そして数分後になって刀華が泡沫と共に一輝達のいる洞穴に行って・・・
言葉を失った。
目の前にいる不二に対して脳の処理能力がオーバーロードを起こしているのだ。
因みに泡沫だが彼はと言うと・・・。
「ねえ見て見てとーか!リアル『進撃〇巨人』!!」
すげえすげえと言いながら写真撮らせてくださいと言われて不二はぎこちなく
撮られていた。
「ええと・・・会長大丈夫でしょうか?」
「恐らくはあまりの事で呆然としておられるのでしょうが直ぐに
気を取り直しましょう。」
カナタと一輝が互いにそう言って数分後・・・やっとのことで意識を持ち直した
刀華がええととずれ落ち始めていた眼鏡をかけ直しながらこう言った。
「ええとですね・・・彼がその・・・巨人の一体でしょうか?」
「正確には巨人は彼だけでした、もう片方は恐らく魔力で造られた
遠距離操作用のタイプと思われます。」
「成程、目的は何であれ2人共よく無事でしたね。後はこの事を理事長に
報告しておかなければいけません。」
「その事なんです刀華殿一つ宜しいでしょうか?」
「何でしょうか緋村君?」
「不二殿をこちらに置かせたままで宜しいでしょうか?幸いにも
彼は暴れるような御人ではないためこのままこの山に置いて欲しいのですが。」
「彼を・・・ですか?ううん・・・そうですねえ。」
「それに彼がいれば森の生態系は温存されるでしょうし万が一密猟をする者達が来たとしても軽く追い返せれるでしょうし。」
「まあ確かに違法伐採に密猟、乱獲とかで学園長が苦労しているとは
聞いたことがありますがう~~~ん。」
刀華は一輝も進言に対して難色を占めていた。
相手は完全に巨人で危なくないとは言っても相手が相手で如何するべきかと
考えていると・・・泡沫がこう言った。
「別にいいじゃないのとーか、この人滅茶苦茶大人しいし良い人そうだしそれに緋村君がここ迄推薦してくれるって事は何か事情があるんだよ多分。
迷惑かけないって言ってんだから置いても良いんじゃないの?」
軽くそう言ってさらに暫く考えて・・・刀華はこう答えた。
「は~~、分かりました。取敢えず理事長には彼の事は報告いたしますので
それでOK貰えればここに置かせるようにしましょう。」
「ありがとうございます刀華殿!」
一輝がそう言って頭を下げると刀華はこう返した。
「イエ何言ってんのよ?礼を言うのはこっちよ、カナタを守ってくれて
本当にありがとうね。」
そう言って刀華も頭を下げると刀華はこう言った。
「それじゃあ私達はこれより下山いたしますが皆さん気を付けて下さいね。」
そう言って下山して行った。
「む、帰って来たな。」
砕城が一輝達を見てそう言うと一輝に向けてこう言った。
「緋村よ、お前に会いたいと言う御人がおられるのだ。学園に言って見たら
こっちだと聞いて来たようなのだ。」
砕城がそう言うと一輝は誰なんだろうと思っていると・・・砕城の後ろから
嫌な感じのする声が聞こえた。
「おーいたいた、よォーやく会えましたねエ。」
そう言って・・・赤座が現れると一輝はこう聞いた。
「何もでしょうか其方は?」
「おやおやこれは失礼?私は『倫理委員会』委員長の『赤座 守』と申しますよよく覚えてくださいね緋村 一輝君?」
グフふふっふと嫌な笑い声を言うと一輝は更にこう聞いた。
「一体何用でここに来られたのでしょうか?」
そう聞くと赤座はこう答えた。
「グフふふっふ、貴方みたいな低能力者相手にとって私は高位の存在。
口には気を付けた方が宜しいですぞ緋村一輝君?」
そう言っていると赤座は・・・ぐにゃりと嫌な笑みを浮かべてこう言った。
「グフふふっふ、これを読んでください。」
そう言ってある週刊誌を見せると一輝はそれを見て見ると・・・
少し目の色を変えて刀華に手渡すと刀華は目を思いっきり見開いてこう言った。
「何ですかこれは!?」
そう言って赤座に見せたのは・・・緋村一輝についてのスキャンダルであった。
そこに書かれていたのは以下の通り
①緋村一輝は女癖が悪かった。
②素行が問題あり
③さらには被害者についてのコメント迄書かれていたのだ。
「グフふふっふ、如何ですか?彼は幾つもの悪名を持ち見てください
被害者のコメントがこんなに」
「これ完全にでっち上げデスネ。」
「「「「「!!!!!」」」」」
一輝の言葉を聞いて全員が目を思いっきり見開くと赤座はにやにやと笑って
こう言った。
「何を言っておるのかな君は?それは全て真実」
「まず最初に拙者はこの学校には通っていませんよ?」
「は?」
「其れに名前も全員知らん者達ばかりですし拙者はこの時確か
会津に行っておりましたし何より拙者学校すら通っておりませんでしたよ?」
「ナナナナナナナ何言っておるのだ貴様は!嘘をつくのも大概に」
「いやこれが真実なんですよ?何せ学業等は師匠から簡単な字や本などで
学んでおられましたし算術にいたっては金数えて覚えていた物ですし。」
「ナナナナナならばこの貴様のこの情報は一体何なんだ!ちゃんと書いて」
「ああそれは黒乃殿が『不便だろうから先生の知り合いに頼んで
お前が居たと言う事にしておいておいたぞ』と言われて高校の学問等は
折木教諭殿から教わっておられたので学びはその程度でしたね。」
アハハハッハと一輝が笑っている中で赤座は・・・顔を青くしてこう聞いた。
「そ・・・それで貴様に・・・そうした・・・『先生』と・・・言うのは・・」
そう聞くと一輝は確かと言って・・・こう答えた。
「ああ、『月影 獏牙』と言う男性と言っておられていましたな。」
次回は・・・馬鹿が馬鹿見て自業自得な結末。