影の中・・・。
「それにしても初めてだな、影の中とは。」
「ま、そうでしょね普通は。」
一輝と凪はそう言いながら影の中を移動している中一輝はこう聞いた。
「凪殿、つかぬことを聞くがあ奴らは?」
そう聞くと凪はこう答えた。
「アリスで良いわ、あいつらは『解放者(リベリオン)』って言うテロリストよ」
知らないのと聞くと一輝はこう答えた。
「・・・・何分人とは接触を断っていたものでな。」
そうウソを言った。
そしてアリスはこう説明した。
「彼らはブレイザーを『選ばれた新人類』としてそれ以外の人間を『下等人類』と区別した選民思想主義者共で『ブレイザーは力ない民衆を守るべし』って言う協会の理念を破壊して支配しようって言う輩よ。」
そう言うと一輝はこう呟いた。
「・・・『所詮この世は弱肉強食』」
「?一輝君」
「『強ければ生き、弱ければ死ぬ』」
「その言葉って?」
アリスがそう聞くと一輝はこう答えた。
「嘗て言った人の言葉だよ。この世は強さこそが生きるすべであり弱者は
強者に従えって言ったんだ。」
「・・・リベリオンと何ら変わらないわね」
「いや、あいつらはあの連中よりも厄介だ。」
「え?」
一輝の言葉にアリスは何故と思っているとこう答えた。
「奴らは『国盗り』をするために村を支配下におさめて恐怖政治で支配させて
邪魔すれば見せしめにして殺す。そうやって拠点を幾つも作って政府と
互角ともいえる戦力を構築し、武器商人から武器を買う事が出来たんだ。」
「・・・リベリオンよりもそっちの方が質が悪いわね。」
「然もトップの実力は化け物レベルで師匠も奴との戦いで
一度死にかけたほどなんだ。」
「・・・どんな人だったの?」
そのトップはと聞くと一輝はこう答えた。
「うん、奴は・・・。」
「・・・奴は?」
「奴はね・・・」
「・・・・」
そして一輝はこう言った。
「頭に弾丸ぶち抜かれて全身刺されて挙句に油をかけられて火で焼いても
死ななかったミイラ男みたいな奴。」
「いや、待って!何その人本当に人間!?サイボーグって言っても
可笑しくない!??」
一輝の言葉にアリスは流石にツッコミを言わずをえなかった。
「まあ、その影響なのかどうか分からないけどどうも制限時間超えると
自分が着火して灰になってしまうらしいんだけどね。」
「イヤだ何その人怖い。」
最早人間じゃないんじゃないのとアリスはそう言った。
「・・・そろそろかしら。」
「?」
アリスの言葉に一輝は何だと思っているとある場所に着いた。
「ここは?」
「3階の柱。吹き抜けの際だからここから全景が見渡せれるわ。」
アリスがそう言って辺りを見ていると一輝は敵の人数を数えていた。
「ざっと見て10か。」
「貴方が倒した連中を足したら情報では30よ。」
「ならばあと18は何処か・・・だな。偵察できるか?」
アリスに向けてそう聞くとアリスはこう答えた。
「出来ないわけじゃないけどここは様子見が」
『お母さんをいじめるなアあああ!!』
少年はそう言いながら持っていたアイスクリームを兵士の一人に向けて
投げつけた。
無論攻撃力はないのだが・・・。
『こんのガキがアアアア(*´Д`*)‼!』
兵士が怒るのには十分だ。
そして兵士は腰の高さにも満たない子供の顔を容赦なく蹴りをいれた。
『アグ!』
『シンジ‼!』
そう名前を呼んで人質の輪から飛び出してきた身重な女性が出てくると
必死な動きで少年と兵士の間に割り込んだ。
『おいどけよ女!邪魔だろうが!!』
『ゴメンナサイごめんなさい!まだ子供なんです!!許してください!!』
『おい手前何してやがる!!』
『このクソガキが俺の服にアイスぶつけやがったんだよお‼!』
『良い大人がンな事で切れんじゃねえよボケ!!人質に手え出すなって
何回言えば分かるんだ!!手前が下手こいてビジョウ様にぶっ殺されるのは
勝手だがなあ!!人質殺したらあの人二桁殺すまで収まらねえから俺らにも
とばっちり』
『ウルセエヨ!!こんだけ人がいるんだから一人二人殺そうが
分かんねえってーの!!』
そう言いながら兵士の一人は仲間の静止を振り切ってライフルを向けると女性はこう言った。
『ヒィイ!お願いです!命だけは‼!』
『駄目だねえ!!豚の分際で来る《新世界(ユートピア)》の世界の
《名誉市民》である俺様のズボンを汚したんだ!!死んで償えやあ!!』
それを聞いた女性はせめて子供だけでもと思い覆い被った。
例えそれが無意味であろうとも親として・・・守ろうとしたのだ。
そして引き金が引かれる・・・その1歩手前で・・・・。
「やめろおおおおおおおお!!」
一輝が上空から逆刃刀を抜いて・・・こう言った。
「『飛天御剣流!《龍槌閃》‼!』
そう言うと同時に3階から落ちたスピード+その威力で兵士の一人の頭を・・・
床に叩きつけるかのように・・・沈めた。
『グわあああああ!!!!』
兵士の一人が悲鳴を上げて・・・床に突っ伏された。
そしてもう一人の兵士が一輝に向かってこう言った。
「手前何者だ!!俺達を『リベリオン』と知っt・・・‼』
言い終える前に兵士の一人が・・・上空に吹き飛んだ。
ドサッと言う音と共に倒れる兵士を見て恐怖するが一輝はこう名乗った。
「僕は・・・只の流浪人だ。」
そう言いながら・・・更に敵を吹き飛ばした。
そこにいるのは・・・龍。
逆鱗に触れた龍に出来ることと言えば・・・祈ることぐらいだ。
・・・・無理だろうけどね。