人はそう言って構えると一輝も『継裏』を顕現させて構えた。
それを見た蔵人はこう思っていた。
「(ああ・・・この感覚は・・・今までにないぜ!!)」
「(脳がこう叫んでいるのが聞こえる)」
逃げろ!逃げろ!!逃げろ!!!
「(この死を感じるような殺気)」
「(あの剣が死神の鎌にも見える程の威圧感)」
「(俺が今まで道場破りしてたのは・・・今日この日のためなのかよ!!)」
そう思いながら笑顔でこう思っていた。
「(感謝するぜ神様よ!今この瞬間アンタに感謝するぜ・・・
こいつを出会せてくれたことに!!!!)」
そう思いながら構えて・・・こう言った。
「貪狼学園3年『倉敷 蔵人』」
「破軍学園1年生『緋村 一輝』」
「さあ・・・行くぜえええええええ!!」
「参る!!」
蔵人「(あの剣が死神の鎌に見えるぜ!!)」
アリとステラ「「(あ・・・死相が見えた。)」」