落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

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 前半はアリスとその師匠との会話です。


電話が鳴って

 その夜遅くアリスのいる寝室の中で電話のなる音が聞こえた。

 通話相手を見て驚いたアリスは急いで電話を取って通話した。

 「・・・お久しぶりですね『ヴァレンシュタイン先生。』」

 《ああ、お前が日本に発って以来だから半年ぶりだな。》

 電話の向こうでアリスがここ迄背筋を伸ばして真面目な顔をするのは

誰に対して見ても初めてであろうがそれは相手が相手なのだから。

 嘗て自分が子供ながら暗殺者としていた時にとある理由でお世話になった

鉛の様に思う厳格な声を出すのは・・・リベリオンの重鎮

《隻腕の剣聖》『サー・ヴァレンシュタイン』であるのだから。

 するとアリスは少しびくついた様子でこう聞いた。

 「先生が今電話に出ていると言う事は若しや既に日本に?」

 《ああ、監督を任された身だからな。其れと一つ野暮用でこの国に来たのだ。》

 「野暮用とは・・・計画についてですか?」

 《いや、それとは別でな。魔力は無いのだが中々の強者揃いで既に偵察と言って

襲撃した面々が悉く殺されたからな、そこで私がこの間来て奴らと話し合い・・・

まあ早い話が殺し合いだが中々の強者だった・・・

久方ぶりに本気で楽しめたよ。》

 「!!」

 それを聞いてアリスは冷や水を氷事頭から足の爪先に掛けて全身に染み渡るような恐怖心を感じるが『ヴァレンシュタイン』はこう続けた。

 《彼らとは今後も色々と世話を掛けることとなるがまあ仲良くしておくが良い、

今後は彼らと共にもしかしたらセカイヲ駆けまわるかの知れないからな。》

 それとだと言ってこう続けた。

 《奴らとは別に奇妙な・・・本人は警官だと言ってはいたが奴は

只ものではない、あれはまるで血に飢えた狼と言っても言い奴だ。》

 「狼・・・ですか?」

 《ああ、奴の突き技には恐れ入った。私の剣技を悉く跳ね返したどころか

能力に対して数回で熟知したどころか対応されるのだから私も死を覚悟したが

平賀のおかげで難を逃れた・・・気を付けろ、奴は間違いなく我々と同じ

人殺しを是とする存在だ。》

 「はい・・・気を付けます。」

 《それとだが任務は順調かと言いたいが・・・緋村一輝を見て貴様の感想を

聞きたい、奴に勝てるか?》

 そう聞くとアリスは難しい顔でこう答えた。

 「難しいですね・・・私の能力で背中や色々な所を攻めようとしても

回避されるどころか返り討ちですよ、あれと戦える相手となると

先生位なものかと?」

 《ふむ・・・ならば当初の任務とは違うが奴らを倒さずに最終目的である

《奴》を殺す任務はドウダ?》

 それを聞くとアリスは今度は軽い口調でこう返した。

 「命令ともなるのでしたら何時でも・・・もう彼女は終わりそうですから殺せば楽になると思っているんじゃないかしら?」

 《そうか、まあ殺せるなら殺せ。出来ないのであるとしてもまあ・・・

どうにも出来まい。》

 そう言うとそれとだとこう続けた。

 《スポンサーからは徹底的にやれと言う事だ、『前夜祭』

楽しみにしているぞ。》

 そう言って電話が切れるのを確認するとアリスはふ~~と息を吐いて

こう言った。

 「久しぶりに先生の言葉を聞いたけどあの先生が楽しむってどんな連中なのよ

恐怖しかないわ~~。」

 そう言いながら寝ようとすると・・・とんとんと扉を叩く音が聞こえたので

誰だろうと思ってドアを開けると目の前にいたのは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「一輝君?」

 「おおアリス殿、今宜しいかな?」

 一輝がアリスに向けてそう聞くとアリスは暇だとそう告げるとこう言った。

 「どうだ、夏の月夜を肴に一献。」

 そう言って両手には酒瓶があったのであらと言ってアリスはこう答えた。

 「頂くわ、外で飲むのかしら?」

 「無論。」

 そう言って2人は外に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして同時刻。

 東京の陸橋の下にあるおでん屋屋台

 そこでは2人の人間が食していた。

 一人は年格好から見て一輝と同じくらいのどこにでもいそうな・・・

だが何処ともなく今の子供にはない鋭い目つきをした少年と頭頂部に触覚の様な

はねっ毛を持つ工事現場の服を着た目が細く誰からも慕われそうな

そんな目つきをしたオールバックの男性が席に座っていると・・・

後ろから声が聞こえた。

 「やっと見つけたデ何しとるんや****はん?」

 「・・・何だお前か。」

 目の細い男性が突如として・・・ぎろりと目つきを鋭くしてそう言った

目の前にいる男性は・・・頭がまるで箒みたいにしている背中に幾つもの

竹刀袋を持った関西人の男性がそこに立っていた。

 「何だお前かはないやろがあんさん!こっちはあっという間に

浦島太郎になってもうたから右も左もわからずに金なんて日雇いの仕事で

稼いでいる中でやっとのことで集めとったと言うのに!!」

 「まあまあ***さん、それで収穫はありましたか?」

 少年がそう聞くと関西弁の男性はニヤリと笑ってこう答えた。

 「大収穫や、うちらが探している連中の内3人が東京周辺の

どっかにいるちゅうことが分かったが詳しい場所は分かっとらんが一つ

面ろいもんが見つかったで。」

 そう言って見せてきたのはとある週刊誌、古い奴で発行されたのは・・・

緋村一輝がこの世界に来た次の日である。

 「その写真に写っとるこんガキは間違いなくやろな、あんガキも

この時代に来たちゅうことは確定でも一つあるのはこれ・・・

どうもきな臭い動きしとる連中が確か・・・破軍学園の周りに集まり

始めとるらしいんや。これはもしかしたらもしかするかもしれんで?」

 どないすると聞くと皿にある汁を飲み干すと代金払ってこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほう・・・抜刀斎の弟子もいるのなら丁度いい、こっちの手を

貸してもらわなければいかんからな。」

 そう言いながら煙草を吹かして屋台から出て2人に向けてこう言った。

 「抜刀斎の弟子がいると言う事はそこに奴らも来ると言う事、

奴は何処にいるのか知っているのか?」

 「勿論、破軍学園や。」

 「なら・・・行くぞ。」

 そう言って向かうその光景はまるで・・・戦場に行く侍の如き感じであった。




 後半の3人は恐らくわかるかもしれませんが「るろ剣」の面々が又もや
来ています。
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