そして・・・それは始まった。
年に1回行われる大会。
『七星剣武祭出場枠選抜戦』が。
「へええ・・・ここがねえ。」
一輝はそう言いながらステラ・ヴァーミリオンの試合を見に来ていた。
「相手はあの鎧の人か。」
そう言いながらステラ・ヴァーミリオンと対戦相手を見比べて・・・こう言った。
「これは最早ステラ殿の勝ちだな。」
そう思いながら構えている人間を見て・・・こう言った。
「あちらは既に自分の最後を悟っているな。」
そう言うと・・・。
「・・・・参った。」
「まあ、当然だね。」
「アアアアアアアア!!力が持てあますーーーー!!」
「まあまあ、落ち着かれよ。次に向けて温存していると思えば。」
「だってだって!!折角3年相手に戦えると思ってたのに
棄権するなんてーーーー!!」
何やらステラはストレスが溜まっているようであるのだが一輝は落ち着かせようとしていた。
何故この二人が一緒なのかと言うと・・・。
朝方。
「今日は『七星剣武祭』!絶対一番乗りしてやるんだから!!」
そう言いながらステラ・ヴァーミリオンは散歩している中で・・・
奇妙な光景を見た。
「?・・・狸・・・だっけ」
そう言いながら前に通り過ぎた狸を見つけて通り過ぎていくのを見て
何だろうと思って着いて行こうとして見てみるとそこには・・・。
「・・・・・ナニコレ?」
そこで目にしたのは・・・。
「(緋村君が動物に群がれてるウウ!!!)」
直立した状態で何かしようとしている一輝の周りには野良の動物が一輝の周りで寝転がっていた。
「(え?ナニコレ!?どうなってんの!!センニン?・・・って奴!?)」
ステラ・ヴァーミリオンは驚きながらもそれをよく見ようとして・・・
風が木々を揺らしたその時に・・・・。
「はああアアアアアアアア!!」
一輝の声と共に木々がギシギシと軋みを上げ、散った木の葉が全て弾きとんだ。
そして動物たちもわれ先にと虫迄もが逃げる始末であった。
「キャアアアアアアアア!」
ステラ・ヴァーミリオンはそれにびっくりして・・・腰からヘタリと
倒れこんだ。
「・・・・ふうう。」
これでしばらくは大丈夫だなと言って林から出ようとすると・・・・。
「おろ?ステラ殿、どうしたんです。こんな所で??」
「あ・・・・あははははは・・・・。」
ステラは一輝の言葉を聞いてから笑いして言うとが一輝はこう言った。
「何でここにいるか分からぬが風邪ひくぞ。」
其れじゃあと言うと何か・・・引っ張られるのを感じた。
「おろ?どうしたんですステラ殿??」
そう聞くとステラは恥ずかしながら・・・こう言った。
「ねえさ・・・。」
「?」
「・・・おぶって?」
「・・・・おろ~~。」
「腰を抜かすとはまた・・・。」
「煩いわね!びっくりしたんだからしょうがないでしょう!?」
ステラはそう言いながらも一輝の背中でおんぶられていた。
「ねえさ、緋村君?一つ良い?」
「?何でしょう」
「・・・あれって・・・何?」
魔力なのって聞くと一輝は少し難しそうに・・・こう答えた。
「あれは『剣気』ですよ。」
「『剣・・・気』?」
ステラは何それと思っていると一輝はこう答えた。
「簡単に言えばそうだなあ・・・『剣士が持てる気迫』・・・
みたいなものかな?」
「・・・『気迫』・・・それって私にも出来るの?」
そう聞くが一輝はいやと首を横に振ってこう答えた。
「『剣気』が使えるのは一握りの・・・本当に剣に精通している達人にしか到達できないまさに・・・剣士の到達点の証だと僕はそう思っているけど僕のは
未だそこまで到達してないんだよね。」
そう言うとステラはこう言った。
「ええええ!!あれでもまだなのーーーー!!」
「まあね、師匠だったら動物にも当てる事なかったんだよねえ。」
まだまだだよと言っている一輝を見てステラは・・・こう言った。
「・・・あんたやっぱりバケモノよ。」
「おろ!?」
まさかのその言葉であった。
そう言う事もあってかステラは一輝に心を許したのだ。
そして暫くして落ち着くとステラはこう言った。
「そう言えばさ、アンタ知ってる?対戦相手??」
そう聞くと一輝はこう答えた。
「うん、『折木先生』の話によれば僕の対戦相手は『桐原 静也』と
言うらしいのだが知っておられるか?」
そう聞くとステラは首を横に振ってこう答えた。
「ううん、けど噂によればプレイボーイで女の子を
取っ替え引っ替えしているって言う噂なのは聞いたことあるわね。」
そう言うとステラはこう続けた。
「ま、あんなバケモノ技や気迫を使えるアンタなら大丈夫でしょうから。」
負けるんじゃないわよと言ってそのまま立ち去って行った。
「・・・まともな情報が得られなかった。」
一輝は溜息交じりでそう言いながら立ち上がった。
「さてと・・・何時でもやれるように準備しておきますか。」
そう言いながら一輝は準備していた。
「へええ・・・こいつがあのねえ。」
夜の学園においてそう言っている女性がそこにいた。
彼女は一輝の情報を見ながらそう言うとこう続けた。
「・・・どんな奴か楽しみだね♪」
いや無理でしょうが!!byステラ