ガギガギと奏でるは互いの剣戟、その剣戟は瞬きの光と音を奏でて
一つの芸術となっておりそれをまともに見れるのと言えば・・・彼らと同じく
超一流の剣客かそれとも・・・機械でしかない。
「いやあコレッテ無理だわ無茶苦茶に無理でしょ。」
電柱の上で平賀はそう言っていると・・・そうだといってカメラを取り出して
こう言った。
「これ録画して動画サイトに配信してみよう、儲かるかもねエ。」
そう言いながら録画してそれを・・・何処かにあるインターネットで少年が
操作していた。
「良し届いた、頼むから持ってくれよ~~、僕のお人形さん。」
そう言うのは漆黒のローブを身に纏った少年であった。
そう、この少年こそが・・・平賀である。
今動かしているのは近くにあるドローンから動かしている人形を観測しながら
指示を魔力で造った糸で操作している中で少年はパソコンのインターネットで
先ほどから人形頭部にある小型カメラと現在録画しているカメラ
(こちらは予備)の同時使用で動画サイトに今アップし始めておりこう言う内容となっている。
『ヴァルキリー対新星、人外同士のとんでもバトル!果たして真の人外は
誰だ選手権(( ´艸`)(笑))。』
傍から見ればひどすぎる内容だなと思うのだがまあ本人はこんなもんだろ
思って視聴回数を見ようとして暫くすると・・・
・・・・・たった1分で9桁に迄跳ね上がった。
「え!嘘ナニコレ!!ちょこれ怖!?」
そう思いながら暫くすると更に増えてきた事に恐怖心を覚えている事であった。
そして学園では最早屋上が見る影もない程酷くなっていた。
床はひび割れて中には穴が開いているのがあるかと思いきや
貯水タンクが斬り刻まれたかと思いきや一輝とエーデルワイスが互いに
弾け飛ぶ寸前の水の塊に互いに前に出たかと思いきや・・・血と交わってピンクになり始めた水溜まりが何故かバラバラになってしまい其の儘2人は濡れることなくその場から離れた。
そして互いに着地した瞬間に一輝はすぐ様に地面を這う様に移動して
技を入れた。
龍翔閃
然しそれはエーデルワイスがすぐ様に防御に回って不発に終わって・・・一輝はそれを蹴りで叩き上げて無理やり突破した。
蹴撃刀勢
刃と峰の間の僅かな場所に正確に叩きこむことに成功した一輝であったが
エーデルワイスは弾かれたと同時に半歩退いて顎に少し斬り傷が
残った程度で済んだがエーデルワイスはお返しと言わんばかりに
自身も横から一輝の顔めがけて蹴りを放つと一輝はそれを寸でのところで回避して腰に差している鞘でへし折ろうとするも右からの剣の攻撃を受け止めて回避した。
そして一輝は着地したと同時に牙突で攻撃するもエーデルワイスは
それを回避すると屋上の出入り口が・・・破壊された。
そしてエーデルワイスは其の儘左側から剣で斬り裂こうとして・・・一輝の姿が見えなくなってしまった。
「!?」
何故とエーデルワイスがそう思った瞬間に僅かであるが・・・殺気に気づいたエーデルワイスが後ろを振り向くとそこにいたのは・・・鞘と継裏を逆手で
構えている一輝の姿がそこにあった。
回転剣舞6連
刹那の如き6連撃をエーデルワイスはそれらを全て弾き返した瞬間に・・・
一輝は驚くものを目にした。
何とエーデルワイスが・・・双剣を逆手で持っていたのだ。
そしてその構えは間違いなく・・・回転剣舞6連の構えであった。
双龍閃
一輝はそれを双龍閃で全て弾く・・・事が出来なかった。
肩に僅かであるが・・・血が滲み出ていたのだ。
そして互いに離れるとエーデルワイスはさっきの技の感触を確かめて
こう聞いた。
「今の技は如何やら私にとって適している技だと思いますが本来でしたら双剣でやるべき技なのでは?」
そう聞くと一輝はアハハと笑ってこう答えた。
「正解です、正確に言えばそれは小太刀二刀流の技。本来でしたら
小刀でこそ真価を発揮する剣術です。」
そう言いながら構え直すとエーデルワイスはそうですかと言って一輝に向けて
こう聞いた。
「何故貴方は強いのですか?」
「おろ?」
「貴方の強さでしたら世界を、遍く騎士達すら凌駕するのに
何故未だ未完な子供たちの遊戯に参加する?」
そう聞いて来たのだ、エーデルワイスですら一輝の実力には感服しているのだ。
今現状の強さでもまず間違いなく世界リーグに出場できるはずなのに何故今更
七星剣武祭に出るのかと問いて来たので一輝はこう答えた。
「拙者は未だ未熟、師匠やあの人たちの背中を傷つけることなく守る事が
未だできないこの身で世界を見ようなど愚の骨頂だよ。
そして何よりも未完と言うのは詰まる話が彼らは更に強くなれると言う事、
ならば拙者はそんな彼らと戦い己を極めて高みを目指す。それが拙者が
七星剣武祭に出る理由だ。」
それ以外にあるかと聞くとエーデルワイスは・・・少し微笑んでこう答えた。
「そうですか、ならばその意志に応えて私は貴方を討ち果たしましょう。」
そう言ってエーデルワイスが双剣を構えると一輝は継裏を・・・
納刀して抜刀の構えになった。
エーデルワイスは直感で理解した、今あの状況で彼は最大の一撃を
放とうとしていることを。
そしてそれに対して自分が出来る事はただ一つ・・・全ての魔力と剣気を
この一撃に全て込めると言う事である。
互いに数歩離れた場所、だが2人からすればたった一瞬で近づける距離。
そして互いに相手のみを見て構えていると平賀がポケットから小銭を取り出してそれをピンと弾き飛ばしてそれを平賀が掴んだ瞬間に・・・
「「!!」」
互いに一瞬で動き出した。
そんな中でエーデルワイスは一輝の・・・足を観察していた。
抜刀術に於いて充填すべきは足、そこに目を付けてさえいれば
どこで抜刀するかが分かるしその数瞬前で攻撃すると言う考えである。
利き手とは逆の足、そこを踏み込んだ瞬間が勝負だと思ってエーデルワイスは
双剣を上段で構えて2歩目が付いた瞬間にエーデルワイスはこう思っていた。
「(ここ!!)」
エーデルワイスはそこだッと感じて足の力を最大限に上げて其の儘双剣を
振り下ろそうとしたその時に!・・・違和感に気づいたのだ。
それは一輝が・・・未だ抜刀していないのだ。
「(何故抜かな・・・まさか!?)」
エーデルワイスは何故と思ってとあるわずかな可能性を思いついて
もう一度足の方を見ると・・・内心驚いていた。
「(三歩目・・・・!!!)」
それを見て初めてエーデルワイスが驚いた瞬間に一輝は抜刀して・・・あの技を放った。
飛天御剣流奥義・天翔龍閃
その技を放った瞬間にエーデルワイスは降ろしていた双剣を・・・
防御に徹して受け止めたのだ。
バリンと割れた・・・自身の双剣の片方のデバイスを見て。
「(デバイスが!・・・然し未だもう一本ある・・・
ここに全てを掛ける!!)」
エーデルワイスはそう考えてひびが入っていた
もう一本に残った魔力を全て集中して直した。
双剣であったことから割り振られていた魔力が一本になったことで
直したどころか更に強化してその頭めがけて斬り落とそうと振り下ろす手前で・・ナニカに引き寄せられる感覚を感じた。
「(!!何故!?私が彼に引き寄せられ・・・・まさか!!)」
エーデルワイスはそう思って前方を見ると・・・周りにあるコンクリートが
一輝とエーデルワイスの間に引き寄せられているのが見えたのだ。
そしてエーデルワイスはある仮説に行きついた。
それが・・・これ。
「(弾き飛ばしたあの一撃目・・・先ほどの衝撃と威力によって弾かれた空気が時間差を生じて辺り一帯の物体事元に・・・・いや違うこれは
戻っているんじゃない!!・・・これは引き寄せられて・・・
吸い込まれているんだまるで・・・
あの私の前で造られているブラックホールに!!)」
そう、魔力と剣気が混じり合った事で異質の空間が出来上がり一瞬の真空状態を両者の前で作り上げたのだ。
そして一輝は更に回転を加えてエーデルワイスと自身の間に造られていた
ブラックホール目掛けてその剣が走り出した。
ブラックホールの吸引力を利用して剣の速度はさほどよりも速く・重く・
そして何よりも強くその意志を込めた剣がエーデルワイス目掛けて向かった。
「ウォォォォォォオオォォォォォォォォ!!」
飛天御剣流奥義・天翔龍閃は超神速の抜刀術、魔力を加えたことで
疑似的なブラックホールを創ると言うその偉業は正に天に敵なしとも言われる
竜の如く。
そして!
飛天御剣流の抜刀術は全て・・・隙を見せない二段構えである事である!!
そしてエーデルワイスは天翔龍閃が命中する直前に造られたブラックホールからある物が垣間見えた。
それは・・・龍。
何物にも染まらず、只々黒く。
されど気高くそして何よりも・・・堂々とした姿。
だが緋村一輝の背後に移るは・・・雲だ。
嵐が吹き荒れる黒い雲。
あらゆる全てを風と雷で吹き飛ばし焼き払い全てを無に帰す黒い雲を見た瞬間にエーデルワイスはこう呟いた。
「これが緋村一輝・・・ああ、私はやっと出会えたんだ・・・
・・・・・全てを出し尽くしてでも超えたいと願える人に。」
その言葉と共に天翔龍閃はエーデルワイスに命中してその瞬間に・・・
巨大な竜巻の如き風が屋上を包み込んでそして屋上が・・・
・・・・・文字通り半壊してしまったとさ(テヘペロ)。
次回は一サイドから。