そして一週間の間に日本は・・・大きく変わった。
黒鉄家の黒い闇や分家がこれまで仕出かした悪事の数々、そして何よりも・・・
魔力が低かっただけでまるでいない人間扱いされ、最後に行方不明となって死んだと言われた息子『黒鉄 一輝』の存在が明るみに出たことから黒鉄家は
もう蜂の巣をつついたように大慌てとなってしまい更に言えば被害に遭った
人間たちが各々で裁判を起こしたり訴えを起こしたりするもので今や黒鉄家は
見る影もない程落ちぶれてしまった。
それは騎士達も同様であり魔力があっただけで優遇するようにした
黒鉄家の人間たちは全員排除されて代わりに実力主義者や
平等に扱う者達によって刷新されてしまい只魔力が高いだけで
お荷物と言われた者達は今は雑用からやり直されていた。
そして学園でも同じような事が全て起こっており来年度からは
破軍学園の様に実力で代表を決めると言う決定が下った。
そしてその破軍学園では・・・普段では使われない体育館に全校生徒が
集まっているがその理由が・・・七星剣武祭出場者達における任命式が
行われているからだ。
『ではこれより任命式を開始する、名前を呼ばれた者は壇上へ上がる様に。』
黒乃がそう言うと・・・代表者の名前を一人一人読み上げた。
『一年Aランク:ステラ・ヴァーミリオン』
『3年Dランク:葉隠 牡丹』
『3年Cランク:葉隠 桔梗』
『3年Bランク:貴徳原 カナタ』
『1年Dランク:有栖院 凪は・・・所要により欠席だと知っているので
まあ良い。』
そして最後に・・・彼が読み上げられた。
『1年Fランク(笑):緋村一輝』
「今なんか変なのが出ませんでしたか黒乃教諭!?」
『いやお前どちらかと言えばバグだからこれが妥当だろう、さっさと
上がって来い。』
「・・・おろ~~~~。」
酷い割れようだなあとそう思いながら壇上に上がると・・・多くの人間たちが
一輝を見ているのでこう思っていた。
「(・・・速く帰りたい。)」
そう思っていると黒乃は全員に向けてこう言った。
『以上の有栖院 凪を含めた6名が我が破軍学園の七星剣武祭出場者である!
そして最後にあと一つ・・・団長を発表するので一歩前に出る様に。』
そう言うと黒乃は・・・こう言った。
『団長は1年Fランク(笑):緋村一輝。』
「今聞こえましたよ(笑)って出てましたよねえ!!」
『煩いさっさと大人しく前に出ろこの人類のバグ野郎!』
「最早人ではないんですか拙者は!?」
何やらコメディな感じなっており笑い始めた生徒達がいる中でとほほと
一輝はそう思いながら前にでると・・・白髪になった刀華が
破軍学園の校旗を持って舞台袖から現れると刀華は小さく微笑んでいると
一輝は・・・少しだが怒りの笑みを浮かべてこう言った。
「これはこれは生徒会長殿お体は如何様に?」
「ええとね・・・あの後先生から『魔力迄寿命と引き換えに
力を上げようとするなど言語道断としあの技は禁術と指定する!当面は失った
寿命20年分の罰として孤児院の子供達と共に反省せよ!』と言われて・・・
後でお母さんからのお叱りで・・・はああ・・・。」
「良い薬でしょう?良薬は口に苦しというので大人しく受けるとよかろう。」
「鬼!悪魔!!変態宇宙人!!!」
「お主・・・もう一度試合するか?今度は容赦せぬぞ?」
「すんませんでした。」
「分かれば宜しい。」
『(なんとまあ・・・もう一度あれ喰らうのは嫌なんだろうな。)」
黒乃はその光景を見てアハハと空笑いしているとこう続けた。
『さてと、さっさと旗を渡せ。』
「ハイ、緋村君。皆を七星の頂きに連れて行ってね。」
そう言うと一輝は暫くして・・・旗を持ってこう言った。
「了解仕った。」
そう言った瞬間に体育館では盛大に拍手が響き渡った。
同時刻の高速道路高架下にて
『へえ、意外な面々が出揃いまたねえ。それで?そちらは如何なんですか
・・・・・同士有栖院?』
「問題ないわ、《ローレライ》なんて渾名ついているけど結局は魔力が
強いってだけで家でちやほやされて下の人間を甚振るしか能のない屑の一人。
命令があったらすぐに仕留めるわよ?どうせ今いるだけで黒鉄家ってだけで
針の筵なんだから生きていたとしても苦痛の地獄よねえ。」
そう言う有栖院であったが・・・その表情はまるでガラス細工の様に
僅かに狂気が滲み出ているかのような感じであったが電話の主は笑いながら
こう続けた。
『まあこれで前夜祭の準備が整った訳ですよ、役者は出揃っていない。
そう僕達『主役』の存在がいるんですよね、それをわからせるために
観衆には盛大に知らしめてあげましょうよ・・・・・
今回の七星剣武祭の主役は僕達《暁》何だって事をね。』
「けどどうするの?緋村一輝の強さは底なしよ?まさか私に暗殺しろって
言うんじゃないでしょうね??それだったら全員で戦って
もしかしたらレベルな位の強敵相手にどうするの?」
そう聞くと電話の主はこう答えた。
『何言ってんですか貴方は?決まっているじゃないですか・・・
・・・・・目には目を歯には歯を最強には最強をぶつけさせれば
良いんですよ、そう・・・世界最強の彼女とね。』
不気味な蠢動な音が聞こえる中日本を巻き込んだ戦いが始まろうとしていた。
次回から4巻目です。