落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

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 4巻目です。


嘗ての優しい記憶

今から数年前のユーラシア大陸北部にある雪が多く貧困層が大多数を占める国の

鈍色の冬空の下赤髪の10歳くらいの少女が古い教会裏手にある物置小屋の前で

緑色の酒瓶を手にしてこう言った。

 『こいつを口にしたらもうお前らは《子供》じゃない!俺達と同じ

《格好いい大人》の仲間入りになる!!そしたら仲間を裏切らず、弱い奴らを

見捨てないという覚悟を持っているのならその覚悟を見せて見ろ!‼』

 『《はい!》!』

 少女の言葉に5,6歳ほどの少年2人は小さな手の平で椀を作って・・・

前に差し出してそこに酒を入れて一思いに飲んで・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・2人同時吐いた。

 「《お・・・・おいぇええええええ!くっさあ!!喉が焼けるよおお・》」

 そう言って地面に手をついて吐く2人を見て少女は笑っていると・・・

一人の少年がこう言った。

 『(* ̄▽ ̄)フフフッ♪まだまだ《カッコイイ大人》には程遠いけど悪い子ね貴方は、《チームル》と《コンドラ》も未だ6歳なんだからそんなの飲めないって

分かっているのに。』

 『何言ってんだ***!背伸びするくらいが丁度いいんだよ!‼』

 

 

 

 

 

 

 ーーーああ・・・懐かしいわこの会話。

 ーーー私と『ユーリ』との会話。

 『こら『ユーリ』!貴方未だ小さな子にお酒なんか飲ませて!‼』

 『やばいシスターだ!皆ずらかれ』

 『今日のスープ抜きで良いんだったら逃げて良いわよ。』

 『『リーダーに無理やり飲まされました。』』

 『手前ら俺を売りやがったな――!‼』

 『ユーリ』はそう言われながらシスターに連行されていった。

 

 

 

 

 

 

 『あれ間違いなくスカート着せられるな。』

 『うん、シスターが調達してきた女物リボン付きでな。』

 《チームル》と《コンドラ》はドナドナされていく《ユーリ》に向けて

そう言った。

 『あ・・・あの***お姉ちゃん!これ!‼』

 すると物置小屋から7歳の少女が手製のマフラーを見せると・・・こう答えた。

 『あら、ちゃんと綺麗に編めてるじゃないの?頑張ったわね。』

 「じゃ・・・じゃあお姉ちゃんにプレゼント!』

 そう言って手渡すと・・・こう答えた。

 『あったかい・・・ありがとう《ナターシャ》。』

 『えへへ。』

 ーーーあの頃は本当に良かったわ、地元のマフィアから仕事を紹介されるけど

上納金でもらえれるのは雀の涙で皆と分け合うからたくさん働かないと

いけなかったけど・・・一人で生きていた時よりも充実していたわ。

 ーーー大切な仲間といられるのなら後は何もいらなかった・・・何時までも

こんな時間が続ければ良いと・・・そう思っていたのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「本当にそう思っていたのにねえ。」

 「「「「「「「アリスーーーーーーーー!!!!!!!!」」」」」」」

 『ユーリ』、私は今から・・・お星さまになるわ。きらりん☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さてさて何故こんな風なのかというと時は現代梅雨も終わった七月下旬!

 破軍学園は夏休みに入って大抵の生徒達は帰郷するが一輝達選抜優勝者達は

違っていた。

 来る七星剣武祭に備えて強化合宿が執り行われるのだが本来ならばKOKリーグの参加魔導騎士を講師として呼んで特訓するのだが今回の破軍学園の訓練は・・・

他校とはある意味比べ物にならない位に過酷であった。

 その内容が・・・これ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さてさて、拙者らは未だ健在ですよ?」

 「未だ・・・やるか・・・?」

 一輝と不二の両名におけるバトルロワイヤル。

 この2人がペアを組んで今回の出場者全員+生徒会メンバーがマジで!

殺す勢いで!!戦うのだがどうにもこうにも・・・傷一つ付けれていないのだ。

 本来ならば先ほど言ったKOKリーグ経験者が指導するのだがそっちは・・・

初日に一輝が物の12時間で全員凹してしまった為全員修行不足だーー!と言って

現在は南郷の下で修業し直しているらしくこれは流石にヤバいぞと思って黒乃は

苦肉の策として奥多摩にいる不二に特訓の相手を頼んでもらったのだ。

 当人も承諾している為今に至るのだが考えて欲しい・・・

巨人(武芸の才能滅茶苦茶有り)と一輝(人外剣士)が夢のタッグ組んで

相手どるのだから大抵の面々は・・・泣いて良いと思う。

 そして戦闘があった場所では・・・惨劇レベルだと思わんばかりの光景が

広がっていた。

 葉隠姉妹はボロ雑巾になって地に伏しておりカナタは失神、アリスは先ほど

不二の手によって星になってしまい(ただ殴られただけ)雷は地面に埋もれており泡沫は森の中で雑木林の中目を回しており恋々は逆方向で同じ様に、

そして残ったのがステラと刀華だけとなってしまい2人もまたボロボロであった。

 不二の方に注意を向ければ一輝が斬りかかり逆に一輝の方に注意が向ければ

不二が攻撃してくると言う悪夢レベルなその光景に普通ならば心折れるのだが

この2人は逆に闘争心が高ぶってしまって最早特訓?何ソレ旨いのって感じの

一触即発の状況となっていた。

 するとステラが刀華に向けてこう言った。

 「刀華先輩は一輝を!私が不二さんとタイマン張ります!」

 「絶対に・・・勝ったるばい!!」

 そう言って互いに対象相手に攻撃を放った。

 「「ウォォォォォォオオォォォォォォォォ!!」」

 その光景から黒乃と西京はこう一例を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まるで魔王相手に戦う勇者チームだな。」

 「魔王が無双するから勇者チーム全滅コースだけどね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その2分後にステラと刀華は失神して特訓は一度閉幕した。




 特訓内容・・・書いて思ったがルナティック級に攻略難しいな。
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