落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

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 やっと出せた。
 


巨人現る

「「・・・・・」」

 あの後互いに一時休息も兼ねて寝ることとなっており一輝が火の番をしている間にカナタさっきの一輝の語りの事を思い返していた。

 狂信とは言ったがそれでも忠義の為に戦っていた般若と言う人間は間違いなく

今の時代ではあり得ない程の修練を積んでいると思っていたのだ。

 然し同時に気がかりもあったのだ。

 「(実業家と言っておりましたがそれほどの悪事をしていたのならば新聞にもニュースにも出ていても可笑しくないのに何故何も聞いていないのか?

そして何よりも四乃森 蒼紫などと言うブレイザーは聞いたことがありません・・・一輝君が転入してきた後私はあの実力が何なのか?飛天御剣流とは何かを家に頼んで探して見せましたが・・・それらしい書物は一つもなくそれどころか

彼の出生に関しては何者かが裏から一から手を加えていた事も内容から知ってしまい一体誰のかと思っておりましたが・・・・彼ですと一体何が目的で?)」

 そう考えていたのだがカナタは一輝の寝姿を見て・・・可愛らしいと思っていた。

 実力も思想も自分達とはかけ離れていて年上に見えそうなのに今の寝顔は

まるで年相応の表情であった。

 ・・・まあ、棒を持って座った状態で寝ているが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カナタは一輝に近づいてその寝顔を見ているとこう思っていた。

 「こう見ると本当に年下なんですね。」

 そう呟きながら顔に触れるか触れないかの差で・・・一輝が目を覚ました。

 「あ!えっとその」

 「静かに。」

 一輝はカナタに向けてそう言うとカナタも黙ると何か・・・物音が聞こえた。

 それも一度ではなく一定間隔での物音である。

 「地震・・・ではなさそうですね。」

 「ええ、恐らくは件の巨人でしょうね。」

 一輝がそう言うと一輝はカナタに向けてこう言った。

 「取敢えずは拙者らの任務を全うしましょう、先ずは拙者が様子を探る故に。」

 「分かりました、気を付けてください。」

 カナタがそう言うと一輝は慎重に扉を開けてすぐ様に『継裏』を出して・・・

先ずは上を向くと確かにそこにいたのだ。

 ・・・大きさは5メートルほどの巨大な巨人が。

 すると巨人がその巨腕を小屋に目掛けて叩き潰そうとした瞬間に・・・

腕が切断されたのだ。

 「何とまあ。」

 一輝はカナタが放った攻撃を見てそう言うとカナタがシーツに包まりながら

出てくると一輝に向けてこう言った。

 「あれは・・・如何やら生き物ではないようですね。」

 「ああ・・・土塊の出来損ないですね。」

 そう言うと岩の巨人型のそれは一輝達に向けるとカナタに向けてこう言った。

 「カナタ殿!今の技で奴を」

 「・・・如何やらそれは無理そうですね。」

 何だととカナタの言葉を聞いて周りを見て見ると壊れた腕から・・・数体もの

小型の人型(それでも普通の人間程度)が現れるとカナタがこう言った。

 「恐らくですがブレイザーがいるかもしれません、私があの巨人を倒します。

一輝君は周りの」

 そう言いかけると・・・声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ウォォォォォオオォォォォォォォォ!!」

 その雄たけびと共に現れたのは・・・この岩の巨人の倍はある・・・

本物の巨人が現れたのだ。

 腰まである白の長髪

 褐色の肌

 そしてその身の丈の半分ほどあるであろう

大剣(岩型の巨人と同じくらい)を持った大男が・・・現れたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・本物の巨人。」

 カナタはびっくりして・・・シーツを落としてしまうとそれを見た一輝が

目を丸くして慌てながらこう言った。

 「ちょちょちょちょっとカナタ殿!見えてる見えてる!!」

 「え・・・!!」

 カナタはそれを聞いて自身の体を見た。

 白い肌

 はちきれんばかりの胸と尻に纏っている白の下着

 そしてそれに反するかのように細い腰

 「キャアアアアアアアア!!」

 「おろおろおろ!!」

 一輝は今のを見て慌てている中で現れた巨人は岩の巨人を見下ろしていた。

 頭どころか腹ぐらいしかない程の身長である自身が其れよりも上である存在に

何やら恐怖めいたものを感じていると・・・突然として小型の人型が腕に戻ってくっつくと岩の巨人は自身よりも大きい巨人目掛けて拳を振るおうとして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・一瞬の間に大柄の巨人が持っていた大剣がその岩の巨人を破壊した。

 「ゥああアアアアアアアア!!」

 すると小型の人型が何体も現れようとしたしたその時に・・・

空気も読まずに出来上がる前に一輝と巨人が薙ぎ払って破壊し尽くした。

 そして最後の一体の時に一輝は空にあるナニカを見つけて・・・

土龍閃で打ち上げた瞬間に小さな爆発が起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日本某所

 昼なのに暗い部屋の中で一人の長身の男がそこで座っていた。

 「嫌あ参った参った、ちょっと新しいハブを作ったから試運転がてらちょっかい出したら本物の巨人が出るってこれありっていうかいやはや僕のドローンに

気づくなんて流石『ザ・トップワン』だね恐れ入りましたよ。」

 そう言いながらへらへら笑っていると長身の男は先ほどまでの映像にある一輝の戦闘シーンをみてこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「楽しみだなあ、君が地に伏せて絶望するその時が♪」

 きひひひひと部屋の中で笑い声が響き渡った。




 そして終わって。
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