「それにしても凄い試合だったわねえ、珠雫の魔力操作もそうだけど
刀華さんのあの剣術には驚くばかりよね一輝!」
「はいはいはい、分かり申したから取敢えず落ち着いておくれステラ殿。」
「こうなったらステラちゃん止まりませんよ師匠。」
絢瀬はステラを宥めさせている一輝に向けてそう言うがこの状況だと
聞く気0だ。
そしてステラはフンと鼻息荒らしてこう続けた。
「だってだってだって!此の儘行けば代表6枠全員が無敗で
埋まるっていう話じゃないの!?何時かあの人とも当たるんだから
今のうちにトレーニングしておかないと!!!」
そう言ったのだ。
現在ステラも一輝も一応ながら資格は持っておりこのままいけば6人全員が
0敗だと言われているのだ。
この数年の間破軍学園から七星剣武祭出場に於いて上位に行けたのが
刀華だけでありこのままでは学園の運営にも支障をきたすと考えられていた事から
黒乃が理事長になってからは魔力至上主義又は協会の犬を全面的に
掃除した事でやれることなのだ。
そんな中で無敗をキープすると言う事は相当な精神を消費する事なので
現在は精神集中も兼ねてのトレーニングを行っている中で・・・
3人の目の前にある・・・巨大で白い塊が見えたのだ。
「え?ナニコレ??」
「おろ~~。」
「これって・・・紙?」
絢瀬はそう呟きながらその白い塊の正体を見破った瞬間にどうしようと思って
避けた瞬間に・・・ステラが大声でこう言った。
「アアアアアア!生徒会長!?」
「ふひゃあアアアアア!」
それに驚いて慌てたのであろう、紙の束を持っていた・・・刀華が
盛大にこけてしまったのだ。
「お、おろ~~。だいじょぶですかァ!?」
「東堂生徒会長!!」
「だだだだだ大丈夫ですか!?」
ステラはヤバいと思って刀華に向けてそう聞くと刀華はこう返した。
「うん大丈夫・・・ちょっと驚いただけだからああああらあれあれ眼鏡眼鏡。」
そう言いながら眼鏡を探そうとしている一輝は刀華に向けてこう聞いた。
「スミマセンが一つ宜しいでしょうか?」
「うん何?」
「何故眼鏡をかけているんですか?目は良いのでしょう??」
「「「・・・・え?」」」
それを聞いて全員が驚く中で紙を拾っているステラがそういえばとこう言った。
「そういえばあの時貴方眼鏡を外して珠雫を攻撃していたけどまさか・・・
手加減」
「いやステラ殿、その者はちゃんと見て追ったぞ?」
「「え?」」
眼鏡なしで如何して追えるんだと聞くと一輝はこう答えた。
「恐らくだが見え過ぎているからではないでしょうか?普段は付けているけど
戦いの最中には眼鏡をとって・・・おろ~~!?」
そう言っていると突然刀華が一輝を目を思いっきり見開いてこう聞いた。
「緋村君君ってさ・・・本当に人間??」
「「いやむしろ人間じゃなくて外宇宙からやって来た規格外生命体です。」」
「其方方何やら知らぬが拙者に恨みでもあるのかなあ!!拙者が
其れであるとするなら師匠達って何!?」
そう聞くとステラと絢瀬は2人で顔を合わせると頷き合ってこう答えた。
「「人間と言う概念から大きく外れた別次元からやってきたナニカ?」」
「何だろう・・・凄く納得してしまう自分がいるな。」
師匠と大師匠はまあ確かに見た目に反した手合いだがとそう思っている中で
刀華はこう説明した。
「緋村君の言っていることはまあ普通ならそう見えるかもしれないけど
私の場合は違っていてね、視力を遮断。つまりが弱くさせてしまうと
相手の体に流れる微細な伝達信号(インパルス)を感じ取れることが出来るのよ、まあこれは雷使いだったなら誰もが出来ると思うんだけど人間ってさ、
精密機械みたいに全て脳から発せられる伝達信号で制御されているから
それを感じ取るって戦いの中じゃ重要なんだよ?神経を流れるその信号から
相手の次の動作を予測し眼球を操作する筋肉に送られる信号で相手の視線の位置を特定して先回りして仕掛けて、脳内物質から流れる分泌命令で
相手の生理状況を把握することが出来るのよ。その情報はいわば当人のみしか
知らない本心を曝け出しているのよ、それこそが私の伐刀絶技(ノーブルアーツ)『閃理眼(リバースサイト)』何だけどねえ・・・緋村君のそのとんでもない
先読みに比べれば私の何て只のカンニングでしかないし
それに恋々ちゃん何とでもない動きだけでその正体を見極められる程の
経験値が全くないから・・・それでも私は貴方だろうが勝って見せるわ。」
「それはそれは・・・その際には容赦のほどを。」
「(´∀`*)ウフフ、何言っているのかしら緋村君?貴方相手だと間違いなく
これまで戦ってきた中で最高の戦いが出来るのに手なんて抜けませんよ。」
「おろおろ。」
互いにそう言いながらも・・・何だろう、2人の間に火花みたいなのが
見えるような気がする中でステラはこう呟いた。
「凄いわよ絢瀬先輩!これって試合になったら見物になるんじゃ!!」
「そうなったら間違いなく・・・アリーナが持たないだろうねえ。」
絢瀬は遠い目をしながらその光景を眺めていた。
次回は生徒会長室へ。