「それが私の全てヨ、私の目的は貴方達の暗殺。そして私の本当の所属は暁。」
「暁・・・それがお主の所属している組織の名か?」
「そうよ、これで私はばれちゃったから出ていかなければいかないけど・・・
やらなければならない事が出来たわねえ。」
アリスはそう言いながら・・・自身のデバイスを顕現させた。
そしてアリスは影の中に入った。
そして一輝も継裏を顕現させて・・・剣気を放った。
その瞬間に辺り一帯にいた動物たちが眠りから目を覚まして逃げ出していった。
間違いなく生物の本能がそうさせているのだとアリスは影の中で確信するがここで仕留めるか失神させなければ自身の任務が達成出来ないと考えて
ナイフ型のデバイスを構えて・・・一輝の足元から出て這い出すかのように
出てくるとアリスはこう思っていた。
「(狙うのは心臓只一つ!ここで彼を止める!!)」
そう思って心臓を貫く勢いであったが・・・すぐ様に鞘で受け止めた。
「!!」
嘘だと思いながら一瞬呆然としたのが迂闊であった。
そしてその儘・・・回転して龍巻閃を叩きつけた。
「かハア!」
いけないと思って影に戻ろうとするも一輝は其の儘蹴り飛ばした。
「ごば」
肺の中から酸素が吐き出されてしまい其の儘着地した。
「本当に人間なの貴方は・・・?」
「拙者は人間だ、只の・・・憧れに追い付こうとひたすらに剣を振るった
その剣にある願いすらない空虚な存在だ。」
一輝はそう言いながら継裏を構えるとアリスは笑いながらこう返した。
「フフフ・・・空虚ね、それならさ、私は一体何なのよ!!」
アリスはそう言いながらデバイスを構えて再び一輝に戦いを挑んだ。
「何があったんたい一輝君。」
刀華はそう言いながら窓の向こうで戦っている一輝とアリスの戦いを
眺めていた。
明日帰るのに何でと思っていると・・・背後から声が聞こえた。
「会長、この感じは」
「カナタちゃん、如何やら緋村君が有栖院君と戦っているようだけど
何故今になって。」
理由を知らない刀華がそう呟くとカナタがこう言った。
「一輝君がこう言う事するときは何かある時だけです、私は彼が
何か有栖院さんに対して伝えたいことがあるんじゃないかと思います。
会長、ここは彼に託すべきだと思います。」
「カナタちゃん!」
「会長、お願いします!彼に任せてくれませんか!!」
お願いしますとカナタは頭を下げると刀華は暫くして・・・こう答えた。
「分かったわ、けど万が一があれば無理にでも割り込みますので。」
そう言うと・・・更に声が聞こえた。
「だったら僕達も手伝うよ刀華。」
「うたくん!」
「僕達も何故彼がこんな事するのか気になるけど彼が何も意味なしに
行動するとは思わないから。」
「恋々。」
「それにだ、何かあれば我々も駆けつけるのだから問題ないであろう。」
「雷君。」
そう言って生徒会全員で何とかしようと思っていると・・・
すぐ近くで起きたステラが全員に向けてこう聞いた。
「其れってつまり私達が一輝を止めなきゃいけないって話だけどさ・・・
そんなの可能なんですか?」
「「「「「あ。」」」」」
それを聞いて全員が思い出したのだ。
練習には不二が加わっていたとはいえ一輝は現役リーグの騎士をあっという間に倒してしまった実力者なのだ、それに未だ素の実力を見せていないのに
自分達で何とかしようと言ってどうしようと思っていると葉隠姉妹がこう続けた。
「それに・・・私達だって黒星ばかりだしね。」
「私達って本当に弱いよねえ・・・。」
ハ~~と溜息付いていると全員何も言えなくなってしまい刀華ですら
もう一度纏雷を使って勝てるのかどうかと言う手合いに
もう一度戦いを挑まなければならないと言う現実にどうすれば良いのか
考えなければならなくなった。
そんな中アリスは一輝に対して激しく攻撃するがそれは全て弾かれるどころか
返り討ちに遭ってしまい既に幾つもの痣が出来ていた。
更に言えば距離を離そうとすると何故だか・・・出てくる場所の目の前に
何時の間にか現れて攻撃するため距離を離そうとすることも
封じられてしまったのだ。
これまで幾度もの暗殺をしてきたアリスは既に察していた、自分は彼には
勝てないと言う事実を知っていながらも何故戦うのかと思っていた。
バレれば仕事が出来にくくなるから?ヴァレンシュタインは
それは無理ならしなくてもいいと言っていた、ならば何故逃げないんだ?
何故戦うのかと自問自答する中で・・・声が聞こえた。
ーーー偽善な言葉を吐くから?
「そうね、彼はよくあんなことが」
ーー本当は違う。
「何言って」
ーー本当はあの時そんな言葉を掛けて欲しかった
「そんな訳」
ーーあの言葉に向けて言った言葉を聞いて思い出したからでしょ?
「黙って」
ーー守れなかったユーリに。
「黙りなさい」
ーー一緒にいてくれたユーリに。
「黙れ」
ーーたった一人愛した人に影を重ねた
「黙れーーーーー!!」
「!!」
一輝は突如として大声を上げたアリスを見て何だと思っているとアリスは・・・何故か分からないが口調が変わってこう言った。
「黙れ黙れ黙れよクソが!ユーリを見捨ててのうのうと生きている
あいつらを守って良い気になっているあの男が何であんなに強いんだよ!!
何で俺は・・・俺は弱いんだ・・・!!」
心の底から溢れんばかりの泥を出す様に吐露するその光景に一輝はアリスが
復讐者としての自分がいると言う確信を抱いているとアリスは・・・デバイスを
空に掲げてこう言った。
「ぶっ壊してやる!この世界を!!クソったれな理由で
弱者を踏みつぶすしか能がねえ権力者共を皆殺しにするまで俺の復讐は・・・
誰にも止められねえんだよ!!」
そう言いながら自身の心臓目掛けてそれを・・・刺した。
「!」
一輝は何故だと思っていると刺したところから・・・黒い影がアリスを
覆い始めたのだ。
そしてその儘暫く経つと・・・漆黒の刀身が一輝目掛けて襲い掛かったのだ。
「!!」
一輝はそれを弾き飛ばすとそれはロープの様な物で結ばれていて
黒い巨大な影の下に戻るとそこにいたのは・・・アリスではなかったのだ。
全身漆黒の鎧
尻尾の様なナニカ
そして何よりも際立つのは・・・赤く輝く瞳
そしてそれから・・・アリスの声が聞こえた。
『さあ始めようぜ偽善者さんよ~~、・・・この《アリス=ユーリ》が
手前の化けの皮を剥がしてやるよ!‼』
アリス(鎧形態)
見た目は《ガンダム鉄血のオルフェンズ》に出てくる体は第4形態で
レクステイルを持っている『バルバトス』
アリスが男口調になった時に出る形態であまり出ない。
本人が暗殺でナイフを使うのに対してこの形態は蹂躙形態でありあらゆる敵を
力任せに捻じ伏せると言うアリスらしからぬ戦い方を主にする為
ヴァレンシュタイン曰くだがこう言っていた。
『あいつにはもう一つ別の人格があるようだな』とそう言っていた程である。
また黒い影から武器を出すことができる為多種多様な戦法を可能としている。