落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

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 最初の戦闘。


一輝対般若

「街灯を斬ったって・・・嘘ですよね緋村君、そんな事」

 「いやしましたよ普通に?それで当てた後に師匠と拙者たちは

中に入りましたし。」

 それを聞いてカナタはウソダ~~と思いながら聞くこととした。

 幾ら何でもコンクリートで出来ているであろう街灯がついた門を刀で然も・・・

聞いた話だが無能力者で出来るのかと思っているからだ。

 ・・・出来たんだよなあかれ。

 「それで中に入って見ると大廊下に般若さんがいたんですよ、そして師匠に向けてこう言ったんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『焦らずとも何れ戦う事になるとな、』

 「そして自らのまあ般若さんはその通りしか名乗りませんでしたがね(江戸城隠密御庭番衆密偵方なんて言っても信じないだろうしね。)」

 そう思いながら一輝はその時の事を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 明治十年 観柳の屋敷

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「江戸城御庭番衆密偵方『般若』、お頭の命でこの場を死守する!」

 そう言っているの般若のお面を付けて黒と両腕に黄色の横縞の忍び装束を

身に纏った男性『般若』がそう言うと剣心が前に出て忠告した。

 「・・・不要の闘争は出来れば避けたいでござる、そこをどいてくれぬか?」

  そう聞くが『般若』はこう答えた。

 「お頭の命令は絶対だ。」

 そう言って両腕の拳をぶつけ合った瞬間に・・・ガっキィイイイイイイインと

金属音が廊下に鳴り響いた。

 それを聞いて佐之助はこう呟いた。

 「金属音・・・あの野郎皮手袋の下に鉄甲を填めてやがる、それでこの間の

剣心の一撃をいとも簡単に」

 「其れだけじゃないですよ佐之助さん。」

 「どうした一輝?」

 佐之助は一輝に向けてそう聞くと一輝はこう答えた。

 「師匠の攻撃は間違いなく目にも止まらぬ速さ、そこから繰り出される衝撃波は普通でしたら止めることすら至難の技なのにそれを受け止めきったと言う事は」

 「・・・!そうか、野郎は剣心の一撃を耐えきれる程の実力も

兼ね揃えてるって事か!!!」

 佐之助はそう言ってヤバいと感じた。

 剣心の一撃を止めれるともなると自分も加えて五分になるかどうか、然も他にも敵がいるともなると正直な所こんな所で足止めなんてしていられないぞと

思っていると・・・一輝が前に出て剣心に向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「師匠、ここは僕が抑えます。」

 「「「!!!」」」

 それを聞いて一番に驚いたのは剣心である。

 『般若』の実力は拳法家としては一流であろうそれを一輝が抑えるなど

正気の沙汰と思えないと思っていると一輝は腰から・・・剣心が作ってくれた

木刀を抜いてこう言った。

 「今この瞬間にも恵さんが危険な状況になっているかもしれません、

誰かが足止めする必要性があります。だからここは僕が抑えます。」

 「危険だ一輝!お主の腕で如何か出来るとでも思っておるのか!?」

 剣心が怒りを前面に出してそう言うと一輝はこう返した。

 「確かにそうかもしれませんがこれしか方法がありません!でしたら他にも

策があるんですか師匠!?」

 「・・・・・」

 それを聞いて剣心はぐうと思っていると佐之助は剣心に向けてこう言った。

 「剣心、ここは一輝に任せるぞ!今ここで時間を無駄にする必要はねえ!!」

 そう言うと剣心は覚悟を決めて・・・一輝に向けてこう言った。

 「一輝約束しろ、必ず追い付いてこい良いな!」

 「ハイ!!」

 それを聞いて剣心達が走り出すと『般若』はそれを・・・素通りさせていった。

 「追わないのですか?」

 一輝がそう聞くと『般若』はこう答えた。

 「ああ、先ずは貴様を倒してから言っても十分に間に合うからな。

それに貴様とは話したいことがあってな。」

 「・・・何です一体?」

 一輝は何だと聞くと『般若』は鼻で笑ってこう答えた。

 「ふん、痴れた事。私はお頭の命令で抜刀斎を調査するように頼まれたのだ、

諜報活動は御庭番衆にとって基礎中の基礎。特に密偵方として忍び込むことなど

容易い事、人から聞くことすら造作もない。奴が一体どんな奴なのかを東京中

調べつくしたが唯一貴様に関しては何も手掛かりが掴めなんだ。」

 そう言うと『般若』は一輝に向けて指さしてこう言った。

 「貴様が抜刀斎の弟子である事は既に明白であるため同時進行で

当時の連中を使って調査させたが今日まで貴様に繋がる情報が一つも

出なかった・・・一つも出ないなどありえるか?まるでふっと煙の様に

表れでもしない限りな。」

 「!?」

 一輝はそれを聞いて目を見開くが『般若』はこう続けた。

 「貴様が何者なのか分からなかった、だが!そんな事今はどうでもよい!!

お頭の命令に従って貴様をここで討たせてもらうぞ

『人斬り抜刀斎』の弟子よ!!!」

 そう言って参ると『般若』が言った瞬間に・・・一瞬の速さで詰め寄った。

 「きぇええエエエエエエエエ!!」

 「!!」

 それを感じて一輝は避けようとした瞬間に・・・何かを感じて

動きが止まった瞬間に『般若』の裏拳が直撃した。

 「クウウ・・・・!!」

 一輝は一瞬であるが意識が飛びかけそうなところ踏ん張って見た瞬間に・・・

更にもう一度裏拳が一輝の側頭部を強打させた。

 そして倒れた瞬間に『般若』は一輝に拳を向けてこう言った。

 「砕!」

 そう言って一輝の頭部目掛けて放った拳は・・・寸でのところで

跳躍して躱した。

 少し離れると一輝は先ほどまでの攻撃をこう思っていた。

 「(何だ今のは・・・奴の腕を見ているのに何故当たる?・・・まるで)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「腕が伸びたかのようなか?」

 「!!」

 『般若』の言葉に一輝は考えを見抜かれたと思っていると『般若』は

こう言った。

 「フフフ、私の術を見破れないようではお頭と戦っても負けるぞ貴様?」

 「・・・・」

 「これこそ我が術『伸腕の術』、貴様が私の服を見た時点で術中に

掛かっているのだ。」

 さあと言って『般若』は一輝に向けてこう言った。

 「未だ抜刀斎と戦わなければいかんからな・・・貴様を

ここで討たせてもらおう。」




 後編に続く。
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