次の日。
「然し蔵人殿の怪我が大したことなくて良かったな。」
「うん・・・まあね。」
「おろ?どうしたんです絢瀬殿?」
一輝は絢瀬の顔色を見てどうしたのかと聞くとアリスとステラがこう言った。
「馬鹿言ってんじゃないわよ?相手はあんなことがあったとしても父親を
ボコボコにした張本人だからよ。」
「それをお見舞いしようというなんて普通言わないわよ。」
そう言うが絢瀬は首を横に振ってこう言った。
「ううん、違うんだ。」
「「「?」」」
「結果はどうであれ父さんも承知していることだったしそれに師匠のおかげで
道場を取り戻せたからね。」
何も言わないよと言うと絢瀬は・・・こう言った。
「・・・けどなああ。」
「「「?」」」
そして蔵人が入院している病院。
「・・・まさかこことはのう・・・。」
「そう思うでしょ?」
「確かにここは・・・ね」
「近いってたら近いのだけど・・・・」
一輝、絢瀬、アリス、ステラがお互いそう言ってその病院。
『宍戸総合病院』に着いた。
「「「「まさかこことはねえ・・・。」」」」
そう言いながら一輝達は蔵人がいる・・・420病室に着いて扉を開けた。
「おるか?蔵人殿」
そう言うと・・・・。
「「「「「「「げ!バケモノ剣士!!!」」」」」」
「おろ~~~。」
出会って早々に蔵人の仲間達がイヤな顔をしてそう言った。
すると仲間の一人がこう言った。
「まさか蔵人にとどめを刺しに!?」
「そんなことさせねえよ!!」
「例えバケモノだろうが一太刀ぐらいは」
「おめえらやめろや!!」
仲間の声に対して蔵人が大声で怒鳴った。
「蔵人殿、ここは病室で君は病人だから大人しくなされよ。」
「誰のせいでここにぶち込まれてるんだと思ってんだ!?」
蔵人は一輝に向かってそう言うと蔵人はこう聞いた。
「んで?・・・何持ってきてんだよ??」
「んむ?・・・果物と・・・少し酒をな」
「へえ・・・アンタも中々やるじゃねえか?」
一輝の言葉を聞いて蔵人はニヤリと笑っていた。
何せ病室において酒類は禁止されているのだからだ。
ポッドで治したとはいえ絶対安静で当面危険な試合は禁止されていることを
今朝方伝えられているためむしゃくしゃしているところなのだ。
「けどよくバレなかったな?ここは病院で酒類に関しては聞かれてるだろう?」
そう聞くと一輝はこう答えた。
「大丈夫だよ。何せここは病院、治療の為に酒類特有の匂いをごまかせれるよ」
「成程な、『木を隠すなら森の中』ってか?」
ククククと笑いながらそう言うそう言う中で一輝は酒を酌みながらこう言った。
「絢瀬殿の父君は3週間もすれば一般病棟に移動できるようだ。」
「・・・そうかよ」
蔵人はぶっきらぼうにそう言うと一輝に向かってこう聞いた。
「お前、今年の『七星剣武祭』出るんだろ?」
「まあ・・・予定だがな。」
一輝は( ̄∇ ̄;)ハッハッハと笑いながらそう言うが蔵人は今度はフッと笑ってこう言った。
「俺は直ぐに怪我を治してもう一度鍛え直す。」
「次に戦う時はその時こそ・・・最強を決める場所でだ。」
そう言いながら一輝に向かって酒を入れていた御猪口を見せると
一輝はそれを注いでこう言った。
「受けよう、僕もそっちで待って居よう。」
そう言ってもう一度乾杯した。
この日が蔵人にとって・・・運命の分かれ道とも言える言葉であったと後年記述されている。
そして海斗がいる部屋。
「そうか・・・見たかったなアその試合。」
海斗は絢瀬から道場で一輝が見せた戦いの情報を聞いてため息交じりで
そう言った。
すると絢瀬はこう言った。
「父さん。」
「うん?」
絢瀬は海斗に向けてある事を言った。
「僕はこれからも頑張るよ。」
「父さんよりも強くてそして・・・。」
「・・・師匠みたいに誰かを助ける剣客になるために」
「・・・そうか、・・・頑張れよ。」
海斗は絢瀬の顔を見てそう言ってこう思っていた。
「(俺が寝てる間にこんなに見違えちまうとは・・・母ちゃん。)」
もう大丈夫かもなとそう思っていた。
その後少ししてから絢瀬は部屋から出て行くとアリスとステラの後ろに
一輝がいた。
「師匠、もう宜しいんですか?」
「うん、まあね。」
そう言うと一輝は絢瀬に向けてこう言った。
「絢瀬殿、この後空いているか?」
「へ・・・あ、はい。」
絢瀬はそれを聞いて何だろうと思っていると一輝は絢瀬に向けてこう言った。
「それならばお主に伝授させたい技があるのだが。」
「は・・・はい!喜んで!!」
そして二人はそのまま病院の中庭に行くと一輝は予め持ってきた
木刀を持ってこう言った。
無論立会人としてアリスとステラも同伴だ。
すると何やら病院の人間たちも窓から見たり外から出たりしていた。
そんな中で一輝は絢瀬に向けてこう忠告した。
「注意するが初めは動くな。動くと下手して・・・死ぬことになるからね。」
「は、ハイ!!」
絢瀬はそれを聞いてそう返事すると一輝はこう説明した。
「先ずはおさらい。剣において9つの斬撃箇所がある。」
①唐竹
②袈裟斬り
③左薙ぎ
④左切り上げ
⑤右切り上げ
⑥右薙ぎ
⑦逆袈裟
⑧逆風
⑨刺突
「どの流派においても斬撃そのものはこれ以外になくここから攻防の型が
展開されている。」
「だが・・・・」
一輝がそう言った瞬間に絢瀬の視界から・・・消えた。
そして一瞬で一輝は絢瀬の後ろに移動するとこう続けた。
「『飛天御剣流』の神速を最大に発現し、この9つの斬撃を同時に
打ち込むことで回避不可能、防御不可能の突進術」
「『飛天御剣流』《九頭竜閃》」
「(この技って・・・まさか!!)」
絢瀬は先ほどの技に見覚えがあった。
ネットなどでも出回っている一輝が最初に見せた・・・大技。
すると一輝はこう言った。
「さてと・・・絢瀬殿。・・・如何する?」
あと1話で・・・他の小説作るか。