落第騎士の令和剣客浪漫譚   作:caose

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 試合が始まるまでの状況です。


説明聞いて。

 次の日・・・。

 「ええと、『緋村一輝』君ですね。黒乃理事長からお話を聞いておられます。

ルール説明しますが宜しいでしょうか?」

 「ええ・・・まあ。」

 外国語じゃなければ良いんだと一輝はそう思いながら説明を聞いた。

 「『選抜戦』は『七星剣武祭』同様に実戦形式で行われる1対1での決闘です。

制限時間はなし、ギブアップ、つまり降参ありで《幻想形態》は使用されず

命の危険を伴います。」

 「それは生徒の命を・・・何とも思っていないのですか」

 そう言うと一輝は知らずの内に・・・剣気を放った。

 「ヒィイ!!」

 受付カウンターの女性職員はそれに恐怖してガタガタ震えていると・・・後ろから声が聞こえた。

 「大丈夫だよ~~。」

 「?」

 一輝は何だと思って振り返るとそこにいたのは・・・。

 「・・・何奴でしょうか?」

 「・・・ウハ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ!!初めましてウチはここの教師の

『西京 寧音』さ。万が一に備えてウチラ教師陣がスタンバってるし

レフェリーもいる。ま、腕が吹き飛ぶくらいのリスクは覚悟しておいたほうが

良いけどそう言う連中は『再生ポッド』にぶち込んで治しといてやるから気兼ねなく勝負しておきな。アンタガ入学すればタブレット型の生徒手帳が給付されるから

それに出てくる試合の参加の是非を『ハイかいいえ』で答える事。まあ、

『いいえ』を選んじゃうと抽選から弾かれるから気を付けな。」

 西京と言う少女に見える女性はそう言うと一輝は・・・剣気を抑え込んで

こう言った。

 「それは助かりますね。」

 そう言うと一輝は受付の女性に謝罪してこう言った。

 「先ほどはすみませんでした。それでは拙者は何処に行けば?」

 そう聞くと西京はこう答えた。

 「第3闘技場だよ。地図はそこに映ってるから見ておきな。」

 「おろ?成程ここか・・・では。」

 一輝はそう言ってそこから立ち去ると受付の女性が・・・ヘロヘロと・・・

失神した。

 一方の西京は一輝が立ち去った方向を見て・・・油汗まみれになって

独り言でこう言った。

 「プふぁああああ・・・・ありゃあバケモンだわ。下手したら学生時代の

ウチ以上にヤバい奴だね。」

 そしてこうも言った。

 「クーちゃん。・・・ありゃあ下手したら対戦相手が死ぬよ。」

 そう言いながら自分も立ち去った。

 「・・・あ!気絶したあの子連れて行かなきゃ。」

 そう言ってくるりと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここか。」

 一輝はそう言って控室に入った。

 部屋の中にあるのは数個のロッカーと長椅子、後は壁に貼り付けられている

姿見の鏡だけである。

 「さてと・・・。」

 一輝はそう言いながら長椅子に正座で座って竹刀袋にいれている

逆刃刀を出して・・・黙禱した。

 今までと同じように・・・経験から得た戦術で戦う。

 相手の思考を読み取る事も念頭に置いてやっている。

 そして暫くして・・・・。

 

 

 

 

 

 

 『《緋村一輝》君。試合の時間になりましたので準備してください。』

 アナウンスの声が聞こえると一輝は逆刃刀を竹刀袋に入れ直して持って

こう言った。

 「それでは行ってきます。・・・師匠」

 そう言って一輝は出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『さあ、第3試合が終わり本日は第4試合も兼ねて特別試合となりますが

そう言えば西京先生、誰なんですか対戦相手は?』

 そう聞くと西京は・・・ニヤリと笑いながらこう言った。

 『まあ・・・見ればわかるよ。あ、そいつの紹介はあたしがやるから。』

 『そうですか、でしたら彼の紹介はこの私放送部の『月夜見』が実況と

並行してやりましょう!』

 そう言うとその人間が出てきた。

 『昨年に1年にして七星剣武祭出場と言う快挙を成し遂げ、またその1回戦で

優勝候補の一人でもある『文曲学園』3年をワンサイドゲームで打ち破った

前年度主席入学者!決して無理はせず、勝てる相手から確実に勝つという

そのスタンスからついた二つ名は《狩人》!!七星剣武祭代表有力候補の一人!

二年の《桐原 静矢》‼!』

 実況に合わせて手を上げるこの茶髪の線の細い男性がいた。

 かれこそが『桐原 静矢』である。

 すると観客席から黄色い声が上がった。

 『流石は桐原選手ですね。その容姿の良さで女子受けは抜群です!』

 『うちはもーちょっとワイルドな方が好みなんだけどねーー。』

 『西京先生の好みを聞いている人間なって誰もいませんよ。』

 『さいですか。』

 そう言うと・・・西京は出てくる人間を見てニヤリと笑いながらこう言った。

 『来たよ。』

 『え!あれが・・・って・・・あの人』

 月夜見は何やら驚いているがそれは他の生徒も同じであった。

 

 

 

 

 

 「おい、あいつ」

 「あたしテレビで見た!」

 「嘘だろアイツ騎士だったのか?」

 そう言う声が聞こえる中西京はこう説明した。

 『アンタらも知っていると思うがそいつはね。』

 『9連撃の急所技を一撃で決め。』

 『テロリストを1回で4人も沈めてしまう・・・』

 『今や知らぬ者もいないサムライ!!『緋村一輝』だあああ!!』

 『『『『『ゥおオオォォォォおおおお‼!!!!』』』』』』

 客席にいる全員が大声を出すと一輝はそれを見てこう思っていた。

 「(拙者はそんな大それたことしていないのだがなア。)」

 そう思っている中桐原はこう言った。

 「へえ、君騎士だったんだ。けどねえ・・・君じゃ僕には勝てないよ。」

 「其れはやってみないと分からないよ。」

 一輝はその言葉に対してそう返すと桐原はこう続けた。

 「イヤ分かるさ。・・・君程度なら何人も倒したこの僕が言えるのだから!!」

 そう言いながら桐原はデバイスを展開した。

 「さあ、狩りの時間だ。《朧月》」

 そう言いながら桐原は翠の色をした弓を手にした。

 そして一輝はと言うと・・・。

 「行きましょう・・・『継裏』。」

 そう言いながら一輝は・・・黒い鞘とそれが納められている剣を出した。

 「へええ・・・そう言うタイプなんだ君の?」

 桐原はそう言うと・・・暫くして・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 『それでは第4試合、開始です!!』

 

 

 

 

 

 

 

 開始のゴングが鳴った。

 




 次回は・・・まあ、分かり切ってんだけどね。
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